有益な口ぐせは、アファーメーションとかマントラ(真言)と言って良いと思う。
たとえば、「お金がある」を口ぐせにしたらお金持ちになるという話があるが(下で説明するが、これは論理的にも正しいと思う)、これも、アファーメーションであり、マントラと言って良いと私は思う。
そこで、今回も、マントラの話を続ける。
私の知り合いのかなりのお金持ちは、その内容はよく憶えていないが、話をする時、
「これはこうしよう」とか「これはこうなんだ」と言った後、高確率で「金があるからな」と言う。
内容を憶えていないので、たとえばという感じで言えば、
「じっくり考えながらゆっくりやろうよ。金があるからな」
といった感じである。
「金があるからな」と続ける理由が特にない、つまり、脈絡がないことは少なくはなく、彼と付き合い始めた頃は、よく唐突感を感じたものだ。しかし、これが、彼の金持ちになるマントラであると思う。

そういえば、プロ野球の有名な選手・監督だった野村克也さんの奥さんの沙知代さんは、何かとトラブルが多い人で、有名人ともよくもめごとを起こしていたが、そんな時、野村克也さんは沙知代夫人に「金持ち喧嘩せずだよ」と、つまらない争いをするなという意味で言ったらしい。
やはり、金持ちは金持ちらしいことを言うものだなあと思う。
これを、私の知人の金持ち風に言えば、
「そんなやつ相手にしないよ。金があるからな」
といった感じになる。
昔、ロト6か何かのCMで所ジョージさんが「1億円あれば、人生、たいがいのことはカタがつく」と言うものがあったが、全てとは言わないが、世間的な問題の多くは金があれば何とかなる。
実際、多くの人が不安を抱えている理由は、お金がないことによる問題の発生や問題の悪化を恐れているからである。
だから、「金があるからな」と言えるなら心配事は少ないのである。
そして、不思議なことに、実際はどうでも「金があるからな」と言えば多少でも心が落ち着き、「金がないからな」と言えば不安が大きくなる。
引き寄せは、心が落ち着いていないと起こせない。
そして、「金があるからな」と度々言っていると、なんだかお金があるような気持ちになり、この2つが合わさるとお金が引き寄せられる。
なぜ「金があるからな」と言えばお金があるような気になるのかというと、繰り返し言っているうちに、心の深い部分にこの言葉が刻み込まれるからだ。心には、明らかにそんな性質がある。
そして、心の深い部分にあることをフィルムとして上映される映画がこの世界なのである。

「金があるからな」は、その私の知人の金持ちにとって、気持ち良くなる言葉で、誰もが、自分にとって気持ち良い言葉を、気持ち良く言わなければならない。
基本形は「お金がある」であるが、昨日も取り上げた、岡田斗司夫さんの著書『ま、金ならあるし』では、この「ま、金ならあるし」という言葉が何度も出てくる。
「お金がある」が良いマントラだと言っても、せわしなく「お金がある!」と必死で繰り返すようではいけない。
感情を込める必要はないが、気楽におちついて「ま、金ならあるし」とゆっくり唱えるのが良い。ただ、どんな唱え方が気持ちいいかは人それぞれで、「俺は早口で連呼するのが気持ちいいんだ」と言うなら、そうすれば良い。
とはいえ、普通は、落ち着いて、微笑でも浮かべながら「ま、金ならあるし」と唱えるのが気分が良いと思う。

真っ新
AIアート630
「真っ新」
Kay


「お金がある」と唱えている人に聞くと、使っても使っても口座残高が減らないとか、「え?なんで口座残高がこんなにあるの?」という状態になるらしい。
ちなみに、私の知人の金持ちの「金があるからな」の言い方がまた良いので、是非お聞かせしたいくらいであるが、とにかく、さも当然のように、落ち着いた声だが力強く・・・そう、権威ある言い方で、「王様言葉」と言えばピッタリであると思う。
好きな女の子でもいれば、王様のように「彼女は余の女である」とか、もう少し控えめに、しかし権威を持って「彼女は僕の彼女だ」と唱えれば、気分も良くなり、引き寄せが起こるだろう。
ただ、数百万円とか数千万円といった少額のお金で王様言葉というのも何なので、普通のお金に関しては、「ま、金ならあるし」と気楽に唱えるのが良いと思う。
岡田斗司夫さんだって、『ま、金ならあるし』を書いたきっかけは、ダイエット本がベストセラーになって多額の印税が入ったことだが、その印税は億にまでは達していなかったと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)岡田斗司夫の「ま、金ならあるし」第1集
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(3)マーフィー 世界一かんたんな自己実現法(ジョセフ・マーフィー)
(4)バシャール・ペーパーバック6
(5)霊性の文学 言霊の力(鎌田東二)
  
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