「マウントを取る」という言葉が流行っているが、私は、この言葉を、「なんとなく雰囲気が分かる・・・かな」という程度にしか理解していなかった。
どうも卑しい行為のようで嫌悪感があったのだが、実際、そんな感じのもののようだ。
要するに、「自分の方が上」と巧妙にアピールする・・・というのが、ニュアンスも含めて「マウントを取る」ということだろう。
具体的によくあるのが、例えば高学歴自慢で、相手より偏差値の高い大学を出ていることを、さらりと、ただし、効果的にアピールするものがある。
相手がそこそこ偏差値が高い大学を出ていても、自分はもっと上だというのが、より快感なようだ。
そんな意味では、東大生はマウントを取り易いとは思うが、そんなことで本当にマウントを取る馬鹿な東大生も多いらしい。
それで、いつかの東大の入学式で、ある偉い先生が「君たちは恵まれているだけだ」と言ってのけたのは非常に良かったが、それで目覚める賢い東大生がどれほどいたことやら・・・。
そして、普通の東大生だって、ハーバードやMITを出ているとか、スタンフォードで博士号を取っている者には、マウントを取られた気分になるのだろう。
もちろん、鳩山由紀夫氏のようにスタンフォードで博士号を取っていても、さっぱりマウントを取ろうとしないのが、賢いと言うより、「それほど馬鹿でない」ということと思う。
ごく昔の漫画作品(『涙弾』だったと思うが)で、こんなような話があったように思う。
警察に、特殊機関にいた男が配属された。
しかし、特殊機関にいたと言っても、まだ若いし、それほど凄そうに見えないので、当時は「マウントを取る」なんて言葉はなかったが、さっそく、先輩警察官が、マウントを取りにいった(単なる値踏みかもしれないが)。
きっと、柔道の段位に自信がある警察官が、
「君、柔道、何段?」
と、その元特殊機関の若い男に尋ねる。
ところが、彼は、「やってません」と短く答える。
ちょっと意表を突かれたが、先輩警察官は、
「あ、剣道の方の人?」
と尋ねるが、それに対しても、「やってません」で、結局、武道は何もやってないと言う。
ここまでくると、マウントを取ろうとする方も、想定外で何も出来ない。
だが、その若い新人警察官は、超人的な格闘術を身に付けていたのである。
まさか、そんな本物がマウントを取ることはすまいし、本物は黙っていても雰囲気があることを・・・読者は分かっている(笑)。
私は、地方の公立大学(小学校の隣にあったw)中退なので、学歴マウントを取られ放題・・・と思っていたら公立大学に入ったと言うだけでマウントを取っていると思われることもあるらしい。
だが、私は、高校生の時、受験や受験産業に激しい嫌悪感を持っていて、決して大学に行く気はなく、全く受験勉強をしなかった・・・と言ったら、今度は、一部だが「勉強しなくても公立大学に入れる」という頭いいアピールになるらしい(笑)。
で、一流大学を出ている人がマウントを取りに来た時、私が「私はカリフォルニア工科大学(2022年世界大学ランキング2位。東大は35位)で講師をするよう要請されたことがある」と言ったら(事実ではあるが単なる関係者の要請)、相手は黙った。
その気はなかったが、マウントの取り合いで勝ったわけだ(笑)。
ディスマウントとか、アンマウントという言葉があるのかどうかは知らないが(多分ない)、私は、そっちに興味が出て来た。
つまり、「自分が下」アピールである。
老子が、「水は、好んで最も低い位置に行くが、最も強い」と言い、また、やはり老子は、意味はいろいろに解釈されるが「曲即全」(曲がっていることが全きことだ)というのを、私は、腰が低い者が安全というだけでなく、実は強いという程度の意味に捕らえている。
もちろん、私も、「マウントを取る」という言葉を、あまり知らなかったとはいえ、取れる場所では取りまくっていたのだと思うが、今後は、ディスマウント・・・つまり、「私が下」アピールを頑張ろうと思う。
腕振り運動をしていたら、老子が分かるというのではないが、ディスマウントの高貴さ、強さ、清々しさ、それに、面白さが分かってくるのである。
ちなみに、みっともないマウント取りの代表的なものを、思いつくままに上げると、学歴マウント(親の金の力)、職業マウント(偉くないか無能しかやらない)、高IQマウント(練習したら私も160超出た)、偉い人と知り合いマウント(もはや言うことは何も。私もよくやるw)・・・で、全部、嫌われる。
