ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

「まともな人」の時代になる

まともな人でないと成功しないのかなあと思う。

昔、テレビで見たが、ある年配の男性の役者が、こんな思い出話をしていた。
彼が若い駆け出し役者の頃、1つの時代劇映画でちょい役で出演した時の話だ。
乗っている船が転覆して、船に乗っている人達全員が寒い冬の海に投げ出されるという場面があったのだが、本当に冬の海で撮影されたらしい。
その場面の撮影がカット(完了)後、まず、主役級の役者達が海から救出される。
まあ、当然だろう。
しかし、次に助けられるのは馬なのだそうだ。高いからね(笑)。
それで、駆け出し時代のその役者のような者達は、冬に冷たい水の中で必死に耐え続けなければならなかったそうだ。
そんな話で笑いを取った後、その役者は、
「でもね、主役の役者さんは、心の中で、水の中の我々に手を合わせていたはずです。そんな人でないと主役をやれる役者になれません」
と言う。
本当かどうかは分からないが(笑)。

こんな話もある。
ある大手企業では、運転手付きの重役がそれなりの数いるのだが、その運転手の話だ。
「我々運転手を大事にする人はトップクラスに出世しますが、我々をモノ扱いするような人は、必ず消えていきます」
また、あるホテルの客室担当の従業員が、こんなことを言っていたらしい。
「トップの人は、チェックアウトした後の部屋がとてもきれいに片付いています」
飛ぶ鳥、跡を残すような酷い状態でチェックアウトする人には、三流以下の人が多いということだと思う。
まあ、そんな気もするが、私が自分で確認したわけではない。
しかし、こんな話を知ってからは、私も一流の真似をして、部屋を片付けてからチェックアウトするようにしているが、従業員の方々から「あの人、トップの雰囲気あったなあ」と思って・・・もらえてはいないだろうが(笑)。

これらを超えるような話もある。
あるプロ野球選手・監督上がりのタレントが、あるテレビ番組のロケ撮影に参加した。
移動には車を使うが、彼は、自分がどの車に乗ればいいか分からなかった。すると、一台のワンボックスカーが目についたので、「これでいいか」と思って、それに乗って座っていた。
すると、ドアが開いて男が入って来て「お邪魔します」と丁寧に言うので、「ああどうぞ」という感じで見ると、それは俳優の高倉健だった。
そのまま仲良く移動し、次の移動の時も同じ車で、高倉健と一緒に移動した。
その後、彼に番組スタッフが近付いてきて、「あの車は高倉健さんの車です」と言われて、彼は驚く。高倉健さんは、ずっと何事もないように振る舞っていたからだ。
これは、そのタレントがテレビで言うのを見たので、本当のことだろう。
高倉健さんには、こんな話が多い。
ある、それなりに売れてはいたが、大物とはとても言えない歌手が、車に乗っていたら、渋滞に巻き込まれ、全く動かなかった。ところが、ふと周囲を見ると、高倉健が乗っている車が近くにいるのに気付き、車を降りて、恐る恐る、座席に座っている高倉健に挨拶をし、足早に引き上げ、自分の車に戻ったが、高倉健の車を見ると、高倉健が車を降りて、こっちに向かって歩いてきた。
自分のような小物が挨拶をしたのは失礼だったかと思い、怒られるかもしれないと思いながらドキドキして車から降りようとしたら、高倉健がそれを手で制した。
そして、高倉健は名刺を差し出し、「今度、食事にでも行きましょう。時間がある時、ここにご連絡下さい」と丁寧に言う。
これも、その歌手本人がYouTubeで言っていたから本当なのだろう。
ついでに、真偽は不明なこんな話がある。
ある、少々酔っ払った一般人が、タクシーが見つからなくて困っていたが、やっと一台見つけた。
ドアをノックし、自分でドアを開けて乗り込み、「〇〇まで」と言うと、運転手は「はい、分かりました」と言い、やがて車は目的地に到着した。
「いくら?」と聞くと、運転手は「高倉の車ですので不要です」と言う。
酔っ払っていた男がよく見ると、運転していたのは高倉健で、その車も、タクシーではなかった。
これは、本当の話かどうか分からないが、ありそうな気もする。

