呼吸法として完璧なのは『弓と禅』の、弓術の達人、阿波研造が教えたものであると思う。
原文がドイツ語であり、旧訳と新訳で少し異なる訳がされていて、原文を照合したわけではないが、おそらく旧訳の方が良い。
以前、引用したが、再度、引用する。
読み易いよう、改行を付ける。
息を吸い込んでから腹壁が適度に張るように、息をゆるやかに圧(お)し下げなさい。
そこでしばらくの間息をぐっと止めるのです。
それからできるだけゆっくりと一様に息を吐きなさい。
そして少し休んだ後、急に一息でまた空気を吸うのです。
こうして呼気と吸気を続けて行ううちに、その律動(リズム)は、次第に独りでに決ってきます。
あまり良い説明ではないと思う(笑)。
おそらく、呼吸に関するヘリゲルの理解力がないので、阿波がいろいろに説明するのを、通訳者が苦労してドイツ語にし、それを後にヘリゲルがまとめ、それをさらに日本語に訳したのだから、おかしな訳になってしまうのもやむを得ない。
だが、旧訳と新訳で共通し、阿波が言ったことで正しく伝わったのは、「腹壁が張る」だ。
これを、日本の呼吸法の達人であった、岡田式静座法の岡田虎二郎の、「胸を張るのではなく腹を張れ」「常に腹に力をこめよ」という教えと、『神秘のカバラー』の「神とは圧力である」を重ねると、ようやく分かる。
胸を張ると言ったら、普通は、上体を立て、背筋を真っすぐにし、胸を突き出すようにすると思う。
しかし、岡田が言った「胸を張る」は、肺に空気をいっぱいに吸うことである。
そして、「胸を張るな」というのは、岡田は胸式呼吸を否定し、腹式呼吸を薦めたのだ。
胸を突き出す姿勢は、カールフリート・デュルクハイムの『肚』でも否定されていたが、デュルクハイムもまた、腹式呼吸が本来の呼吸だと言いたかったのだろう。
長々述べたが、要は、阿波も岡田も「腹式呼吸をしろ」と言ったのだが、腹式呼吸をまともに説明しているのを見たことがない。
皆、「腹に息を入れる」と言うが、腹に息が入るはずがない。腹に肺はないからだ。
正しくは、横隔膜を下げるということであるが、横隔膜なんてものを見た者は滅多にいないし、解剖図で見たところでピンとこず、それを下げろと言われても困る。
「腹を膨らませながら息を吸え」というのもよく言われるが、これだと、呼吸と横隔膜の動きがちぐはぐになる。
正しくは、「息を吸うと共に腹の内部に圧力を作る」である。
この腹は、臍の高さである。丹田ではない。
(松木草垣は臍を重要視した)
臍の内部に圧力が起こるよう想像すれば、阿波や岡田が言うように、腹(腹壁)が張るのである。
この時、腹の中に神のエネルギーが宿る。
この状態では思考が消えている。
そんな時は、魂が現れ、全知全能である。
尚、胸の中に圧力を発生させても、腹に圧力を発生させるのに比べて弱いが、ちゃんとエネルギーが生じるし、胸の方がやり易いので、初心者には向いており、私もよく多用する。
ところで、特に立った場合、胸を張っている(胸を突き出していると)と、腹に圧力を発生させることは難しいので、腹に圧力を発生させる場合は、胸を張ってはならない。

AIアート362
「絵のない絵本34話」
Kay
やはり説明が難しい。
引き続き、角度を変えて説明しようと思う。
最後に、こんな興味深い話をする。
胸に圧力を発生させると、爽やかさや活気を感じさせ、好かれるようになる。
腹に圧力を発生させると、男であれば貫禄を感じさせ、女性であれば慈愛を感じさせ、モテモテになる。
尚、カールフリート・デュルクハイムの『肚』や、岡田虎二郎関連の本は、古書も入手が難しく、あっても高価である場合が多いので紹介しない。