どうも卑しい行為のようで嫌悪感があったのだが、実際、そんな感じのもののようだ。
要するに、「自分の方が上」と巧妙にアピールする・・・というのが、ニュアンスも含めて「マウントを取る」ということだろう。
具体的によくあるのが、例えば高学歴自慢で、相手より偏差値の高い大学を出ていることを、さらりと、ただし、効果的にアピールするものがある。
相手がそこそこ偏差値が高い大学を出ていても、自分はもっと上だというのが、より快感なようだ。
そんな意味では、東大生はマウントを取り易いとは思うが、そんなことで本当にマウントを取る馬鹿な東大生も多いらしい。
それで、いつかの東大の入学式で、ある偉い先生が「君たちは恵まれているだけだ」と言ってのけたのは非常に良かったが、それで目覚める賢い東大生がどれほどいたことやら・・・。
そして、普通の東大生だって、ハーバードやMITを出ているとか、スタンフォードで博士号を取っている者には、マウントを取られた気分になるのだろう。
もちろん、鳩山由紀夫氏のようにスタンフォードで博士号を取っていても、さっぱりマウントを取ろうとしないのが、賢いと言うより、「それほど馬鹿でない」ということと思う。
ごく昔の漫画作品(『涙弾』だったと思うが)で、こんなような話があったように思う。
警察に、特殊機関にいた男が配属された。
しかし、特殊機関にいたと言っても、まだ若いし、それほど凄そうに見えないので、当時は「マウントを取る」なんて言葉はなかったが、さっそく、先輩警察官が、マウントを取りにいった(単なる値踏みかもしれないが)。
きっと、柔道の段位に自信がある警察官が、
「君、柔道、何段?」
と、その元特殊機関の若い男に尋ねる。
ところが、彼は、「やってません」と短く答える。
ちょっと意表を突かれたが、先輩警察官は、
「あ、剣道の方の人?」
と尋ねるが、それに対しても、「やってません」で、結局、武道は何もやってないと言う。
ここまでくると、マウントを取ろうとする方も、想定外で何も出来ない。
だが、その若い新人警察官は、超人的な格闘術を身に付けていたのである。
まさか、そんな本物がマウントを取ることはすまいし、本物は黙っていても雰囲気があることを・・・読者は分かっている(笑)。
私は、地方の公立大学(小学校の隣にあったw)中退なので、学歴マウントを取られ放題・・・と思っていたら公立大学に入ったと言うだけでマウントを取っていると思われることもあるらしい。
だが、私は、高校生の時、受験や受験産業に激しい嫌悪感を持っていて、決して大学に行く気はなく、全く受験勉強をしなかった・・・と言ったら、今度は、一部だが「勉強しなくても公立大学に入れる」という頭いいアピールになるらしい(笑)。
で、一流大学を出ている人がマウントを取りに来た時、私が「私はカリフォルニア工科大学(2022年世界大学ランキング2位。東大は35位)で講師をするよう要請されたことがある」と言ったら(事実ではあるが単なる関係者の要請)、相手は黙った。
その気はなかったが、マウントの取り合いで勝ったわけだ(笑)。
ディスマウントとか、アンマウントという言葉があるのかどうかは知らないが(多分ない)、私は、そっちに興味が出て来た。
つまり、「自分が下」アピールである。
老子が、「水は、好んで最も低い位置に行くが、最も強い」と言い、また、やはり老子は、意味はいろいろに解釈されるが「曲即全」(曲がっていることが全きことだ)というのを、私は、腰が低い者が安全というだけでなく、実は強いという程度の意味に捕らえている。
もちろん、私も、「マウントを取る」という言葉を、あまり知らなかったとはいえ、取れる場所では取りまくっていたのだと思うが、今後は、ディスマウント・・・つまり、「私が下」アピールを頑張ろうと思う。
腕振り運動をしていたら、老子が分かるというのではないが、ディスマウントの高貴さ、強さ、清々しさ、それに、面白さが分かってくるのである。
ちなみに、みっともないマウント取りの代表的なものを、思いつくままに上げると、学歴マウント(親の金の力)、職業マウント(偉くないか無能しかやらない)、高IQマウント(練習したら私も160超出た)、偉い人と知り合いマウント(もはや言うことは何も。私もよくやるw)・・・で、全部、嫌われる。