ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

若いうちはどう生きるか?

X(Twitter)で「#好きに生きりゃいいのよ若いうちは」なんてハッシュタグがトレンド入りしていたが、これをどう考えるかでIQ(知能指数)が分かると思う。
「若いうちに好きなように生きればいい」というのは、「若くなくなってからは好きなことをしない」ことを示唆している。
しかし、年を取ってから好きなことが出来ないほど悲惨なことはないと思うがどうだろう?
言い換えれば、年を取ってから、嫌なことをしないといけないということだ。

有名な『アリとキリギリス』の話がちぐはぐなのは、人生を1年にたとえているからだ。
アリは、20代30代で能力を磨き、40代50代で自分の才にあった財産を作った人間のたとえ。
キリギリスは、20代30代で、働かなかったり、単純作業しかせずに、一生ものの技術や経験を得ず、年を取っても低賃金で働き、財が出来ず、それどころか借金を抱えることもあり、自由に生きられないばかりか、家族や人様の世話にならなければやっていけない人間のたとえだ。

「好きに生きりゃいいのよ若いうちは」という思想は、おそらく、その国を弱体化させる目的で、他国が普及させたものではないかと思う。
たとえば、戦後、高度経済成長期の勤勉な日本人に、旧ソビエトや中国が、「若い時は二度と来ない。自由に楽しく生きるべき」とそそのかす文学、漫画、映画、音楽をメディアを通じて広めたのだろう。

あまり好かれない話だが、普通の人が安泰に生きるこんなプランをよく聞く。
65歳で、借金なしの純金融資産(ほぼ預金)3000万円を作り、その後は年間200万円の年金を受け取る。
これだと、85歳まで生きるとして年間350万円、95歳までなら年間300万円を使えるので、まあ、安泰である。
これなら、特別な才のない普通の人でも、十分に達成可能だ。
そして、もし、収入があれば、その分、自由度が増すわけだ。
しかし、これほど、若者だけでなく、40代くらいまでに馬鹿にされるプランはないと言えるほどだ。
ところが、こんなプランが、今は難しいという話も聞く。

大成功して資産10憶円なんてのは、もちろん良いことだが、それを前提に考えないことだ。
お金のブロックとかの問題ではなく、大金を稼ぐなんてことは、それなりに破廉恥な部分もあり、敏感な心の持ち主には厳しい・・・というのが、本当の「お金の教育」に必要なものだ。
2022年から高校で「金融教育」が始まったらしいが、あれは、国にとってのカモになる国民を育てるための財務省主導のものであるという話もあるが、おそらく、それがある程度正しいのだろう。
投資は、それなりに頭の良い者が、十分に勉強をし、損をしながら経験を積んで行うもので、そうでない者がギャンブル感覚でやれば、全てを失う可能性も高い。そして、普通の人が、投資にそれだけの時間や労力をかける余裕はない。こんなことを教えることが本当の「金融教育」だ。

以前、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長のあるインタビューを見たが、伊藤社長の「夢に人生を賭けるな」というアドバイスが良いものだと思う。
伊藤社長は北海道にずっと住んでいる。自分と同じように音楽好きの若者がミュージシャンを目指して東京に行くが、ほぼ全員、30歳くらいで諦めて帰ってくる。しかし、その年で、まともな仕事の経験がなければ、やり直しは難しい。
伊藤社長は、高校を出てからは、公務員をしながら夜間大学を卒業するなど、実に地に足のついた道を歩んだ。
その上で趣味の音楽をやり、それがなりゆきで初音ミクにたどり着いたのだと思うが、それまでに、地道な音源ビジネスで成功していたのだ。まさにスキなしだ。

私は、ひろゆきさんのように、「稼げる仕事がしたいならプログラミングやって下さい」と言う気は全くない。
プログラマーを楽しくやれるのは、少なくともIQ116以上で、IQ110程度だと、仕事が辛いと思う。
また、ひろゆきさんは「引きこもりでコミュ障なら、一人でやれるプログラマーがいいですよ」などと言うが、それは非常に特殊なケースの場合で、実際は、プログラマーほどコミュニケーション能力が必要な仕事はないと思うほどだ。

