ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

『老子』(79/81)「知恵がある者の行い」

今回は『老子』第79章である。
この章を一言で言えば「知恵がある者の行い」である。

この章は、表面的に読んでも良いことが書かれている。
だから、世の解説者は、その表面的な意味しか分からなくても、彼らの解説はそれはそれで良い解説になってしまう。
表面的な意味とはこうだ。
「人の恨みを買うな。恨みとは消えないものだ。強い立場にあっても、それを利用するな。そうすれば天が味方する」
もっとも、世の解説者は、こんな簡単なことを難しく言うのだが・・・。
凡人は、自分が相手に対して強い立場にあれば、相手を見下し、言いたい放題、やりたい放題で喜び満足しようとする。
だが、聖人は、そんなことは決してしない。
いや、弱い立場の者に対し、悪辣なことをしないばかりか、何の害もなさない(と言っても、決して甘やかすわけではないが)。

火星の家 地球人版
AIアート26
「火星の家 地球人版」
Kay


問題は、なぜ、聖人が、人をそんなふうに扱うかだ。
それは、表面的な『老子』解説者が分からないだけでなく、普通の人には誰も分からない。
その(聖人が弱い者いじめをしない)理由とは、聖人は、普通の人々はマインドコントロールされている・・・簡単に言えば、脳を書き換えられていることを知っているからだ。
マインドコントロールと言っても、普通に言われる「支配者の洗脳」のことではない。
もっと強力なものだ。
事実か、1つの喩えかはともかく、太古の昔、悪の宇宙人グループが、地球に、地球人類の魂を愚鈍な状態にする、高度なテクノロジーで作ったマインドコントロール装置を設置し、それは今も稼働している。
マインドコントロール装置に支配された者は、余計な思考をすることが特徴で、恨みでも買うと、一生恨まれる。
そのようなわけで、聖人は、普通の人々が、まともな精神状態でないことをよく知っているのである。

そして、凡人に関しては、弱い立場の者が強い立場の者を恨むのと同様、強い立場の者が弱い立場の者をいじめるのも、マインドコントロール装置の影響なのである。
一方、聖人は、マインドコントロール装置の影響を受けないような態度でいるのである(恨まない、いじめない)。
しかし、自分の意思で聖人のようになることは、ほとんど不可能であり、老子は、「せめて君子は・・・」という想いで『老子』を説いたが、あまり効果はなかったかもしれない。
だが、ラマナ・マハルシが教えたように「私は誰か?」と自分に問えば、余計な思考をしなくなり、自ずと聖人のようになり、いずれは全ての思考が消え聖人を超える。
なぜなら、「私は誰か?」と問うことで魂が活性化し、本当の自分は全知全能の無限の魂(=神)であることが分かるからである。

尚、『老子』について書いてきて分かったが、『老子』の本について、読み易いのは岩波文庫版で、老子の真意にいくらかでも近いのは徳間文庫版であると思う。








  
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『老子』(78/81)「真の王とは」

今回は『老子』第78章である。
この章を一言で言えば「真の王とは」である。

イエスが「先の者が後になり、後の者が先になる」と言ったのと同じだ。
つまり、一番先に行っているように見える者が、実は一番遅れており、ビリに見える者が、実は一番前進している。
見かけと実体は真逆だ。
だからイエスは、「一番偉くなりたいなら、皆に仕えなさい」と言ったが、世間の先生達は、これを道徳上の方便のように言う。
では、真の王とは何だろう?