原文がドイツ語であり、旧訳と新訳で少し異なる訳がされていて、原文を照合したわけではないが、おそらく旧訳の方が良い。
以前、引用したが、再度、引用する。
読み易いよう、改行を付ける。
息を吸い込んでから腹壁が適度に張るように、息をゆるやかに圧(お)し下げなさい。
そこでしばらくの間息をぐっと止めるのです。
それからできるだけゆっくりと一様に息を吐きなさい。
そして少し休んだ後、急に一息でまた空気を吸うのです。
こうして呼気と吸気を続けて行ううちに、その律動(リズム)は、次第に独りでに決ってきます。
あまり良い説明ではないと思う(笑)。
おそらく、呼吸に関するヘリゲルの理解力がないので、阿波がいろいろに説明するのを、通訳者が苦労してドイツ語にし、それを後にヘリゲルがまとめ、それをさらに日本語に訳したのだから、おかしな訳になってしまうのもやむを得ない。
だが、旧訳と新訳で共通し、阿波が言ったことで正しく伝わったのは、「腹壁が張る」だ。
これを、日本の呼吸法の達人であった、岡田式静座法の岡田虎二郎の、「胸を張るのではなく腹を張れ」「常に腹に力をこめよ」という教えと、『神秘のカバラー』の「神とは圧力である」を重ねると、ようやく分かる。
胸を張ると言ったら、普通は、上体を立て、背筋を真っすぐにし、胸を突き出すようにすると思う。
しかし、岡田が言った「胸を張る」は、肺に空気をいっぱいに吸うことである。
そして、「胸を張るな」というのは、岡田は胸式呼吸を否定し、腹式呼吸を薦めたのだ。
胸を突き出す姿勢は、カールフリート・デュルクハイムの『肚』でも否定されていたが、デュルクハイムもまた、腹式呼吸が本来の呼吸だと言いたかったのだろう。
長々述べたが、要は、阿波も岡田も「腹式呼吸をしろ」と言ったのだが、腹式呼吸をまともに説明しているのを見たことがない。
皆、「腹に息を入れる」と言うが、腹に息が入るはずがない。腹に肺はないからだ。
正しくは、横隔膜を下げるということであるが、横隔膜なんてものを見た者は滅多にいないし、解剖図で見たところでピンとこず、それを下げろと言われても困る。
「腹を膨らませながら息を吸え」というのもよく言われるが、これだと、呼吸と横隔膜の動きがちぐはぐになる。
正しくは、「息を吸うと共に腹の内部に圧力を作る」である。
この腹は、臍の高さである。丹田ではない。
(松木草垣は臍を重要視した)
臍の内部に圧力が起こるよう想像すれば、阿波や岡田が言うように、腹(腹壁)が張るのである。
この時、腹の中に神のエネルギーが宿る。
この状態では思考が消えている。
そんな時は、魂が現れ、全知全能である。
尚、胸の中に圧力を発生させても、腹に圧力を発生させるのに比べて弱いが、ちゃんとエネルギーが生じるし、胸の方がやり易いので、初心者には向いており、私もよく多用する。
ところで、特に立った場合、胸を張っている(胸を突き出していると)と、腹に圧力を発生させることは難しいので、腹に圧力を発生させる場合は、胸を張ってはならない。

AIアート362
「絵のない絵本34話」
Kay
やはり説明が難しい。
引き続き、角度を変えて説明しようと思う。
最後に、こんな興味深い話をする。
胸に圧力を発生させると、爽やかさや活気を感じさせ、好かれるようになる。
腹に圧力を発生させると、男であれば貫禄を感じさせ、女性であれば慈愛を感じさせ、モテモテになる。
尚、カールフリート・デュルクハイムの『肚』や、岡田虎二郎関連の本は、古書も入手が難しく、あっても高価である場合が多いので紹介しない。
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