若いうちは、辛い仕事に耐えられる。
それでお金の心配が要らなくなったら、好きなように生きればいいと思う。
引き寄せを活用出来れば、仕事はかなり楽になる。しかし、働かないわけにはいかない。
岡田斗司夫さんは、よくYouTubeや書籍で、「もう働かなくていい」だの「もう就職しなくていい」だのと言うが、それは、少しの仕事でそこそこ稼げる才があったり、親切な友達が沢山居ることが前提である。岡田さんはそんな人間である上、彼は天才だ。ゆめゆめ、彼の話を真に受けてはならない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)富と幸福の探し方(ラッセル・コンウェル)
(2)自助論(スマイルズ。竹内均訳)
(3)努力嫌いの成功法(ジョセフ・マーフィー)
(4)岡田斗司夫の「ま、金ならあるし」第1集
(5)トーチェ氏の心の法則

春遠からじ
AIアート1366
「春遠からじ」
Kay

  
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学力とIQの残酷な関係とIQ向上法

頭の良さは学力で分かる。
学力はIQで決まる。
こう言ったら反発する人が多いだけでなく、教育者も大抵否定する。
しかし、それが残酷で冷たい現実だ。
けれども、事実であっても言ってはならないことがあり、橘玲(たちばなあきら)さんは、そんなことを書いた本に『言ってはいけない』というタイトルを付けた。
もちろん、多少の例外はあるかもしれない。
たとえば、IQが高いのに勉強が出来ない子もいる。
しかし、それは、何かの事情で、学校や教師を本気で憎んでいるような場合だ。
だが、多少、学校や教師が嫌いでも、良い成績は取ろうとするものだ。
アインシュタインが勉強が出来ず、大学受験に失敗した話は有名で、その理由には、彼が学校や教師の権威主義に反発していたというのは、確かにある。
とはいえ、実際は、アインシュタインは、名門大学の受験に17歳で挑んで失敗しただけで、高校でもそこそこの成績は取っており、数学と物理はかなりの秀才だったのだ。

IQと学力の関係は、私は小学5年生の時、クラスメイト全員のIQテストの成績を見て、それが学力成績と完全に一致していることに驚いた記憶がある。
IQが低い子に、成績が悪いからといって叱責したり、勉強を強要することは、不合理と言うより罪悪と思う。
それで成績が良くなる可能性は全くない。

では、IQは何で決まるかというと、ほぼ遺伝だと言われる。身長や肥満し易さの遺伝率よりも、IQの遺伝率の方がはるかに高いことは統計的に確認されているらしい。
また、一般的に、子供のIQは、父親と母親の平均程度と言われている。

ところが、私見ではあるが、IQは割と簡単に上がると思っている。
例えば、IQ150の天才でも、イライラしている時のIQは90くらいだし、激怒した時は60くらいだ。
これは、逆も正しく、IQが低い人というのは、いつも精神が安定していないだけなのだ。
実際、IQ80の大人の男性が、病気治療中に使った薬のために、感情が消えて心が非常に平静になった時、驚くべき知性を示したという話がある。
その男性は、普段は精神が不安定なために、脳の力を発揮出来ないだけである。
推奨されないが、心を静かにしてしまう覚せい剤みたいなものがあり、それを使うと、反射神経が異常に鋭くなったり、知的にも高い能力を発揮することがあるという。ただ、悪い副作用が大きいので、やはり使うべきではない。

