ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

亡ぶ国の特徴

テレビや新聞の報道は真実を伝えていないとか、「偏向がある」というのは、当たり前のことである。
ところが、その理由を明快に学校で教えることは絶対にない。
テレビや新聞が真実を語れない理由は簡単で、それを知らないというのは変な話なのだが、本当に知らない人が多い。
いや、まず、テレビや新聞という事業が広告で成り立っているという単純なことすら、知らない人が大半なのだが、それは、非常に奇妙な話である。

テレビは沢山の人が見たら「視聴率が上がる」ということは理解している人が多い。
しかし、「視聴率が高いと何が良いのか?」となると、なぜか答えられない人が多い。
それも、テレビが広告で成り立っていることを知らないからだ。
テレビでも、NHKだけは受信料というもので成り立っている。だから、NHKではCMがない。
だが、NHK以外の民放では、CMを出す企業(企業以外もあるが)からお金をもらうことで成り立つという、当たり前過ぎることを知らない・・・「知らない」と言うのも本当は変だから、「考えない」「意識しない」と言う方が正しいのかもしれないが、全く考えず意識しなければ知らないも同然だろう。
(NHKが最も偏向が強いかもしれないことについては今回は省く)

たとえば、お菓子を作る会社はよくCMを出す。
お菓子の会社がCMを出す番組であれば、それがドラマであれバラエティー番組であれニュース番組であれ、お菓子に対して否定的な印象を与える言葉や映像は絶対に流れないよう番組を作るのが当たり前だ。
たとえば、お菓子を作る会社がCMを出すテレビドラマの中で、好感を与えるよう設定されている人物が「チョコレートは身体に悪いから食べては駄目だ」などというセリフを言うことは絶対ない。
あるいは、製薬会社がCMを出す番組で、「風邪薬や頭痛薬は身体にダメージを与えるので、医者は飲まないのです」と、それが本当であっても、そして、視聴者のためになることであっても、製薬会社の不利益になることは絶対に言わない。
もし、ワイドショー番組で出演者がうっかりそんなことを言えば大変なので、多くの番組では、出演者が喋ることはあらかじ決められているものらしい。その条件を受け入れる者だけがテレビに出演出来るのである。

日本では一応は、企業には政治色がなかった。
つまり、たとえば、トヨタは自民党を支持していますとかいったことはない。
テレビ会社もNHK以外は普通の会社だということもあるが、特にテレビは公平であるというのが建前だから、たとえば日本テレビは自民党を支持していますなどということは絶対にない。
アメリカも、一応は、テレビ放送局は政党(事実上、民主党と共和党の2つ)を公平に扱うことになっているが、どの放送局が左派(民主党支持)でどの放送局が右派(共和党支持)ということは、もうはっきりしている。
アメリカでは、一般企業も、特に大企業は、事実上、民主党支持か共和党支持かがはっきりしている場合が多い。
よって、テレビ放送局も、CMを出す企業が民主党支持であるか共和党支持であるかは、かなりはっきりしている。
そして、日本の放送局も、そんなアメリカの放送局と利害関係を持ったり、政治色があるアメリカ企業のCM、あるいは、資本が入れば、お菓子の会社の場合と同じで、アメリカ政治を公平に扱えなくなる。

他にも複雑な関係があるのだが、マスコミが広告で成り立っていることを認識すれば、マスコミが公平であるはずがないことは当たり前であると分かる。
「そんなこと当たり前だ」と言う人も少なくはないだろうが、マスコミにうまく印象操作されて、そんな事実を甘く見ている人が多いのではないかと思う。
要は、マスコミは真実を報道するためのものではないことの認識が足りないのである。
ジャニーズの性加害問題で、ほとんど初めて、マスコミ報道に強い制限があることがはっきり公開されたが、実際はそれを明確に認識した人はまだまだ少ない。
昔に比べ、テレビ視聴率が下がり、新聞の発行部数が大きく下がっているとはいえ、まだまだテレビや新聞を見る人は多いことが、それを示している。
そして、今やSNSもマスコミと同じことになってきている。
X(旧ツイッター)は、そうならないよう頑張ってはいるが、そのせいで収益的に厳しい状況である。

マスコミに騙されないために、「自分の頭で考える」ことが重要だとはよく言われるが、実際は、考えをコントロールすることが一番簡単なのである。
どうすれば良いかは簡単ではないが、優れた哲学を学び、心を静かにすることが重要であることは確かと思う。
だから、国民が哲学を持たず、心が常に騒がしい国は亡ぶのである。

心地よい朝
AIアート859
「心地よい朝」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)マスコミと官僚の「無知」と「悪意」(髙橋洋一)
(2)マスコミはなぜここまで反日なのか(ケント・ギルバート)
(3)葉隠 (知的生きかた文庫)
(4)論語 (岩波文庫)
(5)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
  
