時々、思い出して深い呼吸をすると、非常に気持ちが良いと共に、それまで貧しい呼吸をしていたことに気付く。
私も、まだまだ呼吸が足りないようだ。
ジュディ・ガーランド(歌手・女優)が、「私が呼吸することを忘れていたら思い出させて」と言ったらしいが、やはり自分だけでは忘れてしまうものかもしれない。
深呼吸をすることを思い出せば思い出すほど、万事良くなる。だが、深呼吸を忘れがちだといろいろ問題が起こり、ましてや、深呼吸の価値を知らない人は辛い人生を歩むことになるに違いない。

『海底二万里』というジュール・ヴェルヌの1870年出版の有名な小説がある。
私はこの小説を、小学5年生の時、子供向けの本で読んで以来、読んでいないが、大変に面白かったことをよく憶えている。
この中で、潜水艦ノーチラス号が海底で氷の壁に閉じ込められてしまう話がある。
なんとか脱出しようと、ノーチラス号の乗組員達は潜水服を着て外に出、人力で氷を砕こうとするが、なかなか作業が進まない。
そうしているうちに、ノーチラス号の酸素がなくなっていき、酸素の節約のために、潜水艦艦内の酸素を薄くするしかなく、乗組員達は息苦しくなっていく。
だが、海の中で作業をする時の潜水服は、十分な酸素が供給される。
乗組員達は交代で作業を行っており、普通なら、作業の時間は嫌で、作業時間が終わるのが楽しみなはずが、沢山酸素が吸えるので、作業時間が楽しみになった・・・というのが、私には非常に印象的だった。
人間には、経験しないと分からないことが多いが、このノーチラス号の薄い酸素の苦しさというのは、想像だけで実感出来るのである。
酸素というのは、それほど重要なものだ。
このノーチラス号の話を思い出す度に、普通の空気の有難さというか、空気の美味しさを感じるような気がする。
そして、大きく息を吸うと確かに快感を感じる。
『からだの設計にミスはない』で、著者の医師である橋本敬三が「気持ちいいことは何でもしていい」と書かれていたのをよく憶えているが、気持ちいいと感じることをすれば身体が良くなるのである(麻薬、アルコール、性的刺激などをここで持ち出したがるのはIQがかなり低い者である)。
それなら、深呼吸は抜群に身体に良いはずだ。
深呼吸には、酸素の取入れだけではなく、もっと高次の効果もあるが、今回は省く。

白薔薇の微笑
AIアート450
「白薔薇の微笑」
Kay


他にも、酸素の少なさに苦しむ小説や映画なども多く、私もいくつか思い出す。
だが、とりあえず、ノーチラス号の薄い酸素から解放された乗組員に想いを寄せ、喜びと感謝を持って深呼吸をしようと思う。
それで、人生、勝ったも同然であり、地獄の地球でも安全だし、地獄の悪魔にも勝てるのである。








  
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