少し前に、時間を巻き戻して、失敗をなかったことにしたり、うまくいかなかったことをやり直すという話をしたが、それは、かなり起こっているということも述べた。
それをやった者は、それを憶えていない場合が多いが、夢の中の出来事のように、ぼんやりと憶えていることもある。
こういった話をテーマにしたSF小説やSF漫画などは多く、それは、やはり、こういったことが実際にあることを感じさせる。
私などは、もう数えきれないほどやったように思うが、誰でも、こういったことを思いのままに起こせるわけではないだろう。
だが、本来、それは難しいことではないのだ。

かっとなって人を殴ったり、性欲に負けて少女をレイプして人生を棒に振りそうになった者が、時間を巻き戻して、過ちをやらずに済ませたといった短い時間範囲の場合だけでなく、学生時代に全く勉強せず、惨めな人生を送ってきた中年過ぎの人間が、子供時代に戻って、今度はしっかりと勉強しようという気持ちを持って学生時代をやり直すということもある。

おひいさま
AIアート126
「おひいさま」
Kay


私は、小学生の時、クラスメイトの中に、子供とは思えないほどの人格者で、よく訓練されていて勉強も運動も抜群という子がいて、その子に、「お前はなんでそんなに偉いんだ?」と聞いたら、その子は、「2度目なだけだ。ちっとも偉くないんだ」といったようなことを言っていた。
子供じみたところがない立派な子供の中には、そんなふうに、2度目、3度目のやり直しをしている者は案外にいると思うし、大きな素晴らしいことを成し遂げる大人の中にだって、かなりいるのだと思う。
というか、卓越した成果を上げている者の中で、全く、時間の巻き戻しを利用しなかった者がいるのか疑問だ。

ただ、せっかく時間の巻き戻しをしても、以前の記憶が全く、あるいは、ほとんどない場合が多い。
それもまた、宇宙人が太古の昔に地球に仕掛けたマインドコントロール装置のせいである。

コリン・ウィルソンが座右の銘にしていた、H.G.ウェルズの自伝小説『ポリー氏の人生』の中の言葉、
「人生が気に入らないなら、変えてしまえばいい」
という言葉のように、それは誰でも出来る。
そして、後悔のない人生を送れば、もう地球に転生する必要はない。

やり方はただ、「私は誰か?」と自分に問うて、思考(=心)を消すだけである。
まずは、短い時間での巻き戻しがよく起こるようになり、それを憶えていられるようになる。
だが、なかなか「私は誰か?」と問うことが定着しない場合、世界コマンド、
「私は何も考えない」
「私は何も信じない」
「私は何も愛さない」
のどれか、あるいは、2つ、あるいは、全部唱えると良いだろう。
徐々に心が消え、自分が本当は誰か(何か)に興味を持つようになるだろう。








  
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