細かいことをごちゃごちゃ言わない、単純な引き寄せのやり方を述べようと思う。

まず、恋愛や受験、就活について、どうすれば成功するかについて考える。
現代人はテクニック(ノウハウとも言う)が大好きで、恋愛や受験等についても、テクニックを説く人や本が非常に沢山ある。
しかし、肝心なことはやはり実力(パフォーマンス)で、たとえば企業の採用では、学生の表面的な就活テクニックに騙されずに実力ある人を採用したいし、受験でも、学校は受験テクニックに長けた者ではなく、本当に実力ある学生を合格させたいと思っているはずだ。
そうでない企業や学校は駄目になっていくので、入るべきでない。
ところが、いろんな成功論に飽きたり疲れたりしたら、こんな意見が心に響く。
ガッツだ、気合だ、情熱だ。
もっと適確に言えばエネルギーと言うべきだが、それはクルマのガソリンと同じようなものだ。
ただし、時速150kmで短時間ぶっ飛ばすのではなく、時速50kmで長い時間走り続ける賢明さが必要だ。

ところが、晴れて学校に合格したり、会社に就職したら、自分がどうやって合格したり、採用されたのかというと、どうも分からないものだ。
そして、周囲を見れば、「よくこんなやつが合格したな(採用されたな)」と思うやつが沢山いるものだ。

ここまで触れなかったが、恋愛ということを考えると、さらによく分かる。
テクニックなんて実際には何の役にも立たないし、気合があっても何の関係もない。
晴れて告白に成功しても、成功要因なんて全く分からない。
顔がいいからかというと、それも分からない。

つまり、テクニックもガッツも、それほど重要なものではない。
単に、合格する運命だった、採用される運命だった、結ばれる運命だったというだけのことで、我々から見れば「たまたまうまくいった」「なりゆきでうまくいった」だけである。
運命は天の采配、人間が干渉しようなんておこがましい。
とはいえ、ガッツやテクニックも全く役に立たないわけでもない。
ざっくり言うなら、運10、ガッツ4、基本テクニック2といったところだ。
余計なテクニックは不要だが、基本テクニックはあって当然だろう。
ガッツも、ある程度は必要だ。
だが、最後は運次第だ。

引き寄せも全く同じである。
テクニックやガッツが役に立つ割合が高い受験や就活でうまくいった人には、引き寄せが下手な人が多い。
余計な受験テクニックや就活テクニックは全部偽物で、そんなものでうまくいった人ほど悲惨だということは、少し賢い人なら分かると思う。

ところで、受験は単純だが、本当の意味で受験を極めた人は、あらゆる法則に通じていて、引き寄せもうまい。
私は、東大生の中でも超優秀な者や超優秀な予備校経営者のマジな話を聞いたことがある。
ただ、東大生に関しては、直接ではなく、大手教育会社の優秀なマネージャーが聞いたものを教えてもらった。
その超優秀な東大生に東大合格方法を聞いたら、その東大生はこう言ったらしい。
「簡単ですよ。参考書1冊、丸暗記すればいい。どの参考書も同じですから、どれでもいいです」
超優秀な予備校経営者は、成功法は「素振りの数」と言っていた。これは、表現は違えども、同じことを何度も教えてもらった。
ここまでで、引き寄せは割とうまくいく。
一言でまとめると、やはり「素振りの数」だ。
最後は「しかし、うまくいくかどうかは所詮運営と諦める」である。
この最後を大きく外すと全く駄目であるが、ここで躓く者が多いのである。

真夜中の太陽
AIアート707
「真夜中の太陽」
Kay


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(2)新装版 ヤオイズム あなたは本当に生きているか(矢追純一)
(3)運とつきあう(マックス・ギュンター)
  
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