まともな人でないと成功しないのかなあと思う。
昔、テレビで見たが、ある年配の男性の役者が、こんな思い出話をしていた。
彼が若い駆け出し役者の頃、1つの時代劇映画でちょい役で出演した時の話だ。
乗っている船が転覆して、船に乗っている人達全員が寒い冬の海に投げ出されるという場面があったのだが、本当に冬の海で撮影されたらしい。
その場面の撮影がカット(完了)後、まず、主役級の役者達が海から救出される。
まあ、当然だろう。
しかし、次に助けられるのは馬なのだそうだ。高いからね(笑)。
それで、駆け出し時代のその役者のような者達は、冬に冷たい水の中で必死に耐え続けなければならなかったそうだ。
そんな話で笑いを取った後、その役者は、
「でもね、主役の役者さんは、心の中で、水の中の我々に手を合わせていたはずです。そんな人でないと主役をやれる役者になれません」
と言う。
本当かどうかは分からないが(笑)。
こんな話もある。
ある大手企業では、運転手付きの重役がそれなりの数いるのだが、その運転手の話だ。
「我々運転手を大事にする人はトップクラスに出世しますが、我々をモノ扱いするような人は、必ず消えていきます」
また、あるホテルの客室担当の従業員が、こんなことを言っていたらしい。
「トップの人は、チェックアウトした後の部屋がとてもきれいに片付いています」
飛ぶ鳥、跡を残すような酷い状態でチェックアウトする人には、三流以下の人が多いということだと思う。
まあ、そんな気もするが、私が自分で確認したわけではない。
しかし、こんな話を知ってからは、私も一流の真似をして、部屋を片付けてからチェックアウトするようにしているが、従業員の方々から「あの人、トップの雰囲気あったなあ」と思って・・・もらえてはいないだろうが(笑)。
これらを超えるような話もある。
あるプロ野球選手・監督上がりのタレントが、あるテレビ番組のロケ撮影に参加した。
移動には車を使うが、彼は、自分がどの車に乗ればいいか分からなかった。すると、一台のワンボックスカーが目についたので、「これでいいか」と思って、それに乗って座っていた。
すると、ドアが開いて男が入って来て「お邪魔します」と丁寧に言うので、「ああどうぞ」という感じで見ると、それは俳優の高倉健だった。
そのまま仲良く移動し、次の移動の時も同じ車で、高倉健と一緒に移動した。
その後、彼に番組スタッフが近付いてきて、「あの車は高倉健さんの車です」と言われて、彼は驚く。高倉健さんは、ずっと何事もないように振る舞っていたからだ。
これは、そのタレントがテレビで言うのを見たので、本当のことだろう。
高倉健さんには、こんな話が多い。
ある、それなりに売れてはいたが、大物とはとても言えない歌手が、車に乗っていたら、渋滞に巻き込まれ、全く動かなかった。ところが、ふと周囲を見ると、高倉健が乗っている車が近くにいるのに気付き、車を降りて、恐る恐る、座席に座っている高倉健に挨拶をし、足早に引き上げ、自分の車に戻ったが、高倉健の車を見ると、高倉健が車を降りて、こっちに向かって歩いてきた。
自分のような小物が挨拶をしたのは失礼だったかと思い、怒られるかもしれないと思いながらドキドキして車から降りようとしたら、高倉健がそれを手で制した。
そして、高倉健は名刺を差し出し、「今度、食事にでも行きましょう。時間がある時、ここにご連絡下さい」と丁寧に言う。
これも、その歌手本人がYouTubeで言っていたから本当なのだろう。
ついでに、真偽は不明なこんな話がある。
ある、少々酔っ払った一般人が、タクシーが見つからなくて困っていたが、やっと一台見つけた。
ドアをノックし、自分でドアを開けて乗り込み、「〇〇まで」と言うと、運転手は「はい、分かりました」と言い、やがて車は目的地に到着した。
「いくら?」と聞くと、運転手は「高倉の車ですので不要です」と言う。
酔っ払っていた男がよく見ると、運転していたのは高倉健で、その車も、タクシーではなかった。
これは、本当の話かどうか分からないが、ありそうな気もする。
上にあげた立派な人達は、実は、単に「まともな人」なのではないかと思った。
最後のタクシーの真似をした高倉健の話はともかく、よく考えたら、どれも誰にでも簡単に出来ることだ。
根拠はないが、これからは「まともな人」の時代。「まともでない人」は消えることになるだろう。
引き寄せも、ごく一時的にはどうか分からないが、「まともな人」でなければ成功しないだろう。
何の根拠もないが(笑)、私は確信している。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)道をひらく(松下幸之助)
(2)藁のハンドル(ヘンリー・フォード著、竹村健一翻訳)
(3)ドクター・ハマー ~私はなぜ米ソ首脳を動かすのか~(アーマンド・ハマー)
(4)生き方(稲盛和夫)
(5)人生に拍手を!(相澤秀禎)
(6)われ損の道をゆく ~人間立直りの記~(鈴木清一)
(7)やりたいことをやれ(本田宗一郎)
AIアート1433
「白い部屋」
Kay
