人生が劇だとしても、ほとんどの人がそれに気付かないのは、眠っていて夢を見ている時に、それが夢だと気付かないようなものだ。
確かに、夢の中で、それが夢だと気付いた経験がある人はいるだろう。
だが、なぜ気付いたかというと、別に、現実との矛盾や齟齬(そご。くいちがい)を感じたからではないはずだ。
なぜか知らないが、分かってしまったのだ。
だから、夢の中で、それが夢だと気付く方法はない。
しかし、あると言われ、しかも、私はその方法を夢の中でも憶えていて、本当にやったことがある。
どうやるのかというと、指を引っ張るのだ。
夢の中では、引っ張った指が伸びるというが、本当に伸びてしまい、それが夢だと分かってしまった。
とはいえ、それは、「夢を見ていると気付く方法を試した夢」のようなもので、どうも臨場感がない。
やはり、なぜか分からないが夢と気付く時の方が楽しく、「夢から覚める前にいろいろ無茶をやってみよう」という気にもなる。
とはいえ、では夢だと分かったからといって、高いビルの屋上から飛び降りることが出来るかというと、それは出来ないのだ。
ところで、ラマナ・マハルシやニサルガダッタ・マハラジといった聖者が、夢と現実に違いはないと言い、バシャールや江戸川乱歩は、夢の方が現実より価値があると言う。
それはよくは分からないが、夢の方が精神的に高位であることは分かる気がする。これは、一般の理解とは逆だが、言ってみれば、精神的な意味では、夢の価値がゼロなら現実はマイナスなのだ。
そして、現実の価値を上げても、ゼロ以上にならない。つまり、夢以上にはならない。
それが何だと言いたいかもしれないが、それは、現実を夢と見なせば、現実が夢と同じゼロになり、本当に現実が夢になってしまうということだ。
ただ、インドの聖者たちは、どうすれば、現実を夢と見なせるようになれるかは、言ったのかもしれないが、表現が曖昧だったり抽象的だったりで、翻訳が出来なかったのではと思うのだ。
だが、ムンクがそうだったが、芸術家・・・特に、LSDなどのドラッグを使っていた人達は、案外に気付いて、いろんなところで明かしている。
それが薄目をすることで、確かに、薄目で見れば、現実が夢っぽくなるのはすぐ分かると思う。
そして、薄目のまま深呼吸すれば、精神が夢モードになる。
ただ、薄目で深呼吸すると、目を閉じたり、逆に開いたりすることが多いので、そこは気をつけた方が良い。
インドの仏像や菩薩像が皆、半眼なのは、そんなことと関係あり、中国の仙道の導師も、薄目をしているイメージが強い。
薄目をして深呼吸をしていると、願わなくても引き寄せを行ってしまう。
まあ、多少の慣れは必要かもしれないが、どうしてそうなるのかというと、薄目で深呼吸をしていると、それが至高体験に似ているからではないかと思う。
宮本武蔵は、半眼もだが、視野の周辺で見ることも奨めている。
もしかしたら、武蔵は、大勢の敵と戦う時、横から攻撃を喰らわないように注意すべきことを教えるため、そう言ったのかもしれないが、死角からの攻撃というのは、見て判断することは出来ないもので、勘を働かせないといけない。
そして、周辺視野を使うと、なぜか分からないが勘が冴えるのである。
勘が冴えるということは、一種の超能力状態で、それが引き寄せ状態でもある。
AIアート734
「跪く少女」
Kay
人前で、あまり薄目をしていると印象が悪いので、そんな時は周辺視野を使うと良い。
そして、周辺視野を使うことに慣れると、ますます人間離れしてくる。
これからの地獄の時代には必要なスキルである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)【電子限定カラー版】死後を生きる生き方(横尾忠則)
(2)見えるものと観えないもの(横尾忠則)
(3)宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
(4)ムンク大全(エドヴァルド・ムンク)
(5)至高体験(コリン・ウィルソン)
(6)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(7)フランケンシュタインの城(コリン・ウィルソン)
