今朝は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康について、我々が完全に嘘を信じ込まされていることを述べた。
このように、当たり前のことを当たり前に考える能力を奪うことによって、無能化した国民は支配し易い。
今回は軽く、もう1つのロクでもない教育について述べる。
それは、摂政であった聖徳太子(厩戸皇子)が制定した「十七条憲法(憲法十七条、十七条の憲法)」についてである。
小学校では、「十七条の憲法は604年に制定された」と暗記させられ、テストに出題されたと思う。
しかし、十七条憲法の中身は全く見せられなかった。
これは「群れ寄(604)る人に十七条の憲法」のように憶え、「十七条の憲法は604年」と憶えることだけで満足するよう誘導されたということだ。
人々は、せいぜいが「大昔の憲法なのだから、読むに値しないものだろう」などと思い込んでいることだろうし、大半の人は、そんなことすら考えない。
ところが、十七条憲法は、人類の至高の英知というほどのものである。
敢えて言えば、一部に改ざんはあるかもしれない。それでも全体の精神は損なわれていない。
十七条憲法を一言でまとめると、「立場が高い人間ほど高潔でなければならない」であると思う。
それを、多少、具体的に説明している。
これがあれば、憲法も法律も、国内においては必要ない。
海外には契約で国家・社会が成り立っている国が多いので、国際法の制定のためにも、日本にも一応の法律は必要かもしれない。
また、法律とは、権力者が不正を行う危険を避けるためのものでもあるが、世の常として、法律は、権力者に都合のよい抜け穴がいっぱい出来るものであるので、あまり意味はない。さらには、富裕者は権力者と結託し、自分達にも都合が良いように、法律の抜け穴を作ってもらう。
だから、たとえば、一般庶民は税金を厳格に取られるが、富裕層は、収入に対してわずかしか税金を払う必要がない。
アメリカや日本のトップ企業の中にも、ほとんど税金を払っていないところがある。
十七条憲法が尊重される世の中であれば、不正が起こるはずがない。
私が知っている事業家は、経営する会社が高収益を上げていたが、節税みたいなことは一切せず、多額の法人税を納めていた。もちろん、明らかな経費は経費として計上していたが、交際費などはほとんどをポケットマネーで払い、会社で計上する交際費は年間数万円だった。
そんなだから、税法に詳しくなる必要がなかった。
そういえば、オクシデンタル石油の伝説のCEO、アーマンド・ハマー(ドクター・ハマーの通称で知られる)は、自分に関する全ての経費をポケットマネーで支払っていると自伝に書いていた(まあ、信じる信じないは人の自由だが)。
漫画家の手塚治虫も節税は全くせず、「納税王になる」と宣言していたほどだった。
こういった心掛けは十七条憲法にも通じると思うが、このような心掛けを持つ者は不思議と栄えるのである。
上の、私の知り合いの会社も、トップが代わり、節税をするようになってから、業績は下がる一方になった。

AIアート772
「穏やかな水」
Kay
引き寄せには、必ずしも高潔な精神は必要でない。
そもそも、自分では高潔だと思っていても、実際はそうでない場合が多い。
だが、アメリカの歴代の大統領顧問で大投資家であったバーナード・バルークが、問われて、成功の秘訣は「欲張らないこと」と言ったように、せめてもの高潔さがなければ引き寄せも起こらないと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)聖徳太子II憲法十七条(梅原猛)
(2)ドクター・ハマー―私はなぜ米ソ首脳を動かすのか(アーマンド・ハマー自伝)
(3)運とつきあう(マックス・ギュンター)
(4)葉隠 (知的生きかた文庫)
このように、当たり前のことを当たり前に考える能力を奪うことによって、無能化した国民は支配し易い。
今回は軽く、もう1つのロクでもない教育について述べる。
それは、摂政であった聖徳太子(厩戸皇子)が制定した「十七条憲法(憲法十七条、十七条の憲法)」についてである。
小学校では、「十七条の憲法は604年に制定された」と暗記させられ、テストに出題されたと思う。
しかし、十七条憲法の中身は全く見せられなかった。
これは「群れ寄(604)る人に十七条の憲法」のように憶え、「十七条の憲法は604年」と憶えることだけで満足するよう誘導されたということだ。
人々は、せいぜいが「大昔の憲法なのだから、読むに値しないものだろう」などと思い込んでいることだろうし、大半の人は、そんなことすら考えない。
ところが、十七条憲法は、人類の至高の英知というほどのものである。
敢えて言えば、一部に改ざんはあるかもしれない。それでも全体の精神は損なわれていない。
十七条憲法を一言でまとめると、「立場が高い人間ほど高潔でなければならない」であると思う。
それを、多少、具体的に説明している。
これがあれば、憲法も法律も、国内においては必要ない。
海外には契約で国家・社会が成り立っている国が多いので、国際法の制定のためにも、日本にも一応の法律は必要かもしれない。
また、法律とは、権力者が不正を行う危険を避けるためのものでもあるが、世の常として、法律は、権力者に都合のよい抜け穴がいっぱい出来るものであるので、あまり意味はない。さらには、富裕者は権力者と結託し、自分達にも都合が良いように、法律の抜け穴を作ってもらう。
だから、たとえば、一般庶民は税金を厳格に取られるが、富裕層は、収入に対してわずかしか税金を払う必要がない。
アメリカや日本のトップ企業の中にも、ほとんど税金を払っていないところがある。
十七条憲法が尊重される世の中であれば、不正が起こるはずがない。
私が知っている事業家は、経営する会社が高収益を上げていたが、節税みたいなことは一切せず、多額の法人税を納めていた。もちろん、明らかな経費は経費として計上していたが、交際費などはほとんどをポケットマネーで払い、会社で計上する交際費は年間数万円だった。
そんなだから、税法に詳しくなる必要がなかった。
そういえば、オクシデンタル石油の伝説のCEO、アーマンド・ハマー(ドクター・ハマーの通称で知られる)は、自分に関する全ての経費をポケットマネーで支払っていると自伝に書いていた(まあ、信じる信じないは人の自由だが)。
漫画家の手塚治虫も節税は全くせず、「納税王になる」と宣言していたほどだった。
こういった心掛けは十七条憲法にも通じると思うが、このような心掛けを持つ者は不思議と栄えるのである。
上の、私の知り合いの会社も、トップが代わり、節税をするようになってから、業績は下がる一方になった。

AIアート772
「穏やかな水」
Kay
引き寄せには、必ずしも高潔な精神は必要でない。
そもそも、自分では高潔だと思っていても、実際はそうでない場合が多い。
だが、アメリカの歴代の大統領顧問で大投資家であったバーナード・バルークが、問われて、成功の秘訣は「欲張らないこと」と言ったように、せめてもの高潔さがなければ引き寄せも起こらないと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)聖徳太子II憲法十七条(梅原猛)
(2)ドクター・ハマー―私はなぜ米ソ首脳を動かすのか(アーマンド・ハマー自伝)
(3)運とつきあう(マックス・ギュンター)
(4)葉隠 (知的生きかた文庫)
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