合氣道家の藤平光一が、毎朝、鏡を見ながら、「お前はますます信念が強くなる」と言っていたというが、これだけでは意味が分からない。
信念とは、何かを信じることだが、信じることが間違っているなら、それは妄想だし、真実ではないことを誰かに意図的に信じさせられることを洗脳と言う。
そして、我々は、妄想する者、洗脳された者を、嫌になるほど見てきた。
と言うより、妄想しない者、洗脳されていない者を見ることは滅多にないほどだ。
妄想する者、洗脳された者を、信念があるとは言わない。
なぜか?
それは、信念とは、何があっても揺るがず信じ、疑わないものだからだ。
妄想や洗脳で信じていることは、恐怖や不安でたやすく揺らぐのである。

本当に正しいかどうかはどうでも良い。
それが決して揺るがず信じられるなら、それを信念と言い、それを持っている人間を信念がある者と言う。
あくまで本で読んだり、メディアで見ただけだが、私は、信念のある人間を2人知ってる。
1人は空手家の大山倍達だ。
彼は、いろいろ問題がある人物で、嘘もいっぱいついたことを本人も認めている。
マスコミで嘘を言い、書籍でも大嘘を言い、日本と韓国で家族を持ちながら、両方の妻や子供にそれを言わなかったらしい。
ある意味、最低の男である。
しかし、彼は、少年時代から「弱いものいじめをしない」と誓っており、それは、弱いものいじめをしないことが正しいという信念を持っていたのだろう。
もう1人はキックボクサーだった沢村忠で、彼は空手の師匠であった祖父から教わった「男は何かをしてやっても決して報酬を求めてはならない」を守り続けた。つまり、男は誰かに何をしてやっても、決して報酬を求めるものではないという信念を持っていたのだろう。

『キャシャーンSins』(2008)というアニメの11話『己の使命のもとに』に、信念に関する素晴らしいお話がある。
『キャシャーンSins』は、ロボットが人間を超えた未来の話だが、ある時から、ロボットの身体が錆びて朽ちていくという謎の現象が世界中で起こる。
ところが、3体だけ朽ちないロボットがいた。
そのうちの1体はキャシャーンであるが、他に、ロボット犬フレンダーと、この11話のみに登場する男性青年型ロボットのジンも、身体が全く錆びず、不思議がられる。
だが、最後にロボットや人間達がこう言う。
「ジンには信念がある。信念がある者には滅びも近寄れない。このロボット犬も同じだ」
最後の場面で、世良公則作詞・作曲・歌唱の挿入歌『蒼い影』が流れる。
世良公則はオッサンになっても格好良いが、売れっ子ミュージシャンだった若い頃は、もう本当にモテモテだったはずだ。
だが、彼は十代の女の子には決して手を出さないことにしているという話を聞いたことがある。
もちろん、他にも信念があるのだと思うが、それもかなりの信念である。
まあ、本当かどうかは確認していないが(笑)。

菜の花畑
AIアート533
「菜の花畑」
Kay


クラウド・ブリステルの古典的引き寄せ書『信念の魔術』を見ても分かる通り、引き寄せが出来るのは信念がある人間である。
確かに、何の信念も持たない者に引き寄せが出来るとは思えない。
だが、深呼吸をすれば信念の手がかりが掴める。
なぜなら、深呼吸の中に貴い真理があるからである。
それと、やはりエマーソンの『自己信頼』を読むことはお薦めする。

◆当記事と関連すると思われる書籍などのご案内◆
(1)大山倍達正伝
(2)真空飛び膝蹴りの真実―“キックの鬼”沢村忠伝説
(3)キャシャーン Sins(Amazon Prime video)
(4)【新訳】信念の魔術
(5)氣の威力(藤平光一)
(6)自己信頼(紙の本)
(7)自己信頼(Kindle本)
  
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