今回は『老子』第30章である。
この章を一言で言えば「自慢をするな」である。

この第30章はちょっと変わっていて、そもそも『老子』というのは、君子について語っているのに、この章では、その君子を補佐する者の話になる。

老子は、人民に関しては、悪の宇宙人のマインドコントロール装置から逃れることは不可能なので、神のようなものになるよう教え導くことはなく、その与えられた条件の中で、出来るだけ幸福にしてやろうと考えた。
しかし、君子に次ぐナンバー2なら話は別で、優れた君子に学べば、悪の宇宙人のマインドコントロール装置の支配から逃れ、自分が全知全能の魂であることを思い出せる。
そして、現代では、それが当てはまる者が増えてきている。
あなたも間違いなくそうである。
よって、いつも謙遜を忘れず、高慢にならず、うまくいっても「たまたまだ」と言い、称賛されるようなことをしても「やむなくやっただけ」とさりげなく言えるようでなければならない。

そのようになるには、自分が全知全能の魂である神であることを思い出せば良い。
そのためには、「私は誰か?」と自分に問い続けなければならない。
そうすれば、神の魂が自分の魂の中に流れ込むと同時に、自分の魂が神の魂の中に流れ込んでいくような感じになり、神と自分が一致してくる。
そうすれば、自ずとその者は自慢をしなくなり、自慢をしなければ自然の全潜在力が味方をする。
自慢をし、自分を大きく見せようとするほどに弱くなることは、経験的、感覚的に分かると思う。
このことは、小さな力を持つだけの小悪人でも知っている。
だから、卑しい小悪人でも自慢を控えれば、自慢をしたがる一般人を従えるくらいのことは出来るのである。
ましてや、「私は誰か?」と問い、神である私が自慢をするはずがなくなれば、もはや無敵である。








  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