私は毎日、佐川幸義流四股を踏んでいることをたびたび書いている。
四股と言っても、相撲の四股とはかなり違い、ほぼ足踏みと言って良い。
ところが、佐川幸義流四股と言っても、佐川幸義が実際にどんな四股を踏んでいたかは誰も知らないらしい。
佐川幸義が大東流合気柔術に関し、秘密主義であったことは知られているが、彼が四股を踏む様子を見たことがある者がいないというから驚きである。
そして、佐川幸義は、弟子にも、四股の踏み方を丁寧に教えることはなかったようである。
それで、弟子の間でも、四股のやり方がそれぞれ異なっている。
不思議な話に思えるかもしれないが、私は、佐川幸義が四股のやり方を弟子にも教えなかったことは非常に良いことと思う。
佐川幸義の四股に関する、こんな話が印象的だ。
佐川幸義の一番弟子と言って良いと思うが、合気道の奥義を極めようと修行していた木村達雄氏が32歳の時、佐川幸義の道場にやって来たらしい。
そこで木村達雄氏は、70歳を超えた佐川幸義の超人的な実力に感服し、弟子入りを願ったが、他流をやっていた者は駄目だと言って佐川幸義は断った。
それでも、木村達雄氏は粘り強く食い下がり、ついに弟子入りが認められた。
ところがやがて、木村達雄氏はヨーロッパの大学に転任(彼は理学博士である数学者)となり、木村達雄氏は佐川幸義に身体を鍛える方法を教えて欲しいと言ったら、佐川幸義は「毎日四股を千回踏め」と言う。
木村達雄氏は、相撲の四股のことと思い「千回は無理」と言うが、佐川幸義は「自分は出来る」と言う。
それで、木村達雄氏は、必死で相撲の四股を毎日千回やったらしい。
なんともひどい話に思えるが、これで良かったのだと思う。
他にも、佐川幸義は高校生の弟子に、入門後しばらくして、毎日家で四股を踏むよう命じた。
それで、その弟子もやはり相撲の四股を踏んでいたが、佐川幸義に「全然強くなっていない」と怒られる。
それで、「四股を踏め」と言われて数か月後に、佐川幸義に「四股をやってみろ」と言われ、佐川幸義の前で相撲の四股をやったら、「そんなに腰を落とすな」「そんなに身体を傾けるな」と矯正され、やっと、佐川幸義が言う四股は、ほとんど足踏みと知る。
AIアート198
「少女神」
Kay
私は2019年6月に、このブログで、楽進さんのコメントで「佐川幸義の四股はぺったんぺったん四股」「なんちゃって四股」と教えてもらい、ネットや書籍を調べまくりながら四股を始めた。
やり方はどんどん変わっていったが、どの時点の四股も、別に間違ってはいないと思う。
それで、私なりのやり方が完成したのは今年に入ってからだと思う。
まさに、自分に合ったやり方で、佐川幸義のお弟子さんや、そのお弟子さんらの、どの方のやり方とも完全に同じではないが、私は自分のやり方が最上と思っている。
また、腕振り運動(甩手。スワイショウ)も、教える人ごとにやり方は全部違うと言って良いほどだが、これも、私流のやり方を完成した。
今の世の中は、何事も、先生に教えられた通りにやるのが良いと思い込んでいる人が多い。
もちろん、基本が大事という部分はあるのだが、基本だって、数多く繰り返す中で自分で完成させるしかなく、決して「言われた通り」にやればそれで良いというものではない。
それは何事も同じである。
私はプログラミングでも、ブライアン・カーニハンの「プログラミング作法」やデニス・リッチーの「プログラム書法」に感服し、熱心に勉強はしたが、やはり、彼らともやり方は違うのである。
そして、自分に合ったやり方は、自主的に果て無く反復してこそ分かるのである。
「私は誰か?」と自分に問うことも同じである。
自分にあった最適なやり方など誰も知らないし、当然ながら教えてくれることはない。
間違っているかもしれないが、自分で長時間やっているうちに、だんだん分かってくるのである。
本当の師は自分の中におり、それを引き出すのは、果て無い反復である。
