ITスペシャリストが語る芸術

『THE SECRET（ザ・シークレット）』のDVDに、だいたいでこんな話があったと思う。
操縦していた小型飛行機が墜落し、重傷を負った男の話だ。
事故で損傷した男の身体はとにかく酷い状態で、命が助かったのが奇跡だった。
そして、意識が戻った彼に、医者は、一生の間、瞼以外は動かせないと言う。
ところが、彼は、歩いて家に帰ると決意する。
彼がやったのは、深呼吸と身体が治った状態の想像だった。
そして、彼はそれを実現させた。

これと類した実話を私は知っていた。
世界的な成功プログラムであるSMIプログラムを開発・販売する企業SMIの社長だったポール.J.マイヤーの友人が、事故で首から下が麻痺し、医者は一生治らないと言った。
マイヤーはその友人に、「医者が言うことなんか信用するな。お前は絶対に治る」と言い、毎日、SMIプログラムのテープ（当時はカセットテープだった）を聞かせた。
その友人は見事回復し、普通に動けるようになり、SMIの副社長を務めた。

さて、これらの奇跡の人達は、どんな力で治ったのかというと、一方は「シークレット」で治ったと言うだろうし、もう一方はSMIプログラムで治ったと言うかもしれないが、いずれも、引き寄せの法則が働いたと言って良いだろう。
引き寄せを起こす方法はいろいろあり、「シークレット」でもSMIでも良いし、他のメソッドでも良いのである。

ただ、いずれも、根本は、最近、ここで話題にしている、マイク・ハーナッキーの「究極の秘訣」であると思う。
ハーナッキーの「究極の秘訣」とは、

何かを成し遂げようとするには、
必要なことはすべて
進んで実行する自発的な態度が必要である。
～『成功の扉』（マイク・ハーナッキー著、住友進訳）より～

上の奇跡の２人は、まさに、身体を元に戻すために必要なことは全て自発的に実行する態度でいたのである。
そして、必要なのは態度だけで、実際は何もする必要はない。
「シークレット」やSMIプログラムは、本人が必要だと思った場合のみ必要で、本来は不要だ。
ただ、飛行機事故の男は、「深呼吸しろ」という言葉が心に浮かび、それをしたと言う。
深呼吸が、「究極の秘訣」を助けるのは、私は確かと思う。
究極の秘訣＋深呼吸・・・これで、より容易に、いかなる願いも叶えることが出来ると思う。


AIアート640
「桜の精近影」
Kay


ただ、願いを諦めた時に叶ったという話もよくあり、「究極の秘訣」と矛盾するように感じるかもしれない。
しかし、矛盾はせず、やはり同じなのである。
つまり、諦めた時と、何でも絶対にやると決意した時は、共に心が消えているのである。
心が残っていたら、諦めることも、何でもやると決意することは出来ない。
諦めることは、とても難しい。
しかし、何でもやると決意することは、心を消す簡単な方法なのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
（１）成功の扉（マイク・ハーナッキー）
（２）THE SECRET [DVD]
（３）モティベーション日記　夢を実現する戦略的生き方の極意！（ポール.J.マイヤー）
（４）成功の鍵―もう恐れることはない（マイク・ハーナッキー）
（５）成功の翼―忘れられた秘訣（マイク・ハーナッキー）