上にあげた立派な人達は、実は、単に「まともな人」なのではないかと思った。
最後のタクシーの真似をした高倉健の話はともかく、よく考えたら、どれも誰にでも簡単に出来ることだ。

根拠はないが、これからは「まともな人」の時代。「まともでない人」は消えることになるだろう。
引き寄せも、ごく一時的にはどうか分からないが、「まともな人」でなければ成功しないだろう。
何の根拠もないが(笑)、私は確信している。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)道をひらく(松下幸之助)
(2)藁のハンドル(ヘンリー・フォード著、竹村健一翻訳)
(3)ドクター・ハマー ~私はなぜ米ソ首脳を動かすのか~(アーマンド・ハマー)
(4)生き方(稲盛和夫)
(5)人生に拍手を!(相澤秀禎)
(6)われ損の道をゆく ~人間立直りの記~(鈴木清一)
(7)やりたいことをやれ(本田宗一郎)

白い部屋
AIアート1433
「白い部屋」
Kay

  
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日本人が優秀だから戦後急速に発展したわけでは全くない

日本は、第二次世界大戦後、奇跡の経済発展を遂げたという話をよく聞いたと思う。
しかし、戦争で叩きのめされた国が発展するのは当たり前だと言う分かり易い説がある。

戦争の犠牲者は女子供と言われるが、もっと被害に遭うのは老人で、戦地では老人が極端に少なくなる。
それで、老人福祉にかけるお金を産業発展に注ぎ込めるし、人口を増やさないといけないという切羽詰まった理由から、「産めよ増やせよ」で、あらゆる意味で子供を産みやすい環境が作られ、活力ある若い層が増える。
『こんにちは赤ちゃん』(1963)なんて曲が大ヒットしたのは、今なら信じられないことである。
松下幸之助も、戦後最も急速に復興・発展したのは、原爆が投下された広島・長崎だと言っていたが、松下さんは、その理由をはっきり言わず、「打ちのめされるほど反発する」とだけ言ったと思うが、理由は上に述べた通りなのである。
一方、一度も戦場にならなかったアメリカは、戦争で勝っても、老人福祉にお金がかかり、成長が鈍ってしまった。
さらに、日本は敗戦国でありながら、ドイツや朝鮮のように分割されず、アメリカ一国の属国になり、しかも、アメリカの手厚い支援を受けた。それは異例中の異例のことだったが、そうなった理由は、アメリカが日本を対中国の砦にしたかったからである。
戦勝国が占領国に嫌がらせをして、占領国が貧しいままの国も多いのであるが、日本は幸運にも、そうならなかったわけである。

日本が戦後急速に発展したのは、日本人が優秀だからではなく、上記のように、簡単な理屈で説明出来る。
さらにもう1つ、日本が経済成長した大きな理由がある。
それは、アメリカが、日本から宗教を取り上げたことだ。
アメリカによって禁止されたのは神道だけではなく、仏教も、そして、新渡戸稲造が「宗教はなくとも武士道あり」と言った、その武士道のような日本の思想も禁止された。
仏教は葬式のためだけに残り、葬式仏教と呼ばれるようになってしまった。
さらに、なぜかアメリカは占領国である日本に、キリスト教を普及させないという、不思議と言うよりは異常な方針を取った。戦勝国は、必ず、占領国に戦勝国の宗教を押し付けるものであるが、それがなかったのである。

人間は、宗教なしに生きられないのである。
すがるものがなければ、心が不安になってしまうからである。
それで、日本人は、経済を宗教とするようになり、お金を崇拝するエコノミックアニマル化したというのが事実のようだ。

いくら理屈に弱い人でも、日本の戦後の経済発展の要因が、日本人の優秀さやガッツではなく、単に状況のためであったことは、上記の説明で分かると思う。

ところが、経済発展する中で、お金を信仰し切れない日本人は不安を抱えることになった。お金以外の信仰がないからだ。
それで、変な新興宗教にはまってしまう人が多いのである。