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10分で人生を変える物語の秘密

今今メソッドは、意識を今この瞬間に引き戻す訓練のようなものだが、訓練とはいえ楽しいものだ。
なぜなら、意識は本当は今に帰りたがっているのだから、魂である意識と協力しながら行っているようなものだし、行きつく先はエデンの園(楽園、理想郷)であるからだ。
意識が今に戻るのを邪魔するのは、自我(エゴ)である心だ。
自我は、意識を道連れに、過去や未来に行きたがる。
だが、意識が今に近付くほど、自我は服従するようになる。
このことを表現した言葉が、フレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイの『マジックス・トーリー』の中にある。

だがおまえの力では、私を呼び戻すことはできない。できるとしたら、明け渡すことだ。頭と心から、おまえの存在を消すことだ。そうすれば、私はその身体に戻ることができるだろう。
~『人生を変える魔法の物語(「マジック・ストーリー」の別訳)』より~

ここで「私」と言っているのは、この本では「プラスの自分」と呼ぶ意識であり、「おまえ」と呼んでいるのは「マイナスの自分」である自我だ。
古代から、この言葉の中にある「明け渡す」「おまえ(自我)の存在を消す」ための数多くの方法が提唱されてきたが、成功したのは、ブッダや老子や釈迦やイエスやラマナ・マハルシといった特別な存在だけだった。
しかし、今今メソッドであれば、誰もが、究極とまではいかないかもしれないが、その目的をかなり達成出来ると思う。
結果、引き寄せがかなり自在になるが、むしろ、願わずとも幸運に恵まれるようになる。
この『マジック・ストーリー』の中でも、行き詰まり、中には自殺しかないと思った人が、わずか10分ほどで生まれ変わり、自由自自に生きるようになった。
しかし、この本では、なぜ、これらの人々が生まれ変わったのかが明確でない。
だが、それは、彼らが今この瞬間に生きるようになったからであると断言して良いと思う。
つまり、今今メソッドを実践すれば、彼らのようになれると思う。

『マジック・ストーリー』は、高橋璃子さんという優秀な翻訳者によって、『人生を変える魔法の物語』というタイトルで、わずか399円でKindle版が販売されていたが、現在は販売中止になっているようだ。
だが、それとは別の紙の本である『マジックス・トーリー』は絶版ながら、今のところ、古書が安価に購入出来ると思う。
英語版(原書)で良ければ、Kindle版が100円で買える。
極めて薄い本で、主要ストーリーだけなら10分で読めると思う。
まあ、今今メソッドをやれば良いのであり、興味があれば参考に読めば良いだろう。

家出気分の姫様
AIアート858
「家出気分の姫様」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)マジック・ストーリー (フレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイ)
(2)The Magic Story( Frederick Van Rensselaer Dey) ※『マジック・ストーリー』英語版(100円)
  
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ユダヤ人はなぜ優秀か

ユダヤ人が優秀であることは、おそらく確かと言って良いと思う。
ところが、ユダヤ人とは何かというと、大雑把なことを言えば、ユダヤ教の信者のことを言うらしい。
わずか1400万人のユダヤ人が政治、経済、学問などで圧倒的な支配力を持つという驚異的な優秀さである。
それなら、第一の関心事は、なぜユダヤ人が優秀なのかである。
それが分かれば、自分や自分の子供を優秀に出来るかもしれないからだ。
そして、これも大体分かるのではないかと思う。
つまり、ユダヤ人の教育方針はかなり確立されたものであり、その教育が優秀さの原因と考えて良い。
では、その教育とはどのようなものであるかだが、細かいことを言いだすとキリがないので、根本の根本だけ言えば知識である。

我々は知識を軽視することが多い。
知識を蓄えるだけならコンピューターにやらせれば良いという考え方も広まっている。
知識より知恵が大切だなどと分かったようなことを言う者が多いし、また、そう言っていれば賢そうに見えるかもしれない。
だが、知識がなければ知恵が出ないというのが確かなことのようだ。
知識の軽視の中には、アインシュタインの風説的な話も影響していると思う。
アインシュタインは暗記が苦手で学校の成績が悪く、大学受験に失敗し、また、物理学者として成功してからも「私は光の速さといった教科書を見れば書いてあるようなことは憶えない」と言ったという話が知られ、これも、「頭が良いことと知識は関係ない」という観念が広まることに影響したと思う。
しかし、本当は、アインシュタインは無駄なことを憶えないと言っただけで、間違いなく、アインシュタインは知識人であったはずだ。