昔、テレビで見たが、ある年配の男性の役者が、こんな思い出話をしていた。
彼が若い駆け出し役者の頃、1つの時代劇映画でちょい役で出演した時の話だ。
乗っている船が転覆して、船に乗っている人達全員が寒い冬の海に投げ出されるという場面があったのだが、本当に冬の海で撮影されたらしい。
その場面の撮影がカット(完了)後、まず、主役級の役者達が海から救出される。
まあ、当然だろう。
しかし、次に助けられるのは馬なのだそうだ。高いからね(笑)。
それで、駆け出し時代のその役者のような者達は、冬に冷たい水の中で必死に耐え続けなければならなかったそうだ。
そんな話で笑いを取った後、その役者は、
「でもね、主役の役者さんは、心の中で、水の中の我々に手を合わせていたはずです。そんな人でないと主役をやれる役者になれません」
と言う。
本当かどうかは分からないが(笑)。
こんな話もある。
ある大手企業では、運転手付きの重役がそれなりの数いるのだが、その運転手の話だ。
「我々運転手を大事にする人はトップクラスに出世しますが、我々をモノ扱いするような人は、必ず消えていきます」
また、あるホテルの客室担当の従業員が、こんなことを言っていたらしい。
「トップの人は、チェックアウトした後の部屋がとてもきれいに片付いています」
飛ぶ鳥、跡を残すような酷い状態でチェックアウトする人には、三流以下の人が多いということだと思う。
まあ、そんな気もするが、私が自分で確認したわけではない。
しかし、こんな話を知ってからは、私も一流の真似をして、部屋を片付けてからチェックアウトするようにしているが、従業員の方々から「あの人、トップの雰囲気あったなあ」と思って・・・もらえてはいないだろうが(笑)。
これらを超えるような話もある。
あるプロ野球選手・監督上がりのタレントが、あるテレビ番組のロケ撮影に参加した。
移動には車を使うが、彼は、自分がどの車に乗ればいいか分からなかった。すると、一台のワンボックスカーが目についたので、「これでいいか」と思って、それに乗って座っていた。
すると、ドアが開いて男が入って来て「お邪魔します」と丁寧に言うので、「ああどうぞ」という感じで見ると、それは俳優の高倉健だった。
そのまま仲良く移動し、次の移動の時も同じ車で、高倉健と一緒に移動した。
その後、彼に番組スタッフが近付いてきて、「あの車は高倉健さんの車です」と言われて、彼は驚く。高倉健さんは、ずっと何事もないように振る舞っていたからだ。
これは、そのタレントがテレビで言うのを見たので、本当のことだろう。
高倉健さんには、こんな話が多い。
ある、それなりに売れてはいたが、大物とはとても言えない歌手が、車に乗っていたら、渋滞に巻き込まれ、全く動かなかった。ところが、ふと周囲を見ると、高倉健が乗っている車が近くにいるのに気付き、車を降りて、恐る恐る、座席に座っている高倉健に挨拶をし、足早に引き上げ、自分の車に戻ったが、高倉健の車を見ると、高倉健が車を降りて、こっちに向かって歩いてきた。
自分のような小物が挨拶をしたのは失礼だったかと思い、怒られるかもしれないと思いながらドキドキして車から降りようとしたら、高倉健がそれを手で制した。
そして、高倉健は名刺を差し出し、「今度、食事にでも行きましょう。時間がある時、ここにご連絡下さい」と丁寧に言う。
これも、その歌手本人がYouTubeで言っていたから本当なのだろう。
ついでに、真偽は不明なこんな話がある。
ある、少々酔っ払った一般人が、タクシーが見つからなくて困っていたが、やっと一台見つけた。
ドアをノックし、自分でドアを開けて乗り込み、「〇〇まで」と言うと、運転手は「はい、分かりました」と言い、やがて車は目的地に到着した。
「いくら?」と聞くと、運転手は「高倉の車ですので不要です」と言う。
酔っ払っていた男がよく見ると、運転していたのは高倉健で、その車も、タクシーではなかった。
これは、本当の話かどうか分からないが、ありそうな気もする。
上にあげた立派な人達は、実は、単に「まともな人」なのではないかと思った。
最後のタクシーの真似をした高倉健の話はともかく、よく考えたら、どれも誰にでも簡単に出来ることだ。
根拠はないが、これからは「まともな人」の時代。「まともでない人」は消えることになるだろう。
引き寄せも、ごく一時的にはどうか分からないが、「まともな人」でなければ成功しないだろう。
何の根拠もないが(笑)、私は確信している。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)道をひらく(松下幸之助)
(2)藁のハンドル(ヘンリー・フォード著、竹村健一翻訳)
(3)ドクター・ハマー ~私はなぜ米ソ首脳を動かすのか~(アーマンド・ハマー)
(4)生き方(稲盛和夫)
(5)人生に拍手を!(相澤秀禎)
(6)われ損の道をゆく ~人間立直りの記~(鈴木清一)
(7)やりたいことをやれ(本田宗一郎)
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