しかし、伝統的な宗教が権威主義になり腐敗するのも確かである。
そこで、教会や教団に入らずに、聖書や仏典を基に深い叡智を学ぶチャンスがあったのだが、それをやったのは、ごく一部の人だった。しかし、その一部の人が今後重要になる。
そんな人達の中には、特にキリスト教や仏教といった特定の宗教に縛られず、仏教、神道、キリスト教、ヒンズー教、さらには道教といったものの良いところを取り入れ、さらには、それらの宗教を融合し、新しい思想体系を持つに至った。
これらの人々が宇宙人に最も近い。
アメリカでも、既存の腐敗した伝統的な宗教に嫌気がさした牧師などが、ニューソートという新しい宗教観を作った。ジョセフ・マーフィーやノーマン・ヴィンセント・ピールら、引き寄せの教祖のような人達もそうなのである。
あるいは、ラルフ・ウォルドー・エマソンや、彼を崇拝するラルフ・ウォルドー・トラインも、特に引き寄せを前面には出していないが、さらにそうである。
一方で、程度の低い宗教観で引き寄せを商売のネタにするような宗教(あるいは宗教的なもの)も増えた。
心が不安なら、レベルの高い引き寄せに真面目に取り組むという手があると思う。
ただし、本当にレベルが高い引き寄せというものは、消され、隠されてしまい、程度の低いものが大ヒットするものであることには注意した方が良い。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)道をひらく(松下幸之助)
(2)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(3)人生の扉をひらく「万能の鍵」(ラルフ・ウォルドー・トライン)
(4)眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー)
(5)積極的考え方の力(ノーマン・ヴィンセント・ピール)
(6)信念の魔術(C・M・ブリストル)

一人
AIアート1432
「一人」
Kay

  
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これまで全く駄目だった人にも成果が出たアダムス式

願望を紙に書くと叶うという引き寄せ法にも、いろいろなやり方がある。

・書いた紙はもう見ない
・書いた紙を何度も見る。紙を壁や天井に貼ったり、持ち歩くこともある。
・書いた紙を決まった時(起床時、睡眠時など)に見る。
・毎日、決まった回数書く。

最も正しいのは、一番上の「書いた紙はもう見ない」である。
ただし、それは、「願いが正しい願いである」場合だ。
ところが、正しい願望を持てる者は滅多にいない。
正しい願望の持ち方を教える高額なセミナーや、高額な自己開発教材があるくらいだ。
だが、もちろん、引き寄せをマスターするのにお金がかかることはない。
高額なセミナーに行ったり、高額な教材を買っても、正しい願望を持てるようにはならない。

紙に書いて願いを叶える方法を教える本は非常に多いが、分厚い本一冊で説明しているような本は、読むとしても、あくまで参考程度にすべきだろう。
そんなものを読むより、さっさと書けば良いのである。

では、どうすれば良いかというと、最も古い引き寄せ書と言われる『イット・ワークス!』という薄い本に書かれているようにやれば良い。
要は、願望のリストを毎日、ランキング形式で作るのである。
そうすれば、正しい願望だけが残る。
『イット・ワークス!』は、わずか180円の翻訳のKindle書があるので、興味があれば見ると良いだろう。

もう1つ良いのが、スコット・アダムスのやり方だ。
それは、単に、紙に願望を過去完了形で、毎日15回書くことである。
過去完了形とは、「既に叶っている」という状態で、たとえば、金持ちになりたいなら「私は金持ちだ」「私は金持ちになった」といった感じである。
ポイントは、気楽にやることだ。
達成が全く信じられなくても、気楽に淡々と書くこと。
書く紙は、広告の裏でも、紙きれでも何でも良く、どんな筆記具で書いても良い。
書いたらすぐに捨てても良い。
正しい願望でないなら、そのうち飽きて書かなくなる。そうなれば、次の願いを考えて書けば良い。
普通は、書く紙をいちいち探すのは面倒なので、専用のノート1冊用意すれば良いだろう。
アダムスの方法は、最もうまくいかなかった人にも成果が出るので、最近、注目している。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)イット・ワークス! あなたの夢を叶える小さくて赤い、すごい本
(2)ディルバートの未来予測(スコット・アダムス)