その中で、こんな面白い話がある。
合氣道家の藤平光一さんは、算数が全く出来ない小学生の男の子(他の科目も出来ないのだと思う)に、1日1回、算数の教科書を開いて「算数が好きだ」と言えと指示した。他は全く何もしなくていいと言うので、その男の子も喜んで従った。
すると、その男の子は、算数で一番になったという。
藤平さんは「好きだ」と言えば氣が出るからだと本に書いていたと思うが、実際は、「他に何もしなくていい!やったー!」と思うことで、男の子の精神が安定し、同時に、算数への抵抗感がなくなったのだと思う。
素直な子供なら、こんな手もあるが、大人となると、それこそ、こんな「子供騙し」では難しい。
しかし、やはり、究極の真言を唱えれば、心は平静になり、それを続けていけばIQも上がると思う。
あるいは、「心おだやかに」と唱え、心がおだやかになる状況を引き寄せれば、本当に心がおだやかになり、瞬間的にいくらかIQが上がる。それを継続することで恒常的なIQも上がると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)氣の威力(藤平光一)
(2)言ってはいけない(橘玲)

星に聞いて
AIアート1365
「星に聞いて」
Kay

  
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夢から覚めるには

間違った考え方に取り憑かれている人に「目を覚ませ」と言うことがあるが、「目を覚ませ」と言う者がまず目を覚まさないといけない。
『荘子』の中で、賢者が弟子に、「わしもお前も、間違いなく夢を見ている」と言うが、目の覚まし方は教えなかった。
自分が夢を見ているという自覚があるだけ立派、あるいは、マシということなのだろうか。
とはいえ、「私は夢を見ている」と言葉を言ったからといって、本当に自分が夢を見ていると分かっているとは限らない。

無業という名の僧は、毎朝自分に、「おい!主人公」と呼びかけ、自分で「はい」と返事をし、それからまた自分に、「しっかり目を覚ましておれ」と言い、これに対しても「はい」と返事をして、さらに自分に、「人に騙されるな」と言って、また「はい」と返事をしたという。
だが、この真似をしたからといって、すぐに目が覚めるかどうかは分からない。

「仏陀(ぶっだ)」という漢字を当てているが、ブッダとはサンスクリット語(古代のインドの言葉)で、「目覚めた者」という意味である。
目が覚めてやっとブッダと言えるのだとしたら、目を覚ますということは、実は大変に難しいのかもしれない。
また、おかしなことに、仏教に限らないが、聖典に書かれていることを表面的に理解したり、憶えている者が一番眠りこけているものだ。
つまり、僧や牧師が一番深い眠りの状態にあるのは、よくあることだ。

アニメ映画『美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡』(1995)で、敵の目的は、人類全員を眠らせる・・・特に、まだ眠っていない子供を眠らせることだった。
セーラームーンである月野うさぎが、恋人の地場衛のマンションの部屋に居るシーンがある。
衛はうさぎに妙に優しい。
その優しさは不自然だった。
それで、うさぎは、これは夢だと気付く。
うさぎは衛に、「まもちゃん」と、いつものように呼び掛ける。
衛は優しい笑顔で答える。
そこで、うさぎが「まもちゃんは夢の中でもハンサムだね」と言うと、衛は驚き、夢の世界が消える。
うさぎは目を覚ましたのだ。

我々も皆、うさぎのように夢を見ている。
まあ、皆が優しくない夢の場合が多いかもしれないが、いずれにしても夢だ。
そして、自動的に展開される夢に翻弄されているのだ。

ところが、夢から覚める方法を、馬鹿みたいに難しく説く人がいる。
夢の中でまで印税で儲けようとするなと言いたいものだ(笑)。
目覚めるのに必要なものは、究極の真言だけである。
「私はなるようになるだろう」
「私は常に生成する者である」
なぜか?
夢を作る原動力とは、「私はこれになる」という執着なのだからだ。
それを「なるようになる」と、執着を突き放してしまえば、そりゃ夢は覚める。
そうすれば、世界を生成する魂(真我、神)が、本当に良い世界を生成してくれる。

究極の真言を唱えていると、好きな時に、「ありゃ、私は夢を見てるぞ」と気付くことが出来るようになる。
そうすれば、面白いことが起こる。
何が起こるかは言わない方が良いだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡 [DVD]
(2)新釈 荘子 (PHP文庫)
(3)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(4)なぜあなたは我慢するのか(ヴァーノン・ハワード)
(5)改訂新版 共同幻想論(吉本隆明)
(6)ものぐさ精神分析 増補新版(岸田秀)

