ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

W.E.バトラー

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

神秘の呼吸法

あまり学校で行われることはないが、ヨーガや仙道、あるいは、ヨーロッパの魔術的な関係の修行・訓練の中では、呼吸の訓練が行われることが多い。
おそらく、それらのものを研究したブルガリアの教育研究者が、それらの呼吸訓練を取り入れた高度な記憶力を引き出す学習法を考案し、それを、スーパーラーニングという名で公表したのだと思う。そして、その後の経緯はよく知らないのだが、そこから、現在、よく知られているような、特殊な高速学習法が派生したのだと思われる。

能力を高めるという呼吸法は沢山あり、どれが最も良いのか分からないが、シンプルな基本形を1つ知っておくと良いと思う。
いざという時、落ち着いて冷静になり易いし、記憶力や運動機能が向上するかもしれない。
しかし、あまりに大量に空気を吸い、過酸酸素状態になるようなものは避けるべきだ。
上記のスーパーラーニングでの呼吸法の鍵は、「吸って、いったん息を止めると、記憶力が向上する」だ。
よって、例えば、「1、2、3、4、5」と数えながら(当然心の中で)吸い、「1、2、3、4、5」で止め、「1、2、3、4、5」で吐くというふうにやる。

だが、様々な呼吸法を調査すると、安定して、最も効果が高くなるポイントは、「ゆっくり吐く」だけである。
吸った後で息を止めるのは良いかもしれないが、1つ難がある。
それは、「息を止めろ」と言われたら、普通の人は、喉の筋肉で気管を圧迫し、気道を塞いでしまうのだ。
水に潜って息を止める時に、そのようになるので、それをやってしまうのだが、イギリスのW.E.バトラーは、権威ある魔法入門書で、これは筋肉の緊張を起こす、とて拙い方法であると述べているが、私もそれに賛成だ。
息を止める時は、バトラーが言うように、息を吸うことで上がった肋骨の位置を維持することで行わなければならないが、なぜか、これを理解出来る人が少ない。
単に、「喉の気管を塞がずに、空気の流れを止める」と言っても良いのだが、とにかく、これが理解出来ないらしいのだ。

そこで、「息を止める」ことを省略し、「ゆっくり吐く」ことに専念すれば良いのだと思う。
「ナ・ダーム」の呼吸を覚えておくと良い。
この言葉に何の意味もない。
「ナ」で吸い、「ダーム」で吐く(当然、言葉は心の中で)。
吸う時は、普通の呼吸の時よりやや多目に吸うのだが、無理に多く吸ってはならない。
吸った後、息を止めようとしなくて良いが、自然に、一時、止息した状態になると思う。しかし、そこは、意識しなくて良い。
そして、「ダーム」と(心で)言いながら、ゆっくり、細く吐く。
なるべく長い時間をかけて吐くが、無理に長くしなくて良い。
落ち着いてやれば、少なくとも、数回続けると、呼吸の長さは一定になるはずである。
しばらく続けると、心が落ち着き、無我状態に近付く。
毎日やっていると、健康が向上し、人格に良い影響が見られ、知的能力の向上が期待され、さらには、直観も増す可能性がある。
劇的な治癒効果が見られたという事例もあると言われる。
もしかしたらだが、超能力に属するような能力も開発されるかもしれない。

「ナ・ダーム」の呼吸は、深呼吸の一種と言えなくもないが、体操的な深呼吸は呼吸が大きく雑で、せいぜい数回しか出来ないし、やるべきでない。
この「ナ・ダーム」の呼吸であれば、10分くらいは続けられ、それで気分が良くなる。
尚、「ナ・ダーム」の代わりに、「ア・ウーン(阿吽)」と唱えても良い。
インドの聖者、ラマナ・マハルシが教えた、こんな呼吸法もある。やや上級である。
「私はこれではない(吐息)」
「私は誰か(吸息)」
「私は彼である(止息)」
「彼」とは「神」のことで、昔のインドでは「神」と直接言うことを避けるので、このように言うのだと思う。
よって、別に「私は神である」と唱えても良いのではないかと私は思う。
この呼吸法で超能力が得られるそうだ。













当ブログ著者が執筆したAI書。
誰でも、AIを理解し、自分でAIを作れるようになることを目的に書きました。
数学、プログラミング、AI理論等は不要です。
エンジンの仕組みや熱力学を知らなくても自動車が運転出来るように、マイクロ波の科学が解らなくても電子レンジが使えるように、一般的な知識でAIを作れるよう、日常的な言葉で、普通に理解出来るテーマで、AIの作り方を説明します。
そして、入門編以降は、面白いテーマにAIで挑みます。