花しかいない
AIアート1431
「花しかいない」
Kay

  
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本物は隠される(呼吸法編)

良い呼吸法を身に付ければ人生勝ったも同然であるが、それが出来ている者は少ない。
また、書籍などで教えられている呼吸法の多くは良くない。なぜ良くないのかというと不自然であるからだ。
呼吸法は、大きく2つに分けられる。
1つは、これが圧倒的に多いのだが、たとえば、「4つ数えながら吸い、4つ数える間止め、4つ数えながら吐く」といった意図的操作を行うものだ。これは、非常に多くのやり方がある。
もう1つは、1つのやり方しかない。
それは、「呼吸を意識する」というものだ。普段は呼吸していることを意識しないが、それを意識するのである。ただ意識するだけで、呼吸に干渉しない。
エイブラハムの引き寄せの法則や、近年のマインドフルネスで採用されている呼吸法は、後者の「呼吸を意識する」だけのものである。

本来は、「呼吸を意識するだけ」の呼吸法が良い。
ただ、多くの人には、呼吸が浅い、あるいは、呼吸が速過ぎると欠点があり、それを早く克服するために、意図的な呼吸法が役に立つ。
その中間的な方法として、ゆったりとした深い呼吸を軽く心掛けるというものがある。これを普段から行うと、あらゆる面で良い効果がある。
とはいえ、定期的に(たとえば、毎日決まった時刻に)深呼吸をすることの効果は、医学を含めた様々な方面で実証されていると思う。

能力開発のため、あるいは、引き寄せの効果を高めるために薦められるのは、意識するだけの自然な呼吸法に、ほんのわずかな意図的な呼吸を取り入れるもので、やっているうちに、さらに自然になるものだ。
その1つが、「ナ・ダーム呼吸」だ。
今では古書も入手困難な『ナ・ダーム』という本にやり方が書かれていて、その中で書かれているのは、やや複雑な手順もあるのだが、根本的には、「ナ・ダーム」をマントラとして心の中で唱えながら深い呼吸をするだけである。
ところで、この本の中に書かれているわけではないが、この本の翻訳者の川口正吉さんが独自に提示した(本のあとがきに書かれている)、「ナ・ダーム」呼吸が良いのである。
それは、心の中で「ナ」と唱えながら息を吸い、「ダーム」と唱えながら吐くというものだ。
自然に、「ナ」で短く吸い、「ダーム」で細く長く吐くことになる。
「ナ・ダーム」という言葉には何の意味もなく、ただ、想念が起こり難い音として作られた言葉である。
私はもっぱら、「川口正吉式ナ・ダーム呼吸法」を採用している。
「ナ・ダーム」呼吸は、驚異的な成果を多数上げた呼吸法であるが、現在ではエビデンスの信憑性がないので、具体的成果については取り上げないでおくが、やってみて感じが良ければ採用すれば良いと思う。成果は自分で出せば良いだけのことで、おそらく期待は裏切らないと思う。

良い呼吸法というか、良いメソッドは、あまり表に現れず、世間で知られないものである。
世の中は、そんな仕組みになっていると感じる。
その中で、「意識するだけの呼吸」は、近年、マインドフルネスで少し注目されたが、これも、あっという間に忘れられてきた。なぜかというと、本当に効果があるからだ。どういうことかというと、本当に効果があるのに、お金が全くかからないものは、誰も金儲けが出来ないからだ。これが資本主義経済社会というものだろう。
「ナ・ダーム呼吸」が完全に消されてしまったのも、同じ理由と思われる。元々が、この呼吸法は、消そうとする圧力が大きかったのではないかと思う。成果は凄いのに、誰も儲からないのだからね。
引き寄せでも、スコット・アダムスが著書に付録的に書いたものが最上だったりするのも、本物は「さりげない」ものだからで、しかも、この本自体が、消されつつある。
ナポレオン・ヒルの著書にしたって、あまり(全く?)効果のない『思考は現実化する』は世界的ベストセラーでロングセラーになるが、彼が書いた本当に良い本は絶版になって古書も高価である。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
※(1)~(3)は入手困難
(1)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(2)ディルバートの未来予測(スコット・アダムス)
(3)悪魔を出し抜け!(ナポレオン・ヒル)
(4)引き寄せの法則 ~エイブラハムとの対話~
(5)サーチ・インサイド・ユアセルフ ~仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法~

