経済的に豊かなことは良いことで、日本は経済的に豊かだから海外からも愛される国になったのである(もちろん、他の理由もある)。
豊かな日本にいると分からないことが多いが、豊かでなければ道徳や正義を持つことが難しいことは現実にある。
今は改善されているとは思うが、コロンビアは以前は国益の多くをコカインの輸出でまかなっており、それがなければ国が存続出来なかったと言われ、今もコカインの元であるコカを栽培する貧しい農家はあり、それをしないと生きていけない。
また、貧困な国では、泥棒をしなければ生きていけない人がおり、泥棒が悪いのではなく、泥棒される方が悪いと言われてしまう。
だから、そんな国で、観光客の日本人が盗難の被害に遭っても警察が動いてくれなくても不思議ではない。
やはり貧しい国では、日本などの取引先の海外企業を騙して不正な利益を上げた社員が表彰されるという、平和な日本人には理解出来ないようなことも珍しくはないという話もある。そして、日本企業は騙し易いことで知られているとも聞く。
逆に、豊かな国の豊かな企業では、「製品の追加注文をするから値引きしてくれ」と言っても、「社員の労働時間を増やしたくない」と断られたり、「どうしてもというなら、社員のボーナスにするために価格を上げさせて欲しい」と言ってきて、日本企業を驚かせるそうだ。

初音ミクの会社であるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長の講演会で、伊藤社長が「豊かな国でないと初音ミクのライブを要請してこない」と言うのを聞いて、当然のことではあるが、改めて、日本、アメリカ、中国、あるいは、ヨーロッパの主要国は豊かな人が多い国なのだと気付かされた。

豊かでないと道徳や正義が分からないと言う気はないが、貧しいと道徳や正義に構っていられないことが現実としてあると言わざるを得ない。
貧しいというのではないが、私はフルコミッション(完全歩合制)のセールスマンをしていた時、売らないと1円ももらえないのだから、道徳的、倫理的には多少問題があっても、売れる相手には強引に売ったということがなかったとは、残念ながら言えない(まあ、あまりに非道なことはしなかったと思いたいが、相手がどう思っているかは分からない)。
他にも、私は貧しい人々と仕事でまともに関わった経験があるが、どろどろした話になるのでやめておこう。

飛行部屋のフェアリー
AIアート628
「飛行部屋のフェアリー」
Kay


そんなわけで、引き寄せでお金を引き寄せることは非常に良いことだと思っており、よく「お金がある」などのアファーメーション(私はマントラと呼びたいと思う)を勧めたりするのである。
アファーメーション、あるいは、マントラは、自分が楽しく感じるもの、気持ち良く唱えることが出来るものが良い。
たとえば、私が知っているある大金持ちは、品が良くないかもしれないが、口ぐせは昔から「金があるからな」とか「儲かってしゃーない」だ。
じっくり話を聞くと、おそらく、彼の祖父の頃から、似たような口ぐせが使われていたのだと思う。
まっとうな方法ではないかもしれないが(実は本当にまっとうではないw)、彼の祖父は当時の貧しい日本で効率的に大儲けしていたのである。
金儲けのセンスがない人は、やはりどこか、お金の引き寄せをブロックするような固定観念があると思う。
それを、上に挙げたようなマントラで破壊することは効果的である。
岡田斗司夫さんが昔、『ま、金ならあるし』という本を書いていたが、岡田さんは大学生時代からお金を集める名人で、彼は頭が良いこともあるだろうが、「ま、金ならあるし」みたいな軽いマントラでも無自覚に使っていたのではないかと思う。
実際、引き寄せがうまい人には「まあ、1億あるからいいか」みたいなことを、1億円が全然なくても言う人がいる。
唱え易いと思ったら真似すれば良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)岡田斗司夫の「ま、金ならあるし」第1集 ※100円です
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(3)あなたも金持ちになれる(ジョセフ・マーフィー)
(4)誰でも勝てる!完全「ケンカ」マニュアル(林悦道)
(5)洗脳原論(苫米地英人)
(6)斎藤一人の絶対成功する千回の法則
  
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