あらゆる引き寄せの法則の中で、「想定の法則」ほど簡単・確実なものはない。
時々、想定の法則は引き寄せの法則とは別のもののように言う人がいるが、想定の法則は引き寄せの法則の1つ、あるいは、応用だと思った方が良いと思う。
想定の法則の活用について難しいこと、複雑な説明をする人も多いが、想定の法則の使い方は、「願いが叶ったらどんな気持ち(気分)か」を想像するだけである。これを何度も繰り返すのである。

ところで、あらゆる引き寄せの法則についてだが、心の中に、洗脳、偏見、固定観念が大きい場合には、引き寄せが起こり難い。
よく言われる例では、幼い時から、お金は汚いものだという固定観念、偏見、洗脳を叩き込まれてしまっている場合、お金を引き寄せるのが難しくなる。
全般に、心に不安が大きいと引き寄せが起こり難いが、およそ文明というものがある場所では、庶民の心には不安が大きいものである。
なぜなら、支配者が庶民を支配するためには、庶民の心に大きな不安がある必要があるからで、支配者は庶民が大きな不安を持つ仕組みを世の中に構築しているのである。

不安は、自分には力がないと思うことで出来る。
別の言い方をすれば、自分より力がある人の存在が大きければ不安も大きい。
自分より強い力があると思う、存在感の大きな存在とは、まずは親である。
世の中に、「親は子供より偉い」という偏見、固定観念、偏見を蔓延させておけば、それだけで庶民は弱くなる。
こう言うと「親が子供より偉いのは当たり前じゃないか?」と言う人が多いのは、もう見事に洗脳されている証拠である。
そりゃ、親の恩というものは大きいかもしれないが、偉いというのとは全く違う。
ところが、親は自分より偉いと思って逆らえない変な人が多いのである。
無論、親をないがしろにしてはならないし、老いた親の面倒を見るのは義務でもあるが、別に親が偉いから面倒を見るわけではない。
親は自分より偉いと思っている限り引き寄せは難しいと思って間違いない。

どこぞの本当は馬鹿なエリート経済学者が、「老人は集団自決をしろ」と言ったのも、親は偉いという洗脳と戦って歪んだのかもしれないと思うのだ。

世の中は庶民を不安にさせるシステムが強力に構築されている。
その典型が法律で、法律なんて曖昧で、どんな意味にでも取れ、実際に、どう適用するかは恐ろしく難しいといった、いい加減極わりないものなのに、それが自分を縛るのだから、平気でいられるわけがない。
法律違反で罰せられるかどうかは、警官のわけの分からない判断で決まるのが当たり前で、これにより、警察が自分より強い、あるいは、偉いという固定観念を持たされる。
学校では、内申書が運命を決めるが、内申書の書き方は教師の胸先三寸である。つまり、教師が自分より強い、あるいは、偉いと洗脳される。
確定申告をすれば、それが経費で認められるかどうかは税務署のわけのわからない判断次第ということも多く、税務署は自分より強い、あるいは、偉いというとんでもない偏見を持たされる。
こんな世の中で、心に大きな不安を抱えないことは、ほとんど不可能だ。

しかし、世の中には、別に権力者でもないのに不安なしに生きている人がいる。
そんな人は、実は引き寄せ自在である。
そこまでいかなくても、大きな不安は解消しなければ引き寄せは出来ない。
だから、想定の法則のネヴィル・ゴダードも、ジョセフ・マーフィーも、フローレンス・スコーヴェル・シンも、その他優れた引き寄せの教師達は、宇宙最強の力は自分の中にあるのだと強調するのだ。
だが、その最強の力が自分の中にあるという説明が難しいので、宗教を利用することが多いが、自分を宗教家だなどと全く思っていなかった釈迦やイエス・キリストも、その説明には苦労したのである。

静かな川
AIアート763
「静かな川」
Kay


今回は問題提起だけにする。
そんなに簡単に解決出来る問題ではないし、そもそも、解決のためには問題を知ることが大切だ。
だが、問題は、洗脳、偏見、固定観念なのだから、それを壊せば良い。
洗脳がなくなれば、親は偉くない、お金は沢山持って良いということを、当たり前に思えるようになる。
そうすれば、IQは打ち上げ花火のように上がり、想定の法則を使って自在に願いを叶えるようになる。
実は、固定観念を壊す方法はこれまでも述べたが、もっと良い方法を取り上げようと思う。
とりあえず、役に立つと思われる書籍を下に紹介しておく。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(2)自分を信じて(ジョセフ・マーフィー)
(3)アイ・アム・ザット 私は在る~ニサルガダッタとの対話~
(4)ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)オプティミスト(ヘレン・ケラー)※『Optimism』翻訳書
(8)楽天主義(ヘレン・ケラー) ※『Optimism』翻訳書
  
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