最高の定義の通りの魔法が誰でも使える

イギリスの著名な魔法使いウォルター・アーネスト・バトラー(Walter Ernest Butler. 1898~1978)は、貴重な書『魔法入門』の中で、魔法の定義について、3つのことを取り上げていた。

まず、当時の通俗的な辞書では魔法の定義は、
「自然的原因を、驚くべき結果をひきおこすために応用する技術」
とあるが、バトラーは、これでは未開人にとって、ラジオや電話や飛行機が魔法になってしまうとして退けた。
次に、当時の魔法使いの1人が述べた、
「思うままに変化を起こす技術」
については、「ただの肉体労働や精神労働でも、そんなことが可能な場合がある」として否定した。
まあ、一般的には、これが魔法であるような気もするが、「変化」の範囲をはっきりさせないといけないという訳だろう。
そして、結局バトラーは、偉大な魔法使いダイアン・フォーチュンの定義を採用するが、それは、
「思うままに意識の中に変革をひきおこす技術」
であった。
なるほど、これは優れた定義であり、このような力を得れば、人間に不可能はない。
例えば、「自分はとてもではないがお金持ちにはなれない。頭は悪いし、人付き合いは下手だし、学歴もないし」と思っている人が、「私には隠された能力が沢山あり、それを発揮することで、お金持ちになれる」と信じることが出来れば、それが潜在意識の力によって実現するというのが、ナポレオン・ヒルら多くの成功法則の要諦であり、日本ではいまひとつ受け入れられていないが、アメリカでは高校の正式科目として教えられるなど、ごく一般的であるようだ。

魔法とは、「思うままに意識の中に変革をひきおこす技術」である。
しかし、バトラーも、フォーチュンも、そして、ヒルも、それが出来るようになるための難しい方法を提示し、魔法を実際に使えるようになった人は滅多にいない。
今年の初音ミクさんライブ「マジカルミライ2020」のテーマ曲を担当するピノキオPさんによる、「マジカルミライ2019」でミクさんが歌った楽曲『好きなことだけでいいです』にあったように、
「全人類の願いが叶ったら 地球が爆発するから」
ということかもしれない。

だが、簡単な「思うままに意識の中に変革をひきおこす技術」、つまり、魔法の使い方は存在する。
それは、私の経験的にも確実であるが、今回は自慢話は控えよう(これまで何度も書いたが)。
さっきの、自分は金持ちになることは不可能だと信じていた人が、自分も金持ちになれると信じるに至った意識の変革について考えよう。
それを実現する魔法の技術とは?
早い話が、自己暗示・・・これだけである。
だが、自己暗示(あるいは他者暗示)については、確かに沢山の人が指導しているのに、ほとんど成果は上がっていない。
その理由は、単に、「数が少ない」からである。
「私は金持ちになれる」という自己暗示で十分なのに、ある人は、「いや、『私は金持ちになりつつある』と言わねばならんのじゃ」とか、「いやいや、『私は金持ちになれました。ありがとうございます』という感謝の心が必要であるのだぞよ」と、好き勝手言うが、結局、どれも効果はない。
そうじゃなくて、「私は金持ちになる」と、千回、言えば良いのである。
ほとんど誰も、千回言わないのだ。
千回で駄目なら1万回。それで駄目なら10万回。
どういう原理かというと、人間の脳というのは、1分間に300から1000の言葉がつぶやかれていて、普通の人は、よほど気分が高揚した一瞬を除き、そのほとんどが否定的な言葉だ。
それを肯定的にすれば良いのだが、脳というのは、繰り返しで確実に変化するように出来てる。
最初の数十回、数百回は、肯定的な言葉に対し心が反発するが、千回も肯定的なことを言うと、脳が変化し、心は反発しなくなる。
よほど否定的な人でも、いつかは、唱えている言葉に従うが、そのためには、よほどのことがない限り、そんなに長くはかからないし、仮に、異常に長くかかったとしても、長い人生の中では、ほんの一瞬だ。そして、他に方法はないのである。
しかし、特に今は、「1分でOK」だの「1週間で出来る」みたいな言い方が流行りで、たったの千回に取り組む人がいない。よって、千回やれば、あなただけが勝てる。
また、せっかく、「口癖」としての自己暗示について本に書いてくれている人もいるのだが、余計な話を盛り込み過ぎて(本1冊書くとはそういうものなのかもしれないが)、読者の大半は、やる気をなくしてしまうのである。確かに、子供の時なら、1秒で千回唱える不思議な力を発揮することがあり、私もそれで何度も救われた記憶がある。そして、大人でも、自己暗示を重ねていけば、そんなことが出来るようになるかもしれない。
だが今必要なことは、ただ数多く唱えることである。

