大半の人々・・・おそらく軽く9割以上・・・は、思考を消せば、初めから自分と共にある全能の力が、自分のために働いてくれることを知らない。
思考のない高次の世界に勝ち負けはないので、他者に勝つというのではないが、思考を消せば、猫の群れの中の虎どころではない。

思考を消すにはエネルギーが必要だ。
あなたに思考を起こさせようとする、目に見える力、目に見えない力の両方が、あなたに常に襲い来るのだからだ。
だが、それを打ち負かすエネルギーは深呼吸で得られる。
ただ、沢山息を吸うことだけ気をつけれていれば、後は、あなたに組み込まれた制御装置が、正しい呼吸法に導いてくれるだろう。
それまでは、特に、就寝時には、志賀一雅博士の「よかった・ありがとう」呼吸をすれば良い。
これは、息を吸いながら「よかった」と思い、息を吐きながら「ありがとう」と思うだけである。
また、深呼吸は細胞を活性化するエネルギーも与えてくれるので、健康になり、若返り、IQが高くなる。

そして、「私は内なる神に一切をまかせる。私は何も考えない」とだけ思うと良いだろう。
あらゆる思考の中で、この思考だけは良いのである。
昔はこれを「南無阿弥陀仏」と言ったが、現代では効果はやや劣る。
「私は内なる神に一切をまかせる。私は何も考えない」は自分流にアレンジしても構わない。

精霊の花嫁
AIアート433
「精霊の花嫁」
Kay


これだけである。
後、良ければ、ラマナ・マハルシの『私は誰か?』の18を読むことが有益である。その全文を以下に掲載する。

質問
帰依者(信仰者。霊的な行の実践者)のなかで最もすぐれているのはどのような人でしょうか?

解答
神である真我に自分自身をゆだねきった人が、最もすぐれた帰依者である。
自分自身を神にゆだねるとは、真我という想念以外のいかなる想念も起こることを許さず、ひたすら真我の内にとどまっていることである。
どんな重荷を負わされようと、神はそれに耐える。神の至高の力がすべてのものごとを動かしているというのに、なぜわれわれはその力に身をま
かせず、何をどうすべきか、どうすべきではないかと思い悩むのだろうか?
われわれは列車がすべての荷物を運んでくれることを知っている。
列車に乗ってまでも、自分の小さな荷物を頭にのせて苦労する必要がどこにあろう。荷物をおろして安心しなさい。








  
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