真夜中の太陽
AIアート1364
「真夜中の太陽」
Kay

  
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普通のことはしない、考えない

普通の人は、無意識的に、無自覚的に生きていて、ロボットのように反応するだけだ。
もし、意識的に、自覚的になれば、良いことがどんどん起き、周囲の人が皆、親切になり、敬ってくれる。
そんなことが、ヴァーノン・ハワードやヴァジム・ゼランドの本に書かれているのだが、では、どうやれば意識的でいられるのかというと、これらの本には、おそろしく抽象的で曖昧なことばかり書かれていたり、「こうやれば意識的でいられる」という複雑で分かり難いメソッドが書かれている。
そんな本を書いて印税を稼ごうとせずに(笑)、馬鹿でも分かるよう、A4で1枚にまとめて欲しいものだ。
では、私は意識的でいられるのかというと、出来る。
では、どうすればそれが出来るかというと・・・やはり言葉で説明し難い(笑)。
説明しても、「なんでこんな馬鹿な理解をするのだろう」とビックリするほど妙な解釈をする人もいる。

意識的になるにはどうすればいいかということを、あえて言葉で簡単に言えば「周囲の世界を感じる」ということになる。
ただし、これ以外にも、いろんな言い方が出来る。
「自分がどこにいるのかを感じる」とか「今の状況を感じる」とか、他にも無限の表現が出来る。
しかし、こんな言い方をしても、普通の人は「何それ?」って言うだろう。
私はカウンセラーもするが、実際は、私に問題を相談されても困るところはある。
だって、自覚的でいれば即座に解決するが、自覚的にならない限り解決しないのだからだ。

そこで、私が子供の時から持っている金言を言うと、
「普通のことをするな」
「普通のことを考えるな」
だ。
そうは言っても、定期テストが近付いたら普通に勉強しないといけないし、会社に行けば、普通に仕事もしないといけない。
また、普通にマナーを守らないと嫌われて居場所がなくなり、酷い目に遭うことにもなる。
まあ、本当はそんなことはしなくていいのだが、なかなかすぐにはそうはいかないだろう。
だが、やらなくても困らない普通のことは、なるべくしないことだ。
考えることに関しても、「今夜はステーキが食べたい」とか「クラスのあの子とやりたい」と、ちょっと考えるのは仕方がないが、出来るだけ考えないことだ。
そして、普通でないことを考えるのである。
アインシュタインなんて、「光と一緒に飛んだらどんな感じだろう?」なんて変なことを考え続けたみたいだ。
私も、空飛ぶ円盤に乗ってアンドロメダに行こうとか、幽体離脱してみようとか思うことがある。
しかし、一番普通でないことは、
「私はなるようになるだろう」
「私は常に生成する者である」
と思うことだ。
普通の人は皆、「なるようにしかならない」とは思っても「なるようにはなる」とは思わないものなのだ。
あるいは、やはり凡人は、「こうなってやる」とか思うのだ。
しかし、究極の真言、
「私はなるようになるだろう」
「私は常に生成する者である」
を唱えれば、凡人でなくなっていく。
尚、童話やSFを読んで、普通思考、凡人思考を壊しておくと、早くロボットから抜け出せるだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(2)なぜあなたは我慢するのか(ヴァーノン・ハワード)
(3)月は無慈悲な夜の女王(ロバート.A.ハインライン)
(4)ソラリス(スタニスワフ・レム)
(5)タイム・マシン ~ウェルズSF傑作集~(H.G.ウェルズ)
(6)眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集(著者:ペロー。イラスト:ドレ)

