彼が考案した四股を大いに活用させていただいているが、大東流合気柔術の達人だった佐川幸義が言った「特訓なんかしない」は名言と思う。
確かに、彼の力は人間離れしていたし、それは老齢になっても変わらなかったが、どうしてそんなふうになったかというと、魂の力が肉体に作用していたからであると思う。
筋肉を沢山鍛えればそうなるのではない。
魂の力を高めたから、肉体も強くなったのである。
言い換えれば、筋肉をやたら鍛えたからって、強くなるには限界がある。
武術、武道では、魂の力によって身体を強化するのが普通・・・むしろ、本来はそれが目的で、昔は老齢の達人は珍しくなかった。
スポーツでも、特別な選手というのは、ある程度は魂の力の作用があるのである。
鍛えたからといって誰もが大谷翔平になれるわけではないが、あの能力は才能というだけでもない。彼もやはり、なんらかのきっかけで魂の力をある程度引き出すことが出来るようになったのだろう。
イチローだって、彼が元々言っていたように50歳まで現役は出来たのだが、世俗の影響で魂の力を出すことが出来なくなったのだろう。

贅沢な庭
AIアート64
「贅沢な庭」
Kay


私は、縁がある人には、佐川幸義流四股を勧めることがあり、実践してくれる人もいる。
ところが、私が、1日最低千回やると言うと、「千回で何十分かかりますか?」とよく聞かれる。
そんなこと知らん。
千回連続してやっている時間はなかなかないし、そんなの、シンドイじゃないか?
時間があれば、私の場合、百回単位でやるだけだ。
決めた時間(1日3回の短い時間)中に400回はやるので、後は、日常の中で600回以上やればよく、楽なものである。
佐川流四股は、足踏みと変わらないので100回程度は楽なはずなので、1日1000回は簡単である。
「千回で何十分かかりますか?」と聞いてくる者には、学生の頃、スポーツをやっていた人が多い。
彼らは、運動と言ったら、どうしても、シンドくて当たり前、効く(シンドイ、辛いという意味だろう)のでなければ運動でないと思っている。
「腕立て伏せは楽にやっている時は力がつかない。もう駄目だと思った時にもう1回やるから力がつくんだ」というような言い方が好きな人は、スポーツを熱心にやっていた人に多いが、そんな運動、長続きしないし、続けたら身体が壊れる。私も、毎日無理矢理、腕立て伏せを連続で二百数十回やって、すっかり肩や肘を壊してしまったことがある。
動画サイトでも、腕立て伏せなどで「自分を追い込め」「限界までやれ」などと言う人が多く、楽しいなら自分はそうやればいいだけで、そんな辛くて続くはずもないことをそそのかすのはやめて欲しいものだと思う。
腕立て伏せなら、壁腕立て伏せを100回ほどやることをお勧めする。毎日やれば、それで魂の力が出て来る。
ただ、佐川流四股や次に述べる腕振り運動を、老人でもないのに「1日なんとか100回やってます」と言う人がいるが、そんな人には「もうちょっとやろうか」と言いたい。

腕振り運動も、魂の力を引き出す良い運動だ。
魂の力を出すことでは、佐川流四股と同等か、それ以上かもしれない。
しかし、佐川流四股は、現実に身体のバランスや足腰のインナーマッスルを鍛える効果も高いので、結果、足腰が非常に強くなると共に、ダイエット効果も高いのでお奨めする。

だが、最も魂の力を引き出す・・・というか、魂そのものになる方法が、いつも言う通り「私は誰か?」と自分に問うことである。
これも、1時間とか座ってやるようなことをしなくて良い。まあ、楽しいならやれば良いが・・・
気がついたら・・・特に、余計なことを考えていることに気付いたら、即座に「私は誰か?」と問うて思考を消すのである。
その積み重ねで、自分が全知全能の無限の魂であることを思い出し、それそのものであり続けるのである。








  
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