呼吸を微かにするだけで、IQが打ち上げ花火のごとく上がり、神仙のような身体になり、願いが叶うと言うと馬鹿げているようであるが、誤解してはならないのは、呼吸を微かにするのはあくまで間接要因であり、直接要因は思考が消えることだ。
そして、呼吸を微かにすることは思考を消すための本当に確かな間接要因なのである。
思考が消えるということも、伝統に倣い「無になる」と言えば、少しは有難味が増して信じられるかもしれない。
しかし、別に無理に信じる必要もない。
思考が消えれば、頭が信じるとか信じないとかはどうでも良いことであるからだ。

ところで、頭が良くなったり、身体が若く強く美しくなったり、願いが叶ったりするためには、本を読んだり、運動をしたり、冒険的行動をすることが必要ではないかと思っている人が多いだろうが、そりゃ、人生には潤いというものも必要で、それらは単に人生の潤いである。
スイーツを食べたり、可愛い猫とじゃれたりがそうで、合理的には必要なくても、潤いがいかに大切かということに異論はないであろう。
本を読んだり、運動したりも、本来はそういうものである。
呼吸を微かにして思考が消えていけば、余計なことはどんどんしなくなるが、思考しなくて良いほど集中し夢中になるほど楽しいこととして、自動的にいろいろな行動などが起こるのである。それはそれで好きに付き合えば良い。

永遠の一瞬
AIアート208
「永遠の一瞬」
Kay


もし、呼吸法だけをやって怠惰であるように見えるなら、実は呼吸が荒い時間がまだまだ多く、思考が消えておらず、下らないことを沢山考えているのである。
それはまるで、不眠症になって楽しい夢が見れなくなっているような感じである。
夢で豪華な宮殿で暮らすことがシンドイとか不安だと思う者などいない。
呼吸を微かにし、思考が消えれば、現実がそうなるのである。
よって、唯一の仕事として呼吸を微かにすることに励むのは悪くはなく非常に良いことである。








  
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