老子は、こう言うのだ。
「国中の恥辱を背負う者が一国の真の王」
「天下の不幸を背負う者が天下の真の王」
イエスもラマナ・マハルシも言ったと思う。
「神はいかなる重荷にも耐える」

初音ミク 白ドレス
AIアート25
「初音ミク 白ドレス」
Kay


凡人・・・つまり、超高度テクノロジーで作られたマインドコントロール装置に支配されている者は、自分の失敗についても、
「それは俺のせいじゃない」
と言う。
だが、マインドコントロール装置の支配から脱した者は、この世のあらゆる問題に対し、
「それは私のせいだ」
と言う。
『神様のメモ帳』という小説・アニメの中で、見かけは11歳くらいの際立った美少女であるアリスは、
「世界で起きている不幸は、実は僕のせいなんだ」
と言う。
彼女は、普通の人よりずっと神に近い。

とはいえ、わざとらしく、自分も今日から、「この世のあらゆる問題の責任を負う」なんて言う必要はない。
我々じゃ負えないから。
負えるのは神だけだ。
だから、「私は誰か?」と問い、忘れてしまっている真実・・・自分が本当は全知全能の無限の魂(=神)であることを思い出すべきである。
そうなれば、国中の恥辱を背負うなど容易いことで、天下の不幸を背負うこともまた同じであることが分かるのである。








  
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『老子』(77/81)「気配を消す」

今回は『老子』第77章である。
この章を一言で言えば「気配を消す」である。

この章も、先生方は、老子の真意をまるで分からず、道徳的に解釈してしまう。
この章には、「天は余っている方を減らし、足りない方を補う」と書かれている。
これをもって、先生方が、
「人間は、貧しい庶民から税を搾り取って、裕福な支配者に貢いでいるが、天は、余っている方から足りない方に回すのだ」
と言えば、庶民は、「我々の支配者は強欲だ、天のようにやれ」と言って納得するのである。

だが、もちろん、老子は、そんな常識的なことを言ったりしない。
老子は気付いてしまったのである。
余っているなら、足りない方に回すと・・・つまり、天のようにやると安全だと。
そんなことをする者は、太古の昔、宇宙人が地球に仕掛けたマインドコントロール装置に発見されず、脳を改造されないのである。
具体的には、そこそこ儲けたら、もっと儲けようと欲張らず、立派なことをしても自慢せず、自分が優秀とか頭が良いなどと絶対に言わない。
これらを守っていると、マインドコントロール装置の影響がなく、世の中、思うままになる。
老子は、まず、幸福の極意とは、そのように(欲張らない等)して、マインドコントロール装置に発見される気配を消すことだと気付いたのだ。
現代でも、世界一の投資の達人に極意を尋ねたら「欲張らないことだよ」と答えたという話がある。

高空で静止するUFO
AIアート24
「高空で静止するUFO」
Kay


だが、今の世の人はますますそうなっているが、十分得ているのに、欲張ってもっと得ようとし、手柄を立てれば自慢し、いい大学でも出ていれば「俺は頭が良い」と直接間接に言いたがる・・・いわゆる「マウントを取る」ってやつだ。
だが、そんな者達は、マインドコントロール装置に強く支配され、魂が不活性になり、天を飛ぶことからますます離れ、地上を這う虫けらになるしかない。

とはいえ、我々は、欲張り、自慢し、承認欲求を満たしたがる。
それを自分の意思で止めることは難しい・・・いや、無理だ。
だが、「私は誰か?」と自分に問えば、余計な思考が消えることで、それら、余計な思考によって生まれる愚かさをなくすことが出来る。
そうすれば、マインドコントロール装置から解放され、魂は活性化して神のような力を取り戻す。
引き寄せというレベルの低い話ではないが、引き寄せだって愚かなままでは起こせない。
引き寄せも、必要なことは魂が活性化することで、そのための一番簡単な方法が「私は誰か?」と問うことなのである。
この老子解説、ここまで読んで下さっている方は幸運である。

尚、宇宙人のマインドコントロール装置については『エイリアンインタビュー』を読むと、実に納得出来るかもしれない。私は、この本に書かれていることが完全な事実ではないとしても、その概要を適用することで、あらゆることの説明がついてしまったのである。








  
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『老子』(76/81)「高く飛べ」

今回は『老子』第76章である。
この章を一言で言えば「高く飛べ」である。

この章は、最も、学者さんら「専門家」や「識者」らが滑稽な解釈をする章だ。
そんな人達の解釈では、若い草は良く、堅くなった古い木は駄目だから、若い草のようでいろという常識的なことを老子が言ったということになってしまう。

この章の本当の意味は、死んだ硬いもの(古い木。ここでの真意は不活性な魂)は地上に縛り付けられているが、生きている柔らかいもの(青い草。ここでの真意は活性化している魂)は、地球から解放され自由になるということだ。

初音ミク 白の和装
AIアート23
「初音ミク 白の和装」
Kay


太古の昔、悪の宇宙人グループが地球に仕掛けたマインドコントロール装置が、地球の人々の魂を不活性な、いわば、死んだ状態にして、地球に縛り付けているが、地球人は、真の自分が全知全能の無限の魂(=神)であることを思い出し、その力を解放することで、宇宙すら創造出来るのである。
真の自分が何者か思い出すためには、自然に生きることが何より大切である。
だから、老子は、自然の働きを「道」という言葉に集約し、自然の理に則って生きることを「道に従って生きる」と言い、これが人間にとっても、最も重要なことであると教えたのだ。
だが、圧倒的に自然と接する機会がなく、加えて、極めて人工的な社会の中で生きている我々には、地球から逃れる術はない。
しかし、ラマナ・マハルシが教えたように、「私は誰か?」と自分に問うことで、真の自分が何であるか思い出すことが出来る。
そうすることで、魂の無限の力を取り戻した者は、老子や釈迦のように、地球を離れ自在に生きるのである。








  
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『老子』(75/81)「世界は心の鏡」

今回は『老子』第75章である。
残り7章ということになる。
この章を一言で言えば「世界は心の鏡」である。

一般に、『老子』は君子の書と言われ、国の治め方(政治)や、戦争のやり方(軍事・兵法)が書かれていると考えられている。
しかし、それはあくまで表向きだ。
『老子』は、我々の心を愚鈍にしたり、狂わせたり、愚かな行いをさせたり、あるいは、不安に陥らせたりする謎の力の存在を感じ、その力から解放されることを自ら為し、その方法を教えているのである。
その謎の力とは、一応、仮の話とした方が良いのかもしれないが、太古の昔、悪の宇宙人が地球にしかけたマインドコントロール装置の力である。

宇宙人の地球の別荘
AIアート22
「宇宙人の地球の別荘」
Kay


そのマインドコントロール装置(以下「装置」とする)は、思考に反応する。
思考に良い思考も、悪い思考もない。
全て悪い。
あえて良い思考があるとすれば、それは、徹底的に控え目な静かな思考だ。
一方、装置の支配を強烈に受ける思考もある。
それが、この章で淡々と、為政者を喩えとして述べられている。
「税を多く取ろうとする思考」
「人民を支配しようとする思考」
「快楽を追求する思考」
これらは、別に、君子に限ったことではない。
我々で言えば、
「自分が得をしようとする思考」
「他人を思い通りにしようとする思考」
「快楽を追求する思考」
である。

現代日本では、為政者も国民も、これらのことにまさに当てはまってしまっており、装置の生贄のようなものである。
そして、恐ろしいことは、そのような思考をすることで装置の影響が強まると、ますます、上に挙げたような思考パターンにさせられ、さらに、装置の影響が強くなるという、悲惨のスパイラルに陥っていることだ。
それが現代日本の状況だ。
そして、もはや、意思の力で、装置の影響を受けない精神になることは不可能だ。
だが、「私は誰か?」と自分に問えば、装置の影響に確実に打ち勝てることが分かっている。
しかし、それをやる者がいないし、少しはやっても続ける者は、ほぼ皆無なのである。
終末論や陰謀論ではないが、このままでは、そう遠くなく、日本も世界も破滅する。
だが、世界の状況がいかに悪く見えても、世界は自分の魂が作るのである。
だから、真の自分である魂(全知全能の無限の存在で、我々の概念で最も近いのは「神」)と融和するだけで良いのだ。
そのために、「私は誰か?」と問い、本当の自分が何であるかを思い出すと、全てはただの悪夢であったことが分かるのである。








  
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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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