無能唱元という、引き寄せ関係の本を沢山書いているお坊さんの著書の1つに『強くなる瞑想法』(1982)という本がある。
私は昔、若い時に読んだと思うが、中身はさっぱり憶えていない。
だが、この本の裏表紙に書かれていた、作詞家の阿久悠さんの「引き寄せの秘法」はよく憶えている。
正確ではないが、こんな感じのものだ。
「息を吸って止め、曲がヒットしている様子を思い描く。息を吐いて全て忘れる」
阿久悠さんは、秋元康さんに次ぐ、作詞した曲の国内シングル売り上げ記録を持つらしいが、これをやらずにヒットした曲はないと言う。

私は、これをやって、どうでも良いことは確かに叶い、「凄い効果だなあ」と思ったが、強い願いはさっぱり叶わなかった。
その理由は明確で、最後の「忘れる」が出来ないからだ。
また、願いが強いものだから、何度もやってしまい、それでますます、願いを忘れることが出来ない。

数兆のj星たちと
AIアート148
「数兆の星たちと」
Kay


ところで、少し前に書いたが、松下幸之助さんは、願いを叶えるためには「まず願うこと」と言っている。

で、最近、この2つを統合出来、やっとやり方が分かった。
やり方の基本は「願って忘れる」だけで、阿久悠さんの「息を吸って吐いて」は、それ(願って忘れる)をやり易いからやったのだ。
重要なことは「忘れる」こととなるが、この「忘れる」という言い方は駄目だと思う。
だって、「忘れる」って「記憶が消える」ことだが、そんなこと無理だ。特に、強く願うことであれば。
ここは、「忘れる」ではなく「思考を消す」と言わないといけない。
思考を消せば、忘れていることと同じだからだ。
そして、ずっと書いているが、人間は思考を消せば全知全能なのだ。

全知全能であれば、願いが叶うのは当たり前であるから、単に思考を消せば良いだけである。
そのための最上の方法は、ラマナ・マハルシが提示した「私は誰か?」と自分に問うことである。
そして、これがなかなか続かない場合は、世界コマンド「私は何も考えない」あるいは「われ思わず」を唱えると良い。
後は単に、問う回数、唱える回数の問題である。
楽に、問い易いよう、唱え易いよう工夫をして多く唱えれば良い。
そのためだけではないが、腕振り運動や佐川幸義流四股を数多く行うことが、繰り返す力を付ける。
だが、繰り返すことは何でも良い。
マントラだろうが、数息観だろうが、祝詞だろうが、バットや木刀の素振りだろうが。
ただし、数多く繰り返すことに意味があるので、やはり、楽に出来る、出来るだけ楽しいことである必要がある。
私は、やればやるほど、身体が強く美しくなる腕振り運動や佐川流四股が好きであるのだが。








  
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