ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

EQ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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スクルージな我々は何をすれば良い

私は高校生の時、ディケンズの『クリスマス・キャロル』が好きだった。
ご存知かもしれないが、利己主義で守銭奴の初老の男スクルージが、クリスマスに超常体験をする。
その(超常体験の)ハイライトは、7年前に死んだ、スクルージの共同経営者で、スクルージと同タイプの人間であったマーレイが、おぞましくも惨めな霊となった姿をスクルージに晒し、「このままでは、お前もこうなる」と警告し、さらに、哀れに孤独死して放置された自分の醜悪な死体を見せられる。
それで、スクルージは心を入れ替え、愛想の良い善人に生まれ変わる。
めでたし、めでたし・・・

んな、アホな・・・と思わないだろうか?
私はスクルージよりまだ悪いが(彼は少なくとも経営者で、死して自分を思ってくれるマーレイという友人がいた)、このままだと、スクルージ以下の「悲惨な未来」になると分かったところで、こう言うしかない。
「だから何なんだ?そりゃ、そんな未来は嫌だが、私は私だ。私以外のものになんかなれないさ」
誰だってそうだと思う。
そもそも、身から出たサビでしかない不幸を避けるために、わざとらしく他人に親切にするなんて、浅ましいことじゃないか?
そんなことで幸福になれるとは、とても思えない。

だが、元Googleの技術者チャディー・メン・タンは、『サーチ・インサイド・ユアセルフ』で、こう書いている。
スクルージは、EQ(情動的知性)を高めたのだ。それで、自分を客観視出来るようになった。
いや、自分を客観視したから、EQが高まった・・・のだと私は思うが、タンもそう書いていたのかな?
タンの言い分もややこしいのだ。

大切なことは、スクルージは悩んでいなかったということだ。
いや、本当は、ストレスで心が傷付いていたに違いないのだが、それは描かれていなかったし、スクルージも自覚していなかった。
だが、クリスマスの精霊達は、スクルージにちょっかいを出し、彼の心を揺らがせた。
その時、彼はやっと、自分を客観視したのだろう。
だけど、そんなことで人間は変化したりしない。
タンの言うところのEQの向上なんて起こらない。

とはいえ、大なり小なりスクルージな我々は、

でもどうして 僕達の 胸元の 塊は
消えたいって言うんだ 死にたいって言うんだ
~『ロストワンの号哭』(作詞・作曲・編曲:Neru。歌:鏡音リン)より~

って感じのはずなんだ。つまり、鬱々として満たされない、辛い日々を送っているに違いないのだ。
これが進むと、「リア充爆発しろ」「地球も爆発しろ」と思うようになる。
しかしまあ、心配はいらない。
神を信用しろ。
だが、駱駝はつないでおけ。
駱駝は、毎日、かならずつないでおくものだ。
それと同じようなことを、何かすれば良い。
何もないなら、自分の呼吸を常に意識することだ。









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EQ(情動的知性)の誤解

一頃、EQというものがブームになったが、忘れられてしまった感がある。
EQはEmotional Intelligence Quotientで、直訳では、「感情の知能指数」だが、「心の知能指数」と訳されることが多い。
私は、むしろ、「情動的知性」という言い方がピッタリだと思う。

この「心の知能指数」という訳や、EQを「対人能力」「コミュニケーション能力」と言うことが誤解を生んでいたのではないかと思う。
私も誤解していたのだが、EQといったら、何か、文系の曖昧で、人間関係をうまくこなす、ある意味「しょぼい」能力というイメージがあるかもしれない。
だが、EQを向上させる(マインドフルネスを活用する)SIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)プログラムを開発した、元Googleのチャディー・メン・タンは、Googleでやるような高度な知性が必要とされるような職務の遂行においても、EQはIQの2倍重要と言う。

人間の最も高度な知性と思われる直観は、IQではなく、EQによってもたらされる。
また、どんな職業でも、感性の重要さは誰もが認めながら、それこそ、感性を磨くなどというのは、どこか曖昧で茫然(とりとめがない)としたもののように思われるが、これもEQの能力である。
よく、「アインシュタインのIQは160だった」といったことが書かれているが、私は、アインシュタインはIQは平凡だったが、EQが非常に高かったのだと思う。
実際、アインシュタインは、IQの高さが有利になる詰め込み学習では全く無能で、成績も良くなかったが、直観と感性(案外に同じものだと思う)が優れていた・・・つまり、EQが圧倒的に高かったのだろう。

チャディー・メン・タンは、EQはマインドフルネスの訓練で鍛えることが出来ると述べている。
マインドフルネスとは、日本マインドフルネス学会の定義を引用すると、
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、 評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」
である。
ヴァーノン・ハワードやニサルガダッタ・マハラジが、常にやれと言っていたことと同じと思う。
このブログで、最近よく書いている、「呼吸を意識する」ことも、マインドフルネスの状態になるための有効な方法で、仙道などの修行でも取り入れていることがあるし、チャディー・メン・タンも薦めているものだ。
マインドフルネスの訓練により、脳の新皮質が厚くなることがMRI(磁気共鳴画像検査装置)で確認されているという話もある。

上記に述べた通り、チャディー・メン・タンは、マインドフルネスの訓練であるSIYを開発したが、こういった特別な訓練のプログラムについて書かれた本では、大抵、「本当の訓練は、次に紹介するプログラムを購入して下さい」とか、「セミナーに参加して下さい。ただいまキャンペーン中」(笑)とか書かれ、その書籍は単に宣伝パンフレットだったと気付くが、タンは、そんなケチなことはしていない。
確かに、SIYの研修セミナーはあり、Googleの多くの社員が受講している。
値段もまあまあ高い。
しかし、チャディーの本では、最初の数十ページで、やり方のあらかたは分かるし、それは非常に簡単だ。
私は、彼の本(2冊)を電子書籍で20%程度しか読んでいないが、もう十分と思った。それで必要なことは分かった。
間違いなく、真の天才は、IQが高い人ではなく、EQが高い人であると思う。
そして、EQは大人でも高めることが出来るのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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