確かに、夢の中で、それが夢だと気付いた経験がある人はいるだろう。
だが、なぜ気付いたかというと、別に、現実との矛盾や齟齬(そご。くいちがい)を感じたからではないはずだ。
なぜか知らないが、分かってしまったのだ。
だから、夢の中で、それが夢だと気付く方法はない。
しかし、あると言われ、しかも、私はその方法を夢の中でも憶えていて、本当にやったことがある。
どうやるのかというと、指を引っ張るのだ。
夢の中では、引っ張った指が伸びるというが、本当に伸びてしまい、それが夢だと分かってしまった。
とはいえ、それは、「夢を見ていると気付く方法を試した夢」のようなもので、どうも臨場感がない。
やはり、なぜか分からないが夢と気付く時の方が楽しく、「夢から覚める前にいろいろ無茶をやってみよう」という気にもなる。
とはいえ、では夢だと分かったからといって、高いビルの屋上から飛び降りることが出来るかというと、それは出来ないのだ。
ところで、ラマナ・マハルシやニサルガダッタ・マハラジといった聖者が、夢と現実に違いはないと言い、バシャールや江戸川乱歩は、夢の方が現実より価値があると言う。
それはよくは分からないが、夢の方が精神的に高位であることは分かる気がする。これは、一般の理解とは逆だが、言ってみれば、精神的な意味では、夢の価値がゼロなら現実はマイナスなのだ。
そして、現実の価値を上げても、ゼロ以上にならない。つまり、夢以上にはならない。
それが何だと言いたいかもしれないが、それは、現実を夢と見なせば、現実が夢と同じゼロになり、本当に現実が夢になってしまうということだ。
ただ、インドの聖者たちは、どうすれば、現実を夢と見なせるようになれるかは、言ったのかもしれないが、表現が曖昧だったり抽象的だったりで、翻訳が出来なかったのではと思うのだ。
だが、ムンクがそうだったが、芸術家・・・特に、LSDなどのドラッグを使っていた人達は、案外に気付いて、いろんなところで明かしている。
それが薄目をすることで、確かに、薄目で見れば、現実が夢っぽくなるのはすぐ分かると思う。
そして、薄目のまま深呼吸すれば、精神が夢モードになる。
ただ、薄目で深呼吸すると、目を閉じたり、逆に開いたりすることが多いので、そこは気をつけた方が良い。
インドの仏像や菩薩像が皆、半眼なのは、そんなことと関係あり、中国の仙道の導師も、薄目をしているイメージが強い。
薄目をして深呼吸をしていると、願わなくても引き寄せを行ってしまう。
まあ、多少の慣れは必要かもしれないが、どうしてそうなるのかというと、薄目で深呼吸をしていると、それが至高体験に似ているからではないかと思う。
宮本武蔵は、半眼もだが、視野の周辺で見ることも奨めている。
もしかしたら、武蔵は、大勢の敵と戦う時、横から攻撃を喰らわないように注意すべきことを教えるため、そう言ったのかもしれないが、死角からの攻撃というのは、見て判断することは出来ないもので、勘を働かせないといけない。
そして、周辺視野を使うと、なぜか分からないが勘が冴えるのである。
勘が冴えるということは、一種の超能力状態で、それが引き寄せ状態でもある。
AIアート734
「跪く少女」
Kay
人前で、あまり薄目をしていると印象が悪いので、そんな時は周辺視野を使うと良い。
そして、周辺視野を使うことに慣れると、ますます人間離れしてくる。
これからの地獄の時代には必要なスキルである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)【電子限定カラー版】死後を生きる生き方(横尾忠則)
(2)見えるものと観えないもの(横尾忠則)
(3)宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
(4)ムンク大全(エドヴァルド・ムンク)
(5)至高体験(コリン・ウィルソン)
(6)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(7)フランケンシュタインの城(コリン・ウィルソン)
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