外部の状況に不満やストレスを感じることは誰にでもあるだろう。
家庭、住んでいる近隣地域、職場などが主で、自分の力では解決不能に思えることも多いだろう。
また、支配者(国家、権力者、エリート層等)に対する不満というものは、いつの時代のどの場所でもあるものだが、それが特に高まることもある。
専制国家では、支配者への不満は抑えつけられるが、民主主義国家では、基本的に、支配者への不満は常に発せられる。
ところが、民主主義国家でも、支配者への庶民の不満を代弁するはずのマスメディア(テレビ、新聞等)が支配者にコントロールされると、民主主義国家でも、支配者への不満は表立っては出てこなくなる。
また、民主主義国家においては、昔から、支配者への不満には的外れなものも少なくはなく、その極端なものである陰謀論が人気が出ることもある。
そんな陰謀論は、当然、テレビや新聞には出ず、昔であれば、もっぱらオカルト雑誌やオカルト本で語られていたが、今はインターネットのSNSがあるので、昔とは桁違いに露出されるようになった。ただ、現在はまだ、SNSを利用しない人が特に年配者には多く、また、マスメディアの影響力はまだまだSNSより大きいように感じる。

現在、日本では一般国民の政府への不満が高まっているように思われる。
少し前は、そのように政府に強い不満を持つのは、低所得者層など、社会に不満を持つ者が多かったが、現在は、明らかに物価が高く、一般国民の政府への不満が高まっている。
また、SNSをよく利用する人々の間では、ワクチン問題、税制問題、被災地の救済の薄さ、自然エネルギー問題、マイナカード・マイナ保険証問題、電気自動車問題などでの政府への不満が大きいが、それらの不満がかなりまっとうで陰謀論とは言えないものが多いと思われる。
それで、「日本は終わり」「政府高官は売国奴」みたいな主張も多く、それらがSNSのアクセス数稼ぎの煽りという部分もあるのだが、エビデンスも理屈も立派なものも多いと思われるのである。

つまり、今はもう、本当に日本が堕落・・・を超えて危ない状況であると言えるかもしれない。
それで、反政府を掲げる参政党や日本保守党に熱狂的な支持者が増えているが、革命を起こすほどの勢力ではない。
また、政党でなくても、政治団体、言論団体、ジャーナリスト、学者等有識者、個人などがSNSで支持を集めていることも多いが、それぞれは弱小で、さほどの影響力はないが、最近では、それらが協力し合ったり、政治家と連携したりで、存在感や影響力を高めていることもある。まあ、それでも、まだまだ力は弱い。
日本に危機を感じているか、単に個人的不満が大きいのかの区別がつかないことも多いが、上でも述べた通り、参政党や日本保守党が現れると、救世主が現れたように思い熱烈に支持する人も多いが、道は険しい。まず、それらの政党が本当に正義の理念を持っているのかすらはっきりしない。いったん熱狂すると、なかなか熱が冷めないので、今も参政党の支持者も沢山いるが、いろいろゴタゴタガあって、今後の発展は疑わしい。
日本保守党は目新しさもあるが、百田尚樹という卓越した作家・・・しかも元超一流の放送作家という、大衆の心を掴む名人によりブームを起こしている。しかし、直近のことで言えば、東京都の補選で飯山陽氏が乙武洋匡氏に勝つことは極めて難しい。

ところで、引き寄せの法則によれば、外部の状況は自分の心が創り出したものである。
これは、最近ここでよく話題にしている想定の法則でも同じで、むしろ、想定の法則でより明確に説明出来る。
また、現実がどうであえるかは、あくまで解釈の問題であり、それで言えば、引き寄せを持ち出すまでもなく、「世界は心が作っている」と言える。これを一定の方向に進めて説明した論が、共同幻想論(吉本隆明)、唯脳論(養老孟司)、唯脳論(岸田秀)と言えると思う。

頭の良い人の中には、日本に深刻な危機感を持ち、しかも、AIが支配者の味方になれば、我々庶民には地獄しか待っていないと考える人が増えているように思う。
そして、現状、その方向しか見えてこない。
では、想定の法則を使えば大丈夫という、いわゆる、頭の中お花畑で良いのかというと、ちゃんと使えばそれで良いのである。
ただし、ものごとには、一足飛びということは少なく、宇宙にしろ、あらゆるサイズの生物にしろ、段階を追って進歩するもので、その中でブレイクスルーが起こるのである。
ジャック・ウィリアムスンの1948年のSF『ヒューマノイド』のように、宇宙から来たAIロボットに人々が支配される中で、悠々と生きているアイアンスミスのようにあるべきと思う。
つまり、目の前のことで望ましい想定をし、良い状況に変えていけば良い。

無意識
AIアート787
「無意識」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)改訂新版 共同幻想論(吉本隆明)
(2)唯脳論(養老孟司)
(3)ものぐさ精神分析 増補新版(岸田秀)
(4)ヒューマノイド(ジャック・ウィリアムスン)

(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)※『AT YOUR COMMAND』翻訳書
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