子供は、嫌っている相手からの場合は別かもしれないが、呪文を教えてもらうと、ワクワクしてそれを憶えて唱えるものであるが、その呪文はよく効くのである。
それは、子供っぽくなったお年寄りの場合にも言えることが多い。
ちょっと知られた話では、あるおばあさんが、「油売らんか」という呪文を使い、よく効いていたが、お坊さんに「それはアビラウンケンが正しい」と言われ、「アビラウンケン」に改めたが、そうしたら、効かなくなってしまった。
最初の新鮮な気持ちが大切で、悪意はないかもしれないが、このお坊さんは余計なことをしてしまったのである。
まあ、「アビラウンケン」も、元々のサンスクリット語では「アヴィラフーンカン」であり、それなりの原型をとどめていれば良いか、あるいは、何でも良いのだと思う。

私が子供の時は「南無三(なむさん)」をよく使い、いざという時は、これを唱えれば失敗も不可能もなかった。
もちろん、「南無三」は呪文でも何でもないが、信じて唱えれば効果があるのである。

ところが、理屈で考える年ごろになると、呪文を使わなくなり、使っても、本人も効くと思っておらず、実際効かない。
しかし、呪文を信じるような子供心を持っていたら、やはり呪文は効くものである。
そして、呪文は何でも良い。

大人の呪文とも言えるのがアファーメーション(肯定的確言)で、アファーメーションがよく効く人というのは、アファーメーションの内容よりも、それを呪文的に捉えているものでる。
つまり、実を言うと、呪文的に唱えて思考が消えれば、その(思考が消えた)度合いに応じ、魂が持つ力が解放され、うまくいくのである。
よくご紹介する「神様の奇跡が起こる」という言葉も同じで、「神様の奇跡が起こるんだ」といった思考など全くなくなるほど唱えた時に奇跡が起こるのである。
それなら、言葉は何でも良いので、自分が唱え易い言葉を唱えると良い。
もちろん、最も効果がある言葉は「私は誰か?」であるが、これは、やや特殊な言葉なので、今回の話からは省く。
それで、当面良い思いをしたい場合は、「ありがたい」「しあわせだ」でも良いし、これらの言葉がどこか気恥ずかしいなら「お金がある」をよくお薦めしている。
十分唱えれば、お金がザクザク入ってくるらしいから。

人魚のポーズ
AIアート222
「人魚のポーズ」
Kay


とにかく、何か考えているなと気付いたら、すぐに呪文を唱えるのである。
「お金がある」なんて唱えたら、すぐに思考はほとんど消えると思う。
ただ、やはり、大切なことは回数で、いつもいかなる思考も起こさない心構えで実践すべきである。








  
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