四股と言っても、相撲の四股とはかなり違い、ほぼ足踏みと言って良い。
ところが、佐川幸義流四股と言っても、佐川幸義が実際にどんな四股を踏んでいたかは誰も知らないらしい。
佐川幸義が大東流合気柔術に関し、秘密主義であったことは知られているが、彼が四股を踏む様子を見たことがある者がいないというから驚きである。
そして、佐川幸義は、弟子にも、四股の踏み方を丁寧に教えることはなかったようである。
それで、弟子の間でも、四股のやり方がそれぞれ異なっている。
不思議な話に思えるかもしれないが、私は、佐川幸義が四股のやり方を弟子にも教えなかったことは非常に良いことと思う。
佐川幸義の四股に関する、こんな話が印象的だ。
佐川幸義の一番弟子と言って良いと思うが、合気道の奥義を極めようと修行していた木村達雄氏が32歳の時、佐川幸義の道場にやって来たらしい。
そこで木村達雄氏は、70歳を超えた佐川幸義の超人的な実力に感服し、弟子入りを願ったが、他流をやっていた者は駄目だと言って佐川幸義は断った。
それでも、木村達雄氏は粘り強く食い下がり、ついに弟子入りが認められた。
ところがやがて、木村達雄氏はヨーロッパの大学に転任(彼は理学博士である数学者)となり、木村達雄氏は佐川幸義に身体を鍛える方法を教えて欲しいと言ったら、佐川幸義は「毎日四股を千回踏め」と言う。
木村達雄氏は、相撲の四股のことと思い「千回は無理」と言うが、佐川幸義は「自分は出来る」と言う。
それで、木村達雄氏は、必死で相撲の四股を毎日千回やったらしい。
なんともひどい話に思えるが、これで良かったのだと思う。
他にも、佐川幸義は高校生の弟子に、入門後しばらくして、毎日家で四股を踏むよう命じた。
それで、その弟子もやはり相撲の四股を踏んでいたが、佐川幸義に「全然強くなっていない」と怒られる。
それで、「四股を踏め」と言われて数か月後に、佐川幸義に「四股をやってみろ」と言われ、佐川幸義の前で相撲の四股をやったら、「そんなに腰を落とすな」「そんなに身体を傾けるな」と矯正され、やっと、佐川幸義が言う四股は、ほとんど足踏みと知る。
AIアート198
「少女神」
Kay
私は2019年6月に、このブログで、楽進さんのコメントで「佐川幸義の四股はぺったんぺったん四股」「なんちゃって四股」と教えてもらい、ネットや書籍を調べまくりながら四股を始めた。
やり方はどんどん変わっていったが、どの時点の四股も、別に間違ってはいないと思う。
それで、私なりのやり方が完成したのは今年に入ってからだと思う。
まさに、自分に合ったやり方で、佐川幸義のお弟子さんや、そのお弟子さんらの、どの方のやり方とも完全に同じではないが、私は自分のやり方が最上と思っている。
また、腕振り運動(甩手。スワイショウ)も、教える人ごとにやり方は全部違うと言って良いほどだが、これも、私流のやり方を完成した。
今の世の中は、何事も、先生に教えられた通りにやるのが良いと思い込んでいる人が多い。
もちろん、基本が大事という部分はあるのだが、基本だって、数多く繰り返す中で自分で完成させるしかなく、決して「言われた通り」にやればそれで良いというものではない。
それは何事も同じである。
私はプログラミングでも、ブライアン・カーニハンの「プログラミング作法」やデニス・リッチーの「プログラム書法」に感服し、熱心に勉強はしたが、やはり、彼らともやり方は違うのである。
そして、自分に合ったやり方は、自主的に果て無く反復してこそ分かるのである。
「私は誰か?」と自分に問うことも同じである。
自分にあった最適なやり方など誰も知らないし、当然ながら教えてくれることはない。
間違っているかもしれないが、自分で長時間やっているうちに、だんだん分かってくるのである。
本当の師は自分の中におり、それを引き出すのは、果て無い反復である。
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