私の知人の超大手教育会社のマネージャーが、アルバイトとはいえ重要な業務を行わせている、東大生の中でも際立った優秀な東大生に、東大に入る秘訣を聞いたら「簡単です。参考書を一冊、丸暗記すればいい。どの参考書も同じですからどれでもいいです」と言ったという。
まあ「どの参考書でも」に関して言えば、その東大生は東大進学率が高い高校にいたのだから、どの参考書が良いのかの情報を簡単に得ていたはずだから、やはり、ある程度は良い参考書を選ぶことも大切と思われる。しかし、そんなこと(どの参考書が良いか)は、誰でもちょっと調べれば分かることだろう。
ここでも、やはり、まず暗記、つまり、知識である。
日本が技術立国と言われていた頃は、詰め込みと批判されることがあっても、やはり基本的に大切な知識を沢山持った子供が多かったのだと思う。
それが、詰め込み批判やゆとり教育とかで、子供が知識を持つことが妨げられたことで日本人全体の知性が低下したのかもしれない。
また、日本の教育の中に、変な知識を憶えさせる動きもあるのかもしれない。

英才教育で小学校の時に優等生にすることは割と簡単らしく、それもあって英才教育は人気があるが、英才教育をしても、地頭が悪い子供は中学生になる頃には成長の限界が来て、それ以降は普通の子供になってしまうようで、これはよく見られることだ。
だが、英才教育の中にも知識軽視の傾向があるように思う。「憶えることではなく考えることが大切だ」といった感じだ。
しかし、ユダヤ教育では、「考えるにはまず知識が必要」としているのだと思う。
それでユダヤ人が何を憶えるのかというと、旧約聖書や知恵の書と言われるタルムードなどが有名だ。
特に指導的な階級であれば、旧約聖書の深い解説であるカバラーや、後に独自に編纂されたものも学ぶようだ。

どの分野でも際立って優秀な者というのは、何かの本を暗記するまで読み込んだという人が多いように思う。
そして、能力が低い者の特徴は、やはり知識がないことと感じることが多い。
成功した人達は、おそらく全て、「所詮、教養がなくては駄目」と言うのだと思う。

『古事記』『ギリシャ神話』といった古典や、ダンテの『神曲』、ゲーテの『ファウスト』などを全く読んだことがないという人をよく見るが、そういった人に賢い人はいないように思う。
一方で、間違ったところもあるかもしれないとはいえ、アリストテレスやデカルト等の著書を自在に引用出来る人は大抵、極めて秀でたところがあると思う。
まあ、子供達に教える前に、我々がしっかり教養を高めなければならず、せめて何か重要な書でも丸暗記してみようと思う。

マドンナリリー
AIアート857
「マドンナリリー」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ユダヤ5000年の教え(ラビ・マービン・トケイヤー)
(2)エミール(上)(ルソー)
(3)ユダヤの世界支配戦略(山蔭基央)
(4)古事記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
(5)神統記(ヘシオドス)
(6)数式を使わない物理学入門(猪木正文)
(7)神曲 地獄篇 (河出文庫)
(8)ファウスト(一)(新潮文庫)
  
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今この瞬間を生きるとは愚かであること

今今メソッドとは、公式でもテクニックでもない。

2005年のスタンフォード大学の卒業式講演を、スティーブ・ジョブズは、

Stay Hungry, Stay Foolish.
(ハングリーであれ。愚かであれ)

と締めくくった。
なぜ、こう言ったのかというと、私の考えでは、それが「今に生きる」ことであるからだ。
つまり、これこそが今今メソッドの要諦(肝心かなめな点)である。

1980年代から1990年代にかけて活動した、Wink(ウィンク)というアイドル・デュオ(二人組アイドル)がいた(現在も解散はしていないらしい)。
大ヒット連発の絶頂期を過ぎ、Winkも人気に陰りが見えてきた頃、『咲き誇れ愛しさよ』という曲が、久々の大ヒットとなったが、この曲が実に良かったと思う。
この曲は、相手の男性が遊びで付き合っているだけであると分かってはいるが、彼を真剣に好きな女性の、滑稽さや悲しさを、実に美しく歌っている。
こんな印象的なフレーズがある。

私には永遠(とわ)の月 あなたには時の砂

2人の関係を抒情的に見事に表現していると思う。
ところで、表面的には、この女性に対し「可哀そう」と思い、男の方には「酷い男」と非難めいた思いがあるかもしれないが、それはやはり、浅はかな見方だ。
彼女は「永遠の月」を感じている。これは、彼女は今この瞬間を生きているということだ。
だが、彼は「時の砂」しか感じていない。彼は、今を生きておらず、流れる時・・・過去や未来を生きている。
つまり、彼女は素晴らしい今今メソッドを実践しているが、彼はそれには縁がないのだ。
歌がヒットしたのは、多くの人々の共感を呼んだところがあると思う。
この歌に登場するその女性は、もしかしたら美人でも何でもない、普通の人のように感じられるのだ。
もっと若かった頃の輝くような可愛いWinkであれば、こんな、ある意味「暗い」歌は歌えない。
この歌で、Winkは、トップアイドルから少し降りて来て見せたのではないかと思う。
それでこそ、今この瞬間を生きる女性の美しさを感じさせたのだと思う。
このような女性が、「ハングリーで愚か」なのであると思う。
ハングリーとは、真実の愛に飢えているということで、真実の愛とは、相手がどうであるかは関係がないのである。
そして、愚かでなければ、真の愛を感じることは出来ない。