墜落
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「墜落」
Kay

  
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宇宙人モード、魔法使いモードへの切り替え法

私が人類最高の重要人物の1人だと思っている、アメリカの精神科医だったミルトン・エリクソンの父親(以下、「父エリクソン」)は16歳で家出をし、一文無しで田舎道を歩いていた。
そう聞くと、さぞ心細かったと思うだろうが、そうでもなかったようなのだ。
すると、父エリクソンの前を、彼の未来の妻の父親が乗った牛車が通りかかり、父エリクソンは彼に「働き者の若者を雇わないか?」と声をかけ、その牛車に乗って、その時13歳だった未来の妻がいる家に行き、到着後間もなく彼女にプロポーズじみたことをした。
まるで運命に導かれているようであったが、実際そうなのだと思う。
私も、このような状況はよく分かるのだ。
私は道によく迷うのだが(笑)、重要な約束やコンサートの開始時刻が迫っているのに、目的地が全く分からなかったり、あるいは、車に乗っていて道路が渋滞してしまって、間に合いそうにないという記憶が沢山ある。
しかし、時刻に遅れたことは一度もない。
これも引き寄せの一種なのだが、なぜ、そんな引き寄せが起こるのかというと、自分がやっていることに気付いているからだ。

父エリクソンが1人で田舎道を歩いていた時、自分が家を出て来て、住む場所や仕事を必要としていることに気付いていたのだ。
私の場合、私は時間を守る意識が強いので、時間通りに目的地に着こうとしていることに気付いていたのである。
だが、ほとんどの人は、自分が今、何をしているかに気付いていない。言い換えると、意識していない。
流されるように学校や会社に向かい、ロボットのように動き、反応するだけだ。
しかし、日常とは異なる状況になると、気付きのスイッチが入り、自分が今、何をしているのかを意識するのである。
そんな時が魔法使いモード、あるいは、宇宙人モードである。言い換えれば、引き寄せモードである。

ほとんどの人は、「今何してる?」と尋ねられたら、「会社に勤めている」とか「教師をしている」などと言うだろう。
別に、仕事を聞いたわけではないのに。
もっと親切な質問は「今この瞬間、何している?」だが、こんな質問をする人はいない。
今この瞬間に気付いているのが天使であり、進化した宇宙人で、気付いていないのがロボット人間だ。
ロボット人間に引き寄せは出来ない。
気が付いたら、「私は今、何をしているのか?」と思うと良い。
この「今」は「今この瞬間」という意味である。
そうすると、気付きのスイッチが入り、意識がぱっと変わる。
それは魔法使いモードで引き寄せモードなので無敵である。
父エリクソンモードとも言えるだろう。

アメリカの神秘思想家ヴァーノン・ハワードや、最近ではヴァジム・ゼランドが『タフティ・ザ・プリーステス』に、このことを書いているが、理解出来る人は少ないと思う。
だが、本当は非常に簡単で、単に、正常な子供の意識状態なのだ(最近は異常な子供が多いが)。
あるいは、『マスターの教え』で、マスターが初めて入る飲食店でも極めて丁重に扱われ、領収証にイニシャルを書くだけでお金を渡す必要がないのも、マスターがいつも、そんな意識状態だからだ。
私も、親を連れて行く病院で、いつもはぞんざいに扱われていたのが、その意識状態でいたら、打って変わって丁重に扱われた。
これに関しては、上に書いた『タフティ・ザ・プリーステス』にも、そうなることが書かれている。
正しい「今今メソッド」は、このように、自分が今何をしているかに気付くことであると思う。
もっと正確には、「今この時」に気付くことであるが、そのためには「私は今何をしている?」「私は今、どんな状態か?」と尋ねると良いと思う。

まあ、こういったことも、究極の真言を唱えていれば自然に導かれる。
父エリクソンも、田舎道を歩いていた時、「私はなるようになるだろう」「私は常に生成する者である」と唱えていたようなものなのだ。
父エリクソンは、それを天然でやっていただけだ。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(2)私の声はあなたとともに ~ミルトン エリクソンのいやしのストーリー~
(3)なぜあなたは我慢するのか(ヴァーノン・ハワード)
(4)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)

魔法の館
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「魔法の館」
Kay

  
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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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