一流の人物の特徴を一言で言えば「静か」であることだ。
逆に言えば、下賎な人間の特徴は「騒がしい」「耳障り」「煩い」である。
一流にはなれなくても、サルになりたくなければ、出来るだけ静かであることだ。
騒がしい人間には悪魔が寄って来て弄ぶ。結果、不運と汚辱の人生になる。
静かな人間には天使が寄って来て神の加護がある。結果、幸運に恵まれ安らかだ。

三流の男は、不意に大きな咳払いをする。
三流の女は、埒(らち)もない(ばかばかしい)おしゃべりを恥ずかしげもなく大声でする。
三流の男は、ドアの開け閉めでも大きな音を立てる。女でそうなら、それは犬に劣る。
三流の女は、月や星や太陽と全く似ていない。静寂の美がないからだ。

昔のことだが、美しい女子高生に交際を申込もうとしたことがある。
だが、彼女が、カバンを音を立てて床に置くのを見て、直感的に止めた方が良いと解った。
確かに、後でだが、彼女には男がいっぱいいることが判った。別に男がいて悪いことはないが、騒がしい交際だったようだ。

「金持ち父さん」によれば、家は資産でなく負債だと言う。特に、これからの時代はそうだ。
まあ、慎ましい家なら別に持っていても悪くないが、家のメンテナンス費に悩む人が多い。
家のメンテナンスをする業者にはひどいのが多いが、区別が付き難い。
私も、ある時、ちょっと改修をやろうと思い、数社の工務店を呼んだ。
ある公務店主は、屋根の上で近隣に響き渡るような大きな音で咳払いをし、屋根の上と下で遠慮なく大声で話す。
ある公務店主は静かだった。
見積りは、騒がしい公務店主のところは、静かな公務店主のところの10倍近くで、ぼったくりと判った。
まあ、見積りを見るまでもなく、私は静かな方を選んだ。
こんな簡単なことで、一流と四流以下の違いが判る。

日本で最も一流の人物は天皇陛下であると思う。
私は、あの静かさに学ぼうと思う。
同じ人間でここまで差があるのかと思うが、下らない男は、飴玉の袋を開けるにも音を立て、あまつさえ、親の遺言ででもあるかのように音を立てて飴を舐める。
こんな人間がロクでもない人生を送るのは残念ながら当たり前だ。
無論、そんな人間にも良いところはある。
しかし、ただ反面教師としてだけ見、付き合ってはならない。

こんなイメージが浮かぶ。
美しい少女が、静かな風の中で歩いていた。
少し厳しい表情だが、静かで力強い心を感じさせる。
すると、まるでビデオカメラで見ているかのように、彼女の顔がズームアップされる。
美しい。
その口元に注意がいくと、微かに動いているように見えた。
映像の拡大と共に、音も拡大されているが、何も聴こえない。
だが、彼女は何かをささやいたのだ。
ガーディアン・エンジェル(守護天使)はそれを聴き、神に伝え、その言葉は楽園で実現し、この世に現れた。
力ある呪文はこのようである。









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