昨日も書いた通り、橋本敬三さんの著書『からだの設計にミスはない』の最初の方に書かれている、
「気持ちいいことなら何をしてもいい」
が、健康だけでなく、あらゆることに関する指針になるのではないかと思う。
そして、いちいちこんなことは言いたくないが、向上について話している時に、気持ちいいことと聞いて、美食、贅沢、飲酒、麻薬、性的快楽、優越感等を前面に持ち出したがるのはIQが低い人間であり、IQが低い人間を相手にする気はない。
ただ、これにより、IQが低い人間とは、考えない者ではなく、余計なことを考える者であることが分かる。
対して、優秀な、IQが高い人間とは、何も考えない、思考が消えた人間である。
「気持ちいいこと」と聞いて、IQが低い人間は「美味いものを食う」「酒を飲む」「いい女を抱く」といった「余計なこと」を考え、そこから離れないが、IQが高い優秀な人間は何も考えず、無意識に「高い意味での気持ちいいこと」を受け入れることが出来るのである。
巷で言う「自分の頭で考える者が立派な賢い人間」としたら、「気持ちいいこと」を、酒や美食だと「自分の頭で考え」たり、そこまで馬鹿でないとしても、自分本位な思考に浸ってしまい、本当に良い情報や、魂からのメッセージを聞き逃してしまうのである。
昔から「神は小さな声でささやく」と言われるのは、考えていたら、貴重なささやきを聞き逃すからである。

人間にとって、最も気持ちいいことは、胸いっぱいに息を吸うことである。
もちろん、凍えた時の焚火などの熱源、喉が渇いた時の水といったものから受ける気持ち良さは大きなものだが、これらは、それなりのマイナスがあって初めて感じることであり、それで言うなら、長く呼吸が出来なかった後の呼吸の気持ち良さには及ばない。
なぜ、これらのことに気持ち良さを感じるのかというと、生命の維持のためであるが、やはり呼吸には奇妙なところがある。
つまり、喉が渇いていない時に水を飲んでも気持ちよくはないが、呼吸に関しては、普通の状態であっても、深呼吸をすれば気持ちが良いのである。
深呼吸についてたとえると、たとえばこんな感じである。
あなたは、巨大な軍団を持っている。
戦闘機、戦車、軍艦、潜水艦などであるが、普段はそれらを動かす必要はない。
しかし、それらを動かす時には、それらに燃料を補給し、スタンバイ状態にする必要がある。
その燃料の補給が深呼吸である。
人間の脳や身体の細胞は、普段は一部しか活性化していない。酸素という燃料が足りていないからだ。
だから、大きな力を発揮出来ない。
だが、深呼吸して酸素という燃料を注入すればするほど、大きな力を発揮出来るのである。
これから大勝負をやるという時に深呼吸を薦めるのも、こんな論理があるからである。

花の陰
AIアート334
「花の陰」
Kay


細かい話はこのくらいにして、呼吸による引き寄せについて1つ述べよう。
金持ちになりたければ、金持ちの呼吸をしなければならない。
財力を決めるのは呼吸である。他のことはほんのついでに過ぎない。
作家になりたければ、作家の呼吸をしなければならない。
作家の力量を決めるのは呼吸で、他のことは付け足しに過ぎない。
16歳の少女にモテたいなら、16歳の少女にモテる呼吸をしなければならない。
16歳の少女にモテるかどうかを決めるのは呼吸で、イケメンかスタイル(プロポーション)が良いかは些細な問題である。
どんなのが金持ちの呼吸かは教わるまでもない。
IQが高ければすぐに出来るし、そうでないなら、深呼吸をして思考を消し、IQを高めていけば、すぐに出来るようになるだろう。








  
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