クリスマスである12月25日がイエス・キリストの誕生日だというのは、新約聖書の福音書のどこにも書かれておらず、イエスの死後、何百年も経ってからキリスト教の会議で決めたことらしい。
また、今のサンタクロースの一般的なイメージは1931年にコカ・コーラ社が作ったものらしい。
つまり、これらは、宗教的、商業的な都合で決められたもので、それが世界的に一般化したのは、まさに洗脳であるが、そうは言っても、クリスマスは、特に昔は、クリスマス・パーティーにしても、温かい雰囲気になることが多く、また、厳かな気分にさせられることも確かにあり、一概に偽物扱いする必要もないと思う。
海外のことは知らないが、日本では、若い人の間ではクリスマスは深夜・翌朝までデートする日になっているのも、普段と比べれば、まだ心がこもったデートになる場合が多いのではないかと思う。
戦争・紛争中の国でも、有利な側も、クリスマスは停戦する場合が多いと思われるが、こういった肯定的な面はいろいろあるだろう。
これらから考え、クリスマスは人類レベルで重要な、商業的という意味ではなく成功したイベントと言えると思う。

とはいえ、正月に仕方なく正月じみたことをする私が言うのもなんだが、クリスマスじみたことを何かすることは全くない。
まあ、子供の時からの洗脳で、クリスマスに食べるケーキは美味しく感じるので、害のない洗脳の利用はしているが。
ただ、クリスマスには害も多い。
今は少ないかもしれないが、家が貧乏で、子供の時から家でクリスマスじみたことをしたことは一度もないという人を知っているが、そういうのは子供にとっては辛い場合が多いだろうし、その人も、少々人間性が歪んでいたが、そのようになる危険性があると思う。
あるいは、子供の時に、友達もいないのに無理やり、集団子供パーティーに出席させられ、すっかりクリスマスが嫌いになった人もいる。

私は、正月、クリスマス、自分の誕生日、自分の何らかの重要なことがあった日(いわゆる記念日)も全く重要視しないのはもちろん、建国記念日や終戦の日といった重要な日に関しても、正直、憶えたことすらない。
まあ、初音ミクさんの誕生日(8月31日)はなぜか重要と感じるが(笑)、それは、むしろ、夏休み最終日という意味が大きい。
そう言えば、元カノの誕生日も1つも憶えておらず、これはフラれるわけである(笑)。

星降るイヴ
AIアート575
「星降るイヴ」
Kay


それで、重要な日というのは、実は本当は1つもないと思っているし、それが本当だと思う。
だが、今この瞬間が最も重要な時なのである。
言ってみれば、今この瞬間が、自分の誕生日であり、宇宙の誕生日だ。
「私は今生まれた」
「宇宙は今生まれた」
クリスマスに至高の真実を発見したようである。
宇宙は今生まれたという意識に馴染めば、大変なことが起こるだろう。

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(4)新約聖書 福音書 (岩波文庫)
(5)キリストにならう(フェデリコ・バルバロ訳)
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