乙女盛りの頃
AIアート856
「乙女盛りの頃」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)ハングリーであれ! 愚かであれ! (スティーブ・ジョブズ講演録)
(2)BRUNCH(WINK) ※CD、MP3他
(3)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
  
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「今この瞬間」の最も美しい描写

今今メソッドは、速やかに思考を消して無意識に入る優れた方法だと思う。
無意識に入り、無意識を信頼してまかせれば不可能はない。
無意識に入る方法は他にも沢山あるが、これほど自然に気持ち良くやれるものは、そうはないと思う。
今今メソッドとは、単に、今この瞬間にフォーカスする(焦点を合わせる。注目する)ことで、本来、非常に簡単なのだが、具体的なフォーカスの仕方は案外いろいろある。
一番単純な方法は「今、今、今・・・」とつぶやいたり、心で唱えることである。
呪文のように単調に繰り返すよりは、「今」と唱えるごとに、実際に今を感じるのが良いと思うが、分からなければ、ただ「今」とつぶやいたり唱えても良いだろう。唱えているうちに、今を感じるようになると思う。

私は、いつからやっていたのか分からないが、6つか7つの時には、見えているものの1つにフォーカスし「今見ている、今見ている」と心で唱えていると、一瞬前の記憶が消えるような、何とも奇妙な感じがして、夢中になることがよくあった。
ただ、その意味が分からず、人生の中であまり行わず、何年もやらなかったこともあったと思う。
何とももったいないことだと思う。

今今メソッドに慣れた人が、こんなことを言っていたようだ。
「目の前の空気感や雰囲気を意識します」
私は、「ああこれだ!」と思った。
これほど速やかに無意識に入ることが出来る今今メソッドはないと思うほどだ。
絵画の中には、傑作とか名画と呼ばれるものがあるが、そんな絵と普通の絵との違いは何かというと、もちろんいろいろあるだろうが、何と言っても、空気感や雰囲気が違うのである。
だから、そんな空気感や雰囲気が違う名画を鑑賞する意味は大きいし、名画を鑑賞する本来の目的の1つは空気感や雰囲気といった、五感プラス意識で感じる感覚を磨くためであると思うのである。

空気感や雰囲気と言えば、私には非常に印象的なものがある。
「20世紀最大の詩人」と言われた、ノーベル賞作家でもあるウィリアム・バトラー・イェイツの自伝的小説である『まだらの鳥』にあったものだ。
イェイツが自分を投影した主人公のマイケルが、精霊の少女と出逢う場面である。
精霊の少女は、深いオリーブ色のドレスをまとい、濃いブロンズのような髪をした、美しくて優しい、ほとんど無表情な顔で、海の上2,3インチのところに両足を離して浮かんでいた。
その後の描写が素晴らしいので、そのまま引用する。

好奇心に満ちた彼(マイケルのこと)の目に彼女の細部がはっきり見え、あたかも空気が普通のときよりも澄んでいるかのように、彼女のドレスの襞の一つ一つがくっきりと隅々まで光を一杯に浴びているようであった。

まるで、この精霊の少女が目に浮かぶようであると思った。
これこそが、最上の空気感や雰囲気であり、マイケルは、「今この瞬間」にあったはずだ。
まあ、我々が、このような精霊の少女を見たら、いくら美しくても幽霊のように思って恐れるかもしれない。
新約聖書の福音書の中でも、湖の上を歩くイエスを見て、ペテロらは幽霊だと思って恐れたという記述がある。
だが、イエスが「恐れるな、私だ」と言うと、ペテロは感激し、「私に来いと命じて下さい。あなたが命じれば私にも出来ます」と言い、イエスが「私は命じる。来い」と言うと、ペテロも水の上を歩いた。
この時も、ペテロはまさしく、今この瞬間にあったのであると感じる。
そして、ペテロがこの時に感じていたであろう、空気感や雰囲気を想像すると、今この瞬間というものが明確に分かる気がするのである。

神殿の石段
AIアート855
「神殿の石段」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)まだらの鳥(ウィリアム・バトラー・イェイツ)
(2)新約聖書 福音書(塚本 虎二訳。岩波文庫)
(3)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
  
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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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