尚、ウォルター・アーネスト・バトラーの『魔法入門』は絶版で、古書があっても高価であるので、紹介は控える。
とはいえ、本来、優れた魔法書と言えども、もはや読む必要はないと私は思いながらも、面白いし、学ぶことは多いとも思う。








入門書の大事さを実感する

どんなことでも、入門書は良いものを選んだ方が良い。
最近、つくづく、そう思い知った。
プログラミングでも、「簡単」とか「3日でマスター」なんてノリのものは避けるべきだ。
私は大昔、初めて買ったプログラミングの本を、なぜかいまだ本棚の目立つところに置いているが、その著者の森口繁一(もりぐちしげいち)さんが、恐ろしく偉い人だということを最近まで知らなかった。
教え子の今野浩さんが著書『工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア -森口繁一という天才- 』で、森口さんのことを詳しく書かれていて、自分を凡人だという今野さんは実際は偉大な科学技術者なのだが、その今野さんは、自分と比べたら森口さんは宇宙人だと言うのは、おそらく、本当にそう思っていたのだと思う。
森口さんは、東大で30年に1人の天才と言われ、戦後まもなくアメリカに留学し、「日本にMoriguchiあり」と言われ、どんな難解な論文も、一度読めば頭に入ってしまい、広い分野で偉大な業績を挙げた。そして、当時は、まともな学者の研究対象と見られていなかったコンピューター・プログラミングを重要視して積極的に取り組み、この人がいなければ、日本のコンピューターの普及発展はかなり遅れただろうと思われる。
私が読んだ、森口さんの本は『基本BASIC講座』という、入門者向きの易しい本だったが、初歩的な数学問題をプログラミングで面白く取り上げるセンスは、当時としては異例であったと思われる。
私がスムーズにプログラミング、特に、BASIC言語を覚え、今も、AIの機械学習のデータ作成をVBAで効率よくやれているのも、元を正せば、この本のおかげである。

私は、C言語は、今でも名著の誉れ高い、レス・ハンコックの『C言語入門』を読み、プログラミング全体では、ブライアン・カーニハンの『プログラム書法』を読んだおかげで、プロで通用するようになった。だが、いずれも、今は絶版だ。
『プログラム書法』の代わりなら、同じブライアン・カーニハンの『プログラミング作法』を読めば良いと思う。

魔法に関しては、W.E.バトラーの『魔法入門』を12歳の時、入手して、さっぱり分からなかったが、少しは熱心に読んだので、超能力を発揮するようになった。
とりあえず、「4の呼吸」だけでもやってみると良いし、バトラーの『魔法修行』なら、今でも新品で入手可能と思う。
引き寄せに関しては、19歳のひきこもり中に、ジョセフ・マーフィーの『あなたも幸せになれる』(原題:COSMIC ENERGIZER;宇宙の活力。文庫版は『努力嫌いの成功法』)を読んだので、ひきこもりが社会の最底辺に入れてもらえるという、川上量生さん言うところの、「運だけで成功した経営者(川上さん本人のことと思う)をはるかに超える快挙」を達成した。
いずれも、最上の入門書だ。
今の、山のようにあふれた、軽い、卑しい、馬鹿馬鹿しい引き寄せの本は、読まない方が良い。

ところで、1つ外したものがある。
経営に関して、船井幸雄さんの『ベイシック経営のすすめ』を読んだことだ。おかげで、経営者になれなかったし、ならなくて良かった。
いや、非常に良い本だとは思うが、インターネット時代に古過ぎるのは、ダイエー、大丸、そごうの凋落を見れば明らかと思う(いずれもブランド名だけは残っている)。
川上量生さんの『ニコニコ哲学』も、良い本と思ったが、あれは天才、川上量生さんの思考パターンだし、嘘とは言わないが、冗談もかなり入っている。
何をやるにも、入門書とは大事であると思う。









