知識と知恵とは関係がないとよく言われる。
いや、ほとんどの場合、知識量と賢さは「かなり正確に」比例する。
野球好きやアイドル好きだって、好きな対象に関連した具体的なデータ(数字等)を詳しく言える人は、大抵、頭が良い。

では、学校の成績が良い者は、知識が多いのだから賢いかというと、昔はそうだった。
どういうことかというと、昔は、学校で何かを覚えたら、それに関連したことに詳しくなり、さらに知識が増えるような環境だったが、今の秀才は、教科書に書いてあることしか知らない。
つまり、今の学校は、試験の点数だけが大切で、教科書の知識以外は必要とせず(試験は教科書の中からしか出ない)、そのこともあって、教科書を実に面白くなく教えるので、そこから広がっていく要素がゼロなのである。
だから、昔より今の試験の方が難しいとしても、知識量は、昔の子の方の方がずっと多かった。
従って、かなり前から、学校秀才は頭が悪く、そんな学校秀才が将来なる、官僚や、政治家や、弁護士や、裁判官も、頭が悪いのである。
少し前、日本の司法の最高の立場にある人が、最悪の状況で賭け麻雀をして問題になり、辞めることになったが、これは、そのエリートの人間性の問題ではなく、単に頭が悪いのである。
で、そんなエリートが罰せられないのは、日本は既に民主国家でないという理由もあるが、法を絶対に守らないといけない立場の人に対しては、「誰でもやってることだから」という理屈が通らないことが本当に解らないほど、周囲の頭が悪いのである(本物の社会主義国家だって、まともな頭があれば、そんなのは厳罰に処せられる)。
そんな頭が悪い連中が政治をやっている弊害が、既に悲惨な状況を生んでいる。もう救いようがないほどだ。

まあ、あまり言わない方が良いのだろうが、アメリカの大統領選挙で、「毎日板チョコ10枚食べれば太る」レベルの、あまりに明らかな不正があっても、「不正などどこにもない」と言うのが通じるのは、もう、アメリカが建国の理念とかけ離れた共産主義国家になりつつあると共に、やっぱり、アメリカ人政治家も裁判官もFBIも頭が悪いのである。
そんなアメリカに正義を期待するのもどうかと思うが、そんなことを言っては、(もし存在するなら)地球を見守っている進歩した宇宙人に見放され、地球は辺境で朽ち果てる星になってしまうかもしれない。
だから、トランプさんが最後の希望だ・・・いや、マジで「最後の」である。

持って生まれた頭の良さというものは、さほどの差はないのである。
意外に思う人が多いと思うが、やっぱり、頭の良さは、知識とか語彙力で決まるのである。
「下らない知識では駄目」というなら、その通りだが、下らない知識とは実際のところは、「そこから広がりをい見せない知識」であり、知識が広がるような知識なら悪くはない。
例えば、グルメの知識にしたって、単に美味しいものを食べることにしか興味がなければ、確かに、広がる余地が少ない「下らない知識」でも、そこから、栄養学、色彩や形のアート、民俗学等・・・と広がっていくなら、素晴らしい知識なのである。
実際は、上の方の支配者にとっては(政治家なんて下の方だ)、民衆に下らない知識だけ持たせた方が都合が良いので、そのようにさせられているのである。

本を読むにしても、想いが広がっていく読み方をしなければならず、また、そんな本を選ばないといけない。
童話を読んだって、良い家庭の子供は、そこに書かれている細かいことに興味を持ち、それを知りたがり、手立てを与えれば、望む知識を得、どんどん賢くなる。
だから、子供の質問を面倒臭がるのは、子供の頭を駄目にすることなのである。
自分が賢くなくて答えられない場合(学校教師のほとんどがそうだが)、なんとか、ヒントだけでも探してやれると良いが、もはや、今の親や学校教師に出来る最善のことは、子供を自由にすることだけだ。
子供を、いろんな人がいるコミュニティーに参加させれば、自ずと賢くなっていくだろう。
尚、いくつになっても、知識や語彙を増やしていけば、確実に賢くなる。
そんな目的のために本を読むと良いのだと思う。