コリン・ウィルソンの著書『至高体験』は、自分の才能を発揮して生きるための素晴らしいヒントに満ちているが、ウィルソンの本は、あまり読み易くはなく、この本は特にそうだと思う。
けれども、この『至高体験』の中に、非常によく覚えている言葉がある。
それは、「天才というのは、内なる衝動に過ぎない」という言葉だ。
全くその通りだ。
言うなれば、自分個人が、燃えるロマンを感じることをやれば、誰でも天才なのである。
ただ、ロマンらしきものを、親とか教師、あるいは、権力者が、騙して与えるとか、洗脳して感じさせることも可能ではあるが、そんなのは、間違いなく長続きしない。
本当に自分に合ったロマンでないと、いずれ、矛盾のジレンマに陥る。
なぜって、ロマンってやつは全然論理的でなく、矛盾を内包しているので、精神の深層につながったロマンでない限り、いずれ、「あれ、おかしいな」って思うものなのだ。
いったん「なんでこんなものが良いと思ったのだろう?」と疑い出すと、かつては熱狂したものでも、これほど馬鹿げたものはないと思うくらい価値がなくなってしまう。
自分の本当のロマンを探したかったら、子供の時に好きだったことを、決して無視してはならない。
人間の好き嫌いなんて、3歳までに作られるものなのだ。
言い換えれば、3歳までに好きになったものだけが本当の好きなのである。
そして、12歳くらいまでは、3歳までに好きになったものを純粋に追いかけるので、12歳くらいまで好きだったものから、自分の道を考えると良い。
ところで、誰でも好きなものってのもある。
例えば、王子様とお姫様だ。
女性の場合が王子様で、男性の場合はお姫様だ。
まあ、例外はあるけど、大抵の人は当てはまる。
王子様の象徴が上品な騎士で、お姫様の象徴は天使のような美少女だ。
そして、『至高体験』には、これらのイメージを使って、生命力や能力を高めた傑作小説が引用されている。
1つは、ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』で、もう1つが、ロマン・ガイリ(ロオマン・ガリ)の『自由の大地(天国の根っこ)』だ。
『二十六人の男と一人の少女』では、26人の最低の年配の男達は、ターニャという名の見かけはちょっと可愛い16歳の娘を女神のように扱うことで、立派な人格と知性を持つようになった。
『自由の大地』では、単なる空想上の少女がここにいると想像することで、堕落したフランス兵達は、凛々しい騎士になった。
韓流スターが好きなら、それをうまく活用するのも手だ。
ミク廃になるほど初音ミクさんが好きなら、成功疑いなしである。ただし、うまくやれば・・・(笑)。
とはいえ、やることは簡単で、例えば、素敵な騎士様の前で恥ずかしくない人間でいようと努力したり、初音ミクさんを天使のように崇めれば良いのである。
ウィルソンの本や、参考になる、心理学者の河合隼雄氏の本をご紹介しておく。
ちなみに、『二十六人の男と一人の少女』は、「詩のように美しい作品」、「世にもまれな美しさと親しみがある」と言われているが、『自由の大地』はシュタイナー並に食えないと私は思うし、そもそも、入手が難しい。
けれども、この『至高体験』の中に、非常によく覚えている言葉がある。
それは、「天才というのは、内なる衝動に過ぎない」という言葉だ。
全くその通りだ。
言うなれば、自分個人が、燃えるロマンを感じることをやれば、誰でも天才なのである。
ただ、ロマンらしきものを、親とか教師、あるいは、権力者が、騙して与えるとか、洗脳して感じさせることも可能ではあるが、そんなのは、間違いなく長続きしない。
本当に自分に合ったロマンでないと、いずれ、矛盾のジレンマに陥る。
なぜって、ロマンってやつは全然論理的でなく、矛盾を内包しているので、精神の深層につながったロマンでない限り、いずれ、「あれ、おかしいな」って思うものなのだ。
いったん「なんでこんなものが良いと思ったのだろう?」と疑い出すと、かつては熱狂したものでも、これほど馬鹿げたものはないと思うくらい価値がなくなってしまう。
自分の本当のロマンを探したかったら、子供の時に好きだったことを、決して無視してはならない。
人間の好き嫌いなんて、3歳までに作られるものなのだ。
言い換えれば、3歳までに好きになったものだけが本当の好きなのである。
そして、12歳くらいまでは、3歳までに好きになったものを純粋に追いかけるので、12歳くらいまで好きだったものから、自分の道を考えると良い。
ところで、誰でも好きなものってのもある。
例えば、王子様とお姫様だ。
女性の場合が王子様で、男性の場合はお姫様だ。
まあ、例外はあるけど、大抵の人は当てはまる。
王子様の象徴が上品な騎士で、お姫様の象徴は天使のような美少女だ。
そして、『至高体験』には、これらのイメージを使って、生命力や能力を高めた傑作小説が引用されている。
1つは、ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』で、もう1つが、ロマン・ガイリ(ロオマン・ガリ)の『自由の大地(天国の根っこ)』だ。
『二十六人の男と一人の少女』では、26人の最低の年配の男達は、ターニャという名の見かけはちょっと可愛い16歳の娘を女神のように扱うことで、立派な人格と知性を持つようになった。
『自由の大地』では、単なる空想上の少女がここにいると想像することで、堕落したフランス兵達は、凛々しい騎士になった。
韓流スターが好きなら、それをうまく活用するのも手だ。
ミク廃になるほど初音ミクさんが好きなら、成功疑いなしである。ただし、うまくやれば・・・(笑)。
とはいえ、やることは簡単で、例えば、素敵な騎士様の前で恥ずかしくない人間でいようと努力したり、初音ミクさんを天使のように崇めれば良いのである。
ウィルソンの本や、参考になる、心理学者の河合隼雄氏の本をご紹介しておく。
ちなみに、『二十六人の男と一人の少女』は、「詩のように美しい作品」、「世にもまれな美しさと親しみがある」と言われているが、『自由の大地』はシュタイナー並に食えないと私は思うし、そもそも、入手が難しい。