夜光花
AIアート1430
「夜光花」
Kay

  
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ひろゆきさんの神秘スキルを解明

ひろゆきさん(西村博之さん)という有名なインフルエンサーがいる。
私は彼の言うことの8割は賛同出来ないという感じなのだが、彼がものが分かっている人であるということや、彼の話が面白いのは確かなので、時々、YouTubeで彼の動画(切り抜き動画も多いが)を見ているが、その中で、彼がちょっと変わった、面白い話をしているものがあった。
こんな、不可思議な話をひろゆきさんがしている。

あんまりこのなんかね、教え方が難しいんですけど、
神経を遮断するっていうのがあって、
・・・・
自分の感覚をどんどん減らしていくっていうスキルがあるんですよ
・・・・
周りの状況を無視するっていう、そういうスキルが、子供の頃からあったんですよ

このYouTube動画へのリンクは、
【ひろゆき】将来に希望が見えない人に知ってほしいことがあります、人生なんて思い通りにならないのが普通です
である。

そりゃ、このスキルを持っている人は、その気になれば成功する。
ひろゆきさんは、「このスキルを持っていた方が良い」と言うが、これの何が良いのか、分からない人には分からない。
しかし、実際は非常に簡単なことだ。
ただ、これは、今の世の中で全く求められないスキルであり、むしろ、持っていると矯正されるスキルだ。

コリン・ウィルソンが言う「左脳の速さを落とす」モードであり、ミルトン・エリクソンの無意識状態、変性意識状態に近いかもしれない。
おそらく、適切に言うとしたら、「自我が引っ込んでいる状態」である。
自我が消えているというほどではないが、自我が、ずっと後ろに下がってしまっているような感じだ。
たとえば、ニサルガダッタ・マハラジの、こんな言葉が、このことを上手く表現していると思う。
「私は、自分が空中の高い所にいるように感じている」
つまり、ずっと高い所から、自分や自分の状況を見ている感じで、自分を完全に他人のように感じているのだろう。
だから、マハラジは、「誰かがあなたの首を鋭利な刃物で切ったらどうなりますか?」と聞かれたら、「首と胴が離れるだけで、私には何の関係もない」と言ったのだ。

あるいは、荘子の言う「坐忘(ざぼう)」に似ているかもしれない。
心を虚ろにして、死人のような状態になることだ。

楳図かずおさんの漫画『おろち』のヒロインである不老不死の少女おろちが、謎の存在(多分、宇宙人)にコントロールされている人々に追いかけられている時に、そんなスキルを使っている場面がある。
『おろち』の中の『ふるさと』というお話だ。
おろちは、コントロールされている人々が、彼女の思考を読み取って追って来ることに気付き、身体の力を抜き、一切の考えることをやめる。
すると、人々は、目の前にいるおろちに気付かずに通り過ぎる。

本当にこれ、どうやってやると説明したら良いのだろう?
要は、心を静めれば良いのである。
ひろゆきさんは「カムチャッカ半島」と心で唱えると言うが、それよりも、ラマナ・マハルシが言ったように「私」と心で唱えると良い。
思考は「私」から起こるので、その「私」に意識を向ければ、思考は起こらないのである。
尚、マハルシは、いつでもどこでも「私」と唱えよと教えている。
「私」は最高のマントラで、「オーム」ですら、それに続く2番なのだそうだ。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)おろち(2)(楳図かずお) ※『ふるさと』収録
(2)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(3)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(4)新釈 荘子 (PHP文庫)
(5)あるがままに ― ラマナ・マハルシの教え
(6)アイ・アム・ザット 私は在る ~ニサルガダッタ・マハラジとの対話~

花の意識
AIアート1429
「花の意識」
Kay

  
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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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