さて、不道徳な願望を引き寄せで叶えることが出来るのだろうか?
アーサー王は最悪の不倫の結果生まれたのだし、ギリシャ神話の絶世の美女ヘレネは英雄テセウスにより12歳の時略奪された。
これらの不道徳な願望は、引き寄せによって叶ったのではなく、魔法の力や武力によって成し遂げられた。
釈迦も、人妻やロリータに手を出すなと教えている(涅槃経)。
一時うまくいったとしても、長く栄えることはなく、衰退が待っているからだ。
つまり、不道徳な願いは叶わない・・・というか、叶わないことが幸せだ。

最も簡単・確実な引き寄せは、志賀一雅博士の「よかった・ありがとう」呼吸で完璧に科学的に説明出来ることは何度も書いたので繰り返さない。
普通の願いであれば、例えば、「成った」と思いながら息を吸い、「万歳」と思いながら息を吐けば、脳波がスローアルファー波になって叶う。
だが、人間の魂は善なので、邪なことを考えると、そもそもドーパミンが出ないし、ドーパミンが出ても、喜びが表現出来ないし、喜びが表現出来ても、脳波がスローアルファー波になることはない。引き寄せで最も肝心なスローアルファー波が出ないのだから、願いは叶わない。

ところが、チンギス・ハーンは、「人生最大の喜びは敵の美しい妻や娘を強奪すること」と言い、実際、数千人の子供を作り、それでも、歴史上稀に見るほど成功したのはなぜだろう?
それは、言い伝えられたその言葉が嘘だからで、彼は、ドーパミンが出て脳波がアルファー波になるだけの志を持っていた。
チンギス・ハーンほどでなくても、大物の悪党は皆同じなのだ。
『荘子』にも、大悪党が孔子を論破する話があり、大悪党には賢者に負けない志があることが示されている。
太陽の花
AIアート329
「太陽の花」
Kay


別の大きな願望があれば、不道徳な願いもついでに叶うものだ。
しかし、釈迦が言うように、所詮、魂が認めない願いは、長い繁栄を消してしまう。
だが、裏技がある(笑)。
いや、マジだ。
ある男が、インドの聖者ラマナ・マハルシに相談した。
「隣の奥さんが美しい。このままでは間違いを起こしそうだ」
すると、マハルシは答えた。
「そうなっても後悔するな」
願わず、なりゆきで叶ったことは、たとえどんなことでも因果応報を起こさない。つまり、悪いことは起こらない。
そして、願わなければ大抵は叶ってしまうのである。
普通は、そんな願いは忘れてしまうが・・・








  
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