我々一般国民が、メディア(テレビ、新聞、雑誌、書籍、SNS等)や学校によって洗脳されているのは確かで、いまさら言うまでもない。
しかし事実は、我々一般国民が洗脳されていることを分かっていない人が圧倒的である。
半世紀前は、石油は後40年で枯渇するというのが「人類の常識」だった。こんな馬鹿げたことを洗脳されて誰もが信じて疑っていなかった。
天動説であれば、確かに、天体は地球を中心に回っているように感じるので、簡単に洗脳された。
石油が枯渇することに関しても、地球規模の埋蔵量というものはイメージし難く、「使えば減る」という常識的観念により、「後40年で使い切る」と言われたら、「ああ、そうなんだろうなあ」と思ったということもあるだろう。
しかしいまや、天動説や石油枯渇説の間違いを知っている我々は、もう下らないことで洗脳されるのはやめるべきだが、それには、洗脳は権力者の武器であるということを分からないといけない。
この「洗脳は権力者の武器である」ことについて、昔から、岡田斗司夫さんの『ぼくたちの洗脳社会』や、苫米地英人さんの『洗脳原論』などで書かれているのだが、これらの著者が癖が強い人間であることがマイナスに作用してしまった。まあ、本当は、彼らが癖があるように感じるのも我々の洗脳のせいなのだし、彼らが常識的に思えるような体でものを言っていたら、状況はもっと悪くなっていただろう。
で、どうやったら、我々一般国民が、権力者の武器である洗脳から守られるのかというと、「自分の頭で考える」という大間違いを主張する人が圧倒的なのも洗脳のせいではないかと思う。
事実は、「自分の頭で考えるから洗脳される」のである。
このことは、2400年前に中国の荘子が明確に書いてはいるのだが、やっぱり『荘子』は普通の人には難しい。洗脳された頭では奇妙に感じてしまうのだ。
荘子が言ったようなことを詳細に解明したのが釈迦だが(釈迦の方が荘子よりずっと先の人間であるが)、今日の仏教は巨大な天ぷらの衣みたいなもので、釈迦の教えをまともに学ぶことが非常に難しくなっている。
仏教の専門家でも、釈迦の教えをちゃんと理解している人は少ない。
『法華経』を使って仏教をデタラメに解説する者はいっぱいいるが・・・と言うより、『法華経』を解説する者全部が、多かれ少なかれ、全員がそうであると思った方が良い。
洗脳から逃れ、人間の最大の武器である直観と現実創造の力(今は引き寄せという言い方が多い)を取り戻す方法は思考を消すことである。
納得し易い言い方をするなら「頭の中のおしゃべりをやめる」ことである。
そのために、釈迦の教えやヒンズー教の聖典を基に、「これならなんとか凡人にも出来る」と賢い人達が考えたのが、マントラを繰り返し唱えることで、ナーマスマラナ(神の名を唱えること)や、念仏(仏の名を唱えること)、あるいは、仏の真言を唱えることである。
まあ、現代の我々であれば、宗教を信じたりしないので、適度な言葉を選んで唱えれば良いのである。
その中で、ラマナ・マハルシは、マントラとして「私」が最上であると言ったし、カバリストや宇宙人バシャールは(最上のマントラは)「私は私」と言ったが、これらは良い言葉であると思う。
私のお奨めは「今」で、何なら、「お金がある」「神様の奇跡が起こる」でも良いと思う。初めこそ思考が少しは起こるが、唱えているうちに思考は消えるし、これらの言葉は「お金がない」とか「良いことは自分で起こさないといけない」という洗脳を壊してくれる。

AIアート649
「エンジェル」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)洗脳原論(苫米地英人)
(2)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
(3)あるがままに ― ラマナ・マハルシの教え
(4)正法眼蔵(ひろさちや翻訳)
(5)選択本願念仏集(法然)
(6)歎異抄
(7)ナーマスマラナ
しかし事実は、我々一般国民が洗脳されていることを分かっていない人が圧倒的である。
半世紀前は、石油は後40年で枯渇するというのが「人類の常識」だった。こんな馬鹿げたことを洗脳されて誰もが信じて疑っていなかった。
天動説であれば、確かに、天体は地球を中心に回っているように感じるので、簡単に洗脳された。
石油が枯渇することに関しても、地球規模の埋蔵量というものはイメージし難く、「使えば減る」という常識的観念により、「後40年で使い切る」と言われたら、「ああ、そうなんだろうなあ」と思ったということもあるだろう。
しかしいまや、天動説や石油枯渇説の間違いを知っている我々は、もう下らないことで洗脳されるのはやめるべきだが、それには、洗脳は権力者の武器であるということを分からないといけない。
この「洗脳は権力者の武器である」ことについて、昔から、岡田斗司夫さんの『ぼくたちの洗脳社会』や、苫米地英人さんの『洗脳原論』などで書かれているのだが、これらの著者が癖が強い人間であることがマイナスに作用してしまった。まあ、本当は、彼らが癖があるように感じるのも我々の洗脳のせいなのだし、彼らが常識的に思えるような体でものを言っていたら、状況はもっと悪くなっていただろう。
で、どうやったら、我々一般国民が、権力者の武器である洗脳から守られるのかというと、「自分の頭で考える」という大間違いを主張する人が圧倒的なのも洗脳のせいではないかと思う。
事実は、「自分の頭で考えるから洗脳される」のである。
このことは、2400年前に中国の荘子が明確に書いてはいるのだが、やっぱり『荘子』は普通の人には難しい。洗脳された頭では奇妙に感じてしまうのだ。
荘子が言ったようなことを詳細に解明したのが釈迦だが(釈迦の方が荘子よりずっと先の人間であるが)、今日の仏教は巨大な天ぷらの衣みたいなもので、釈迦の教えをまともに学ぶことが非常に難しくなっている。
仏教の専門家でも、釈迦の教えをちゃんと理解している人は少ない。
『法華経』を使って仏教をデタラメに解説する者はいっぱいいるが・・・と言うより、『法華経』を解説する者全部が、多かれ少なかれ、全員がそうであると思った方が良い。
洗脳から逃れ、人間の最大の武器である直観と現実創造の力(今は引き寄せという言い方が多い)を取り戻す方法は思考を消すことである。
納得し易い言い方をするなら「頭の中のおしゃべりをやめる」ことである。
そのために、釈迦の教えやヒンズー教の聖典を基に、「これならなんとか凡人にも出来る」と賢い人達が考えたのが、マントラを繰り返し唱えることで、ナーマスマラナ(神の名を唱えること)や、念仏(仏の名を唱えること)、あるいは、仏の真言を唱えることである。
まあ、現代の我々であれば、宗教を信じたりしないので、適度な言葉を選んで唱えれば良いのである。
その中で、ラマナ・マハルシは、マントラとして「私」が最上であると言ったし、カバリストや宇宙人バシャールは(最上のマントラは)「私は私」と言ったが、これらは良い言葉であると思う。
私のお奨めは「今」で、何なら、「お金がある」「神様の奇跡が起こる」でも良いと思う。初めこそ思考が少しは起こるが、唱えているうちに思考は消えるし、これらの言葉は「お金がない」とか「良いことは自分で起こさないといけない」という洗脳を壊してくれる。

AIアート649
「エンジェル」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)洗脳原論(苫米地英人)
(2)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
(3)あるがままに ― ラマナ・マハルシの教え
(4)正法眼蔵(ひろさちや翻訳)
(5)選択本願念仏集(法然)
(6)歎異抄
(7)ナーマスマラナ
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