引き寄せに本当に重要なことが、やっとはっきり分かったという感じだ。
引き寄せの、いい話、上手い方法、魅力的なテクニックの話などはいろいろあるが、それらは全て二義的なものだ。
そして、どうしても引き寄せが出来ない者がいることにも気付いていたが、その理由が分かった。
それはパワー不足である。
引き寄せに限らず、あらゆることにおいて、この世で最も重要なものはパワーだ。
だが、特に日本では「柔よく剛を制す」という言葉が、人々の頭の中で固定観念になってしまっているが、これ(柔よく剛を制す)はあくまで、ある程度のパワーがあってこその話だ。
大谷翔平やダルビッシュ有が凄いのも、彼らには並外れたパワーがあるからで、柔のタイプの代表のようであったイチローも、実はパワーという点でも一級だった。
松井秀喜だってもちろんメジャーの成功者であるが、もっとパワーがあればもっと成功していたはずであり、彼はメジャーのトップの中ではパワー不足だった。

有名な空手家だった大山倍達が、空手はまずパワーと言っていたらしいが、それが彼の偽らざる実感なのだろう。特に、アメリカに行って身に染みたに違いないのだ。
大山倍達自体、日本人や韓国人の中では物凄く筋骨隆々としていたが、アメリカのアスリートの中では全く大したことはなく、世界で戦う弟子達にはもっとパワーを付けさせないといけないと思ったようだ。
今でも人気がある1970年代のテニス漫画『エースをねらえ!』でも、宗像コーチが岡ひろみに特にパワーを求めたのは、作者の山本鈴美香さんが、海外のトップ選手のパワーが桁外れであることを知っていたからだと思う。この点が、他のスポ根漫画と違う説得力があるところだ。
確かに、宗像コーチも「だがパワーという点では上には上がいる」として、パワーだけではないとはしたが、ある程度のパワーは必須である。

頭脳のパワーはIQ(知能指数)だ。
「IQだけではない」とはよく言われるが、それもある程度のIQあってのことで、実際は、IQが高いほど有利である。
科学者、技術者、政治家、事業家等の大成功者が必ずしも天才的なIQの持ち主ばかりではないが、IQ120以下の大成功者もいないと言われる。
幸い、一部の通説とは違い、IQは後天的にかなり伸ばせることは確かで、勉強するより先にIQを伸ばすことを考える方が賢い(実際は必須と思う)。
知的分野と言われる以外の専門分野でも、IQの高さが大きな力になることがほとんどだ。
もちろん、いかなる分野でも、首から下の力・・・つまり、体力が必要であるが、体力の方が重要と言うのは間違いで、両方ないといけない。
「元気があれば何でも出来る」という言葉は清々しく感じはするが、元気なだけでは大したことは何も出来ない。

引き寄せに特に必要な力は、ちょっと抽象的なところがあるように思える。
一般に言われる「気合い」「気力」「精神力」なども、実のところ曖昧だ。
有名な『ザ・シークレット』の中で、1人の話者が、引き寄せの力はエネルギーで、神とはエネルギーだと言っていたのは、ある意味、非常に良いことを示唆はしていたが、ざっくりし過ぎだ。
引き寄せの力のことを、万有引力(ニュートン)や仕事・熱量(ジュール)といった物理エネルギーにたとえる人は多いが、やはりこれは比喩である。
もしかしたら、引き寄せの力の基は、気やプラーナといった仙道やヨガで言われるものかもしれないが、これらには統一された定義はない。
それで、電波工学の世界的権威であった関英男博士がGTP(重力粒子)という仮説を考案し、これが気やプラーナであると仮定した。これも、もちろん完璧ではないが、これが、引き寄せに必要なエネルギーの基礎であると考えると都合が良い。
つまり、引き寄せを行いたければ、十分なGTP(気、プラーナ)が必要であり、逆に言えば、GTPが少ないと引き寄せは出来ない。
また、GTPが多ければ、一般に言う「気力」「気合い」「精神力」も高まり、結果的に、体力も増強し健康で強靭にもなる。
さらに、GTPは精妙であり、美しく、そして、若くもなる。
そして、今回は説明は省くが、GTPの補強でIQだって向上するし、超能力的な力も高まる。
GTPを取り入れる代表的な方法が深呼吸と腕振り運動(スワイショウ)であるが、長くなったので、次回、もっと細かく書く。

楽園の乙女
AIアート735
「楽園の乙女」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)高次元科学―気と宇宙意識のサイエンス(関英男)
(2)超能力(関英男)
(3)心霊力: 潜在する不思議な力を解明する(関英男)
(4)心は宇宙の鏡: いま見えてきたグラヴィトンの時代(関英男、佐々木の将人)
(5)宇宙学序章グラビトニックス(関英男)
(6)至高体験(コリン・ウィルソン)
(7)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(8)フランケンシュタインの城(コリン・ウィルソン)
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