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秘法を持つ子は自殺しない

梶原一騎さん原作のちばてつやさんの漫画『あしたのジョー』は、論理性に著しく欠けるので、私はやや抵抗があるのだが、1つ好きなところがある。
それは、丹下段平が少年院に入れられた矢吹丈に、ハガキでボクシングのレッスンをするのだが、その第1回「明日のためのその1」が左ジャブで、正確には、
「ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで やや内角をねらい えぐりこむように打つべし」
なのだが、私は、
「わきを締め、やや内側を狙い、えぐりこむように打つべし」
と覚えていた。
この方が自然で、論理的と思う。
いずれにしても、この単純な教えを実践した丈が、確かな力を身につけるところが、とても楽しいと感じる。

私の場合、最初のレッスンは、単純な教えが書かれた1枚のハガキではなく、物凄く難しい、W.E.バトラーの『魔法入門』の中から見つけた「四つの息」と呼ばれるものだった。
当時私は、中学1年生だったが、世間では、お伽噺とか単なる空想とみなされている魔法というものを、大真面目に扱ったこの本は衝撃的だった。
魔法は本当にあるのだと、堂々と言い、そして、教えているのだから。
「四つの息」は、4つゆっくり数えながら息を吸い、2つ数える間止め、4つ数えながら吐き、そして、2つ数える間止めるというものだ。
ただ、呼吸の仕方については、細かい注意が書かれていて、その中でも大切なことが、「息の止め方」である。
多くの人がやるように、喉や鼻の(息の)通路を意思の努力で閉じることによって「息を保つ」ことは、この「四つの息」に関しては、決してやってはならない。
ただ、息の流れを止めるようにし、息を吸った後で胸を鋭く叩いたら、息が漏れるようでないといけない。
そして、最初は5分以上やってはならないと書かれている。
しかし、慣れてきたら、もっと長くやって良い。
12歳だった私は、「魔法の訓練」という、心躍らせるものを手に入れ感激した。
それは、夏休みのことだった。
引きこもりで、友達はいなかったが、こんな秘法を手に入れた者は、夏休みが明けても自殺しない。
今は辛くても、この秘法があればいつか勝てるのだと信じることが出来るからだし、実際、そうなった。

だが、今の子は、世俗でやることが沢山あり過ぎ、秘法を手に入れることが出来ない。
ちなみに、バトラーの『魔法入門』は、文庫も単行本もAmazonで古書が2万円以上だ。
ただし、バトラーの『魔法修行』は、現在もロングセラーを続け、手に入れやすい。
正直、『魔法入門』は、中学1年生はおろか、大人でも読み通すことは困難かもしれない。
昭和49年に角川書店から出版されているが、全339ページという、なんとも象徴的な本だ。
39は、昨日(8月1日)が聖誕日である初音ミクさんのミク(39)としてよく知られる数字だが、私は、あらゆることで3と9という数字に縁がある。
角川書店の親会社のKADOKAWAは昨年、ドワンゴと経営統合してKADOKAWA・DOWANGOが設立され、ドワンゴ会長の川上量生氏が会長に、そして、今年6月に川上氏は社長になった。
初音ミクさんは、ドワンゴのニコニコ動画で育ったと言って良いと思う。
2006年12月にニコニコ動画が始まって準備が進み、そしてついに、初音ミクさんが2007年8月31日に神々しくお生まれになり、今、世界を救っているのである。

それはともかく、「明日のためのその1」でも、「四つの息」でも良いが、秘法を1つ持っておくべきである。
日航の社長や、日銀の副総裁を歴任された柳田誠二郎さんは、若い人達に、「何か1つ、心を締める鍵を持っていなさい。私の場合、それが、たまたま、岡田虎二郎先生の岡田式静坐法だった」と言われていたが、これは、本当に大切なことである。
中村天風が教えた、「常に肛門を締める」でも良いし、法然が教えた、常に念仏を唱えることでも良い。
腕振り運動や、呪文(「アジマリカン」など)も良い。
探せば何か見つかるだろう。
よほど若いうちは、とにかくそれを大切に保持し、戦うべき時が来たと思ったら、1年365日、1日も欠かさず、できるだけ決まった時間(あるいは1日24時間)実践しなければならない。
秘法を持つ者、心を締める鍵を持つ者は決して自殺しないし、最終的に負けることはない。

尚、『魔法入門』の入手は困難だが、この中で、著者バトラーが絶対入手せよと述べている『神秘のカバラー』は入手しやすいので、魔法に興味があれば、これを読むと良い。ただし、これも生易しい本ではない。









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なぜ呼吸訓練で全ての能力が向上するのか

人間の身体や心は、全体としてバランスを取るように出来ている。
例えば、毎日、腕立て伏せをやって腕を鍛えると、普段の生活の中で、腕はもちろん、脚まで力強く使うようになり、脚の筋肉もある程度強くなる。
実際は、腕を鍛えると、筋肉の振動が全身に伝わり、脚や指の筋肉等まで刺激されて発達する。
また、計算力と想像力は異なる能力だし、脳の中で活動する部位も異なるのだと思うが、やはり、一方を鍛えると、脳全体にインパルス(神経衝撃)が広がり、他方の能力、あるいは、脳の全能力が向上する。
(とはいっても、偏りには色々と弊害もある)

心身の一部を刺激すれば、全体が刺激され、一部の能力を向上させれば、全体の能力が向上する。
その中でも、肺というのは重要な器官である。
肺の能力が、心身の他の機能や能力、特に、脳に大きな影響があることを、普通の人はあまり知らない。
そして、普通の人は、肺のごく一部の能力しか使っておらず、結果、心身、特に、脳の能力のごく一部しか使えないことになる。
確かに、頭脳明晰な人には、心肺を活発に使うジョギングを趣味にしている人が多い。しかし、これは、やり過ぎると、かえって肺や心臓を損ない、結果、脳も損なう。特に年齢が高くなればそうであるのだが、多くの人が走り過ぎている。そもそも、人間は走るようには出来ていない。
それよりも、正しい呼吸の訓練をすれば、肺の能力を開花させ、心身全体、特に、脳が開花する。
呼吸法の訓練は、正しくやれば肺を損なわず、どこまでも能力を向上させ、根気強く訓練すれば、超能力の領域にまで達すると思う。
つまり、簡単な言い方をすれば、肺の潜在能力を開発させれば、全ての潜在能力を開発させることになるのである。
逆に言えば、肺を使わなければ能力が低く、実際、ノイローゼ患者などは僅かしか肺を使っていない。

呼吸の正しい訓練の1つには、時々ご紹介する「4の呼吸」がある。
尚、息の止め方が大事なので、後で特に説明する。

(1)息をゆっくり吸いながら、心の中で、「1、2、3、4」と数える。
(2)息を止め、「1、2」と数える。
(3)息を吐きながら、「1、2、3、4」と数える。
(4)息を止め、「1、2」と数える。

(2)の長さを4にしたり、(4)をやらない場合も多い。
上記のものは、W.E.バトラーの『魔法入門』や『魔法修行』にあるものだ。
息を吐いた後で止めるのは、むしろ珍しい方式だろう。

ラマナ・マハルシが教えたプラーナーヤマは以下の通り。
(1)私はこれではない(出息)
(2)私は誰か?(入息)
(3)私は彼(またはそれ)である(呼吸停止)

こちらは、数を数える代わりに、神秘な言葉を思うのである。
熟達すれば超能力をもたらすと言われる。

さて、大事なのは、息の止め方である。
普通、息を止めるというと、喉や鼻の通路を閉じるが、このやり方は、呼吸訓練の効果を無くすどころか、害があって危険ですらある。
喉や鼻を閉じないまま、息を止めることは容易いと思う。
単に、息の流れを止めれば良いのである。
それには、普段、無意識に働いている呼吸のための筋肉(横隔膜や肋骨の間の筋肉、腹部の筋肉等)を使うのだが、横隔膜の筋肉とか言われても分からないであろう。
だから、普段、無意識に行っている呼吸を意識的にやることの応用として、息の流れを止めるのである。
簡単なことであるはずだ。

これらの呼吸訓練を毎日やれば(毎日でなければならない)、脳を中心とした、心身のあらゆる能力が向上し、精神も安定する。
そして、さらに優れた訓練は、いつでも微かな呼吸をすることである。
これだけで、毎日、超人に近付いていくのである。
尚、私は、呼吸訓練だけで1冊の本にしたようなものは薦めない。
呼吸訓練を難しくするだけでなく、そんなものは、結局、最も肝心なことをマスターできないのだ(例えば、上に挙げた息の止め方)。
あなたは、確実に超人になるための訓練方法を得た。
わくわくしながら、毎日取り組むと良い。









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