少し前に、ある金持ちと話す機会があったが、彼の家は、少なくとも彼の祖父の代からの商売人で、彼