あなたが男性なら、子供と相撲を取ったり、プロレスごっこをしたことがあると思う。あるいは、あなたも子供だったが、ずっと小さい子供を相手にそんなことをしたかもしれない。
そんな時、あなたは、自分が勝つにしろ、相手に怪我をさせないよう手加減をしたはずだ。力の差があり過ぎる場合は、馬鹿でない限りそうするだろう。
もう亡くなったが、アンドレ・ザ・ジャイアントというプロレスラーがいた。彼にとっては、他のプロレスラーとの対戦が、子供を相手にする大人のような感覚だったのだろう。身長が230センチで体重も200キロをはるかに超えていて、大男揃いのプロレスラーも、彼の前では子供のようなものだった。
彼も、時には、エキサイトして見せたり、苦しい顔もするのだが、それは、ファンサービスというか、自分がプロレスラーを続けるための業務上の義務のようなものだろう。
大人が子供相手のプロレスごっこで本気にならないのと同様、アンドレも決して本気で戦ったりなどしなかった。彼は、実はとても繊細で優しい男で、相手に怪我をさせることをひどく恐れていたのだ。
彼と同時代の世界チャンピオンですら、「あいつと俺達人間を、同じに考えないでくれ」と言って、力そのものでは、自分でも全く歯が立たないことを隠しもしなかった。
あなたも、世間の中にあっては、アンドレのようでなくてはならない。
子供を相手にするプロレスラーのように、全てのことを、子供の遊びにしてしまうのだ。そうすれば、どんなことも、あまりに簡単なので、全て自動的に進んでしまうのである。
しかし、そうなっても、あまり欲をかかず、手加減や引き時を心得ていなければならない。
ただの遊びとして、優雅に、できれば気品を持って人生を楽しむべきなのだ。
そして、その力が自分のものではないことを知り、謙虚でなければならない。
その気になれば、いくらでも得られが、快楽に溺れてはならない。
アンドレは、いくらでも金が入ってくるので、贅沢三昧になり、ビールを毎日1ダース飲み、自分で歩くこともしなくなった。それで、40歳を過ぎると、実力的にも、無敵とはいえなくなったし、身体のあちこちに障害が起こり、46歳の若さで亡くなってしまった。
プロレス史上最強と言われたルー・テーズが、素質的には恵まれていなかったと言いながら、46歳の時には、まだ誰にも負けないと思っていたことを自伝の中で明かしていたのとは大変な違いだ。
この世を動かすのは、量子を活動させる力、生物を生かし、進化させる力、星々を動かす力などがあり、それは、なんらかの知性が司っているに違いない。
その至高の力の所有者を神と呼ぶなら、神に全てを委ね、完全とは言えないまでも無に近付けば、世間であなたに逆らうような力はない。
そうなる方法は、傲慢な自我を支配し、全てを神に明け渡す道を見つけることだ。
自我が邪魔をしない限り、無限の力はあなたと一体である。
聖書の詩篇91篇は、そのための心構えを説くものだ。実際、これにより、第1次世界大戦中、5年も戦いながら、1人の死者も出さなかった英国の一連隊があった。率いたのは、ウィットルゼイ大佐と言われる。大佐の指示で、この部隊の全員が、詩篇91篇を暗記し、定期的に唱えたのだ。
これが、至高の力を味方に付ける最も簡単な方法の1つなのだろうと思う。
誰でも奇跡を起こせる2つの言葉(全文掲載)
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そんな時、あなたは、自分が勝つにしろ、相手に怪我をさせないよう手加減をしたはずだ。力の差があり過ぎる場合は、馬鹿でない限りそうするだろう。
もう亡くなったが、アンドレ・ザ・ジャイアントというプロレスラーがいた。彼にとっては、他のプロレスラーとの対戦が、子供を相手にする大人のような感覚だったのだろう。身長が230センチで体重も200キロをはるかに超えていて、大男揃いのプロレスラーも、彼の前では子供のようなものだった。
彼も、時には、エキサイトして見せたり、苦しい顔もするのだが、それは、ファンサービスというか、自分がプロレスラーを続けるための業務上の義務のようなものだろう。
大人が子供相手のプロレスごっこで本気にならないのと同様、アンドレも決して本気で戦ったりなどしなかった。彼は、実はとても繊細で優しい男で、相手に怪我をさせることをひどく恐れていたのだ。
彼と同時代の世界チャンピオンですら、「あいつと俺達人間を、同じに考えないでくれ」と言って、力そのものでは、自分でも全く歯が立たないことを隠しもしなかった。
あなたも、世間の中にあっては、アンドレのようでなくてはならない。
子供を相手にするプロレスラーのように、全てのことを、子供の遊びにしてしまうのだ。そうすれば、どんなことも、あまりに簡単なので、全て自動的に進んでしまうのである。
しかし、そうなっても、あまり欲をかかず、手加減や引き時を心得ていなければならない。
ただの遊びとして、優雅に、できれば気品を持って人生を楽しむべきなのだ。
そして、その力が自分のものではないことを知り、謙虚でなければならない。
その気になれば、いくらでも得られが、快楽に溺れてはならない。
アンドレは、いくらでも金が入ってくるので、贅沢三昧になり、ビールを毎日1ダース飲み、自分で歩くこともしなくなった。それで、40歳を過ぎると、実力的にも、無敵とはいえなくなったし、身体のあちこちに障害が起こり、46歳の若さで亡くなってしまった。
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その至高の力の所有者を神と呼ぶなら、神に全てを委ね、完全とは言えないまでも無に近付けば、世間であなたに逆らうような力はない。
そうなる方法は、傲慢な自我を支配し、全てを神に明け渡す道を見つけることだ。
自我が邪魔をしない限り、無限の力はあなたと一体である。
聖書の詩篇91篇は、そのための心構えを説くものだ。実際、これにより、第1次世界大戦中、5年も戦いながら、1人の死者も出さなかった英国の一連隊があった。率いたのは、ウィットルゼイ大佐と言われる。大佐の指示で、この部隊の全員が、詩篇91篇を暗記し、定期的に唱えたのだ。
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