引き寄せは幸運と区別がつかない。
たとえば、引き寄せにより宝くじで1億円当てた人に対し、普通の人は「幸運だったね」と言うだろう。
そして、それは間違いではない。
結局のところ、引き寄せとは幸運を呼ぶことだと言っても良いと思う。
引き寄せのことを知らずに、奇跡的に成功した人は、努力もあっただろうが、幸運に恵まれていたのである。
正直な成功者は皆、次のように言うのだ。
「私が成功した理由?たまたまだよ」
そして、その人は、無意識に引き寄せを行い、幸運を呼んだから成功したのである。

よって、人間は幸運でなければならない。
そして、幸運は引き寄せで呼べるのである。
すると、引き寄せのことを知らずに成功した幸運な人を見れば、引き寄せの秘訣が分かる。
逆に、運が悪い人を見れば、反面教師として引き寄せの秘訣が分かるが、実際、運が悪い人は多いし、ますます多くなっているので、こちらの方が分かり易い場合が多いのである。

尚、子供のうちから二十歳くらいまでは、親の運で子供が恵まれる場合がよくある。
だから、例えば、受験などは、親の運もかなり影響する。
だから、ごく若い人の場合は、その人だけを見ても、幸運の秘訣が分からない場合がよくある。

そして、何が運を呼ぶかについては、本当に沢山の本が書かれているが、それらの本には、良いものもあるが、成功者が書いたものは脚色が多い傾向があり、下手をすれば騙される。

運が良い人はモラルが高い。つまり、良心的、倫理的、道徳的だ。
なぜかというと、モラルが低いのは、よこしまな思想に洗脳されているからである。
昔から、性善説、性悪説などと言うが、人間の本性は善であり、悪である者は、間違いなく洗脳されていることが分かる。
これに関して詳細に説明すると長くなるので省くが、モラルが低くて幸運な者はいない。
ごく短期的なものを除き、よこしまな人間が不運であることは、身近な人々を見ても分かると思う。
大富豪や権力者には、モラルが低い者も少なくないが、そんな者は富や権力以外では、普通の人よりずっと惨めである。

ただし、良心的であるために、「正義の話をしよう」なんて本を読んだり、「君たちはどう生きるか」といった映画を見たり、宗教に入る必要はない。むしろ、そうすることが逆効果になる場合が多いと私は思う。
なぜなら、それらの作品を通し、作者に洗脳されるからだ。
良心的な人間になるためには、洗脳されてはならず、逆に洗脳を解けば良いのであり、言い換えれば、偏見をなくすことである。
そして、そのためには思考を消すしかない。

着物とツインテール
AIアート584
「着物とツインテール」
Kay


呼吸と思考は根っこが同じで、呼吸を意識すれば思考が弱まる。
そして、深呼吸をすれば思考が消えるし、その上、脳や身体を健康にする。
最近、よくご紹介している「なぜか分からないがアファーメーション」は、最初に思考を放棄することを宣言しているので、思考が起こらない。
思考が消えた時に真の知恵が現れる。
これを荘子は、「知を超えたところに真の知がある。それを一応、明と呼ぶ。知を捨てない限り明は得られない」と言ったのである。
この明が宇宙の力で、引き寄せの原動力である。
このような理由で、「なぜか分からないがアファーメーション」は、幸運を呼び、引き寄せを強力に行うのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍およびお奨めの書籍のご案内◆
()荘子〈1〉 (中公クラシックス)
()荘子 (徳間文庫)
()運とつきあう(マックス・ギュンター)
()人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)
()神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
()自我と無意識(C.G.ユング)
()残り97%の脳の使い方(苫米地英人)
()苫米地式 聴くだけで脳が生まれ変わるCDブック(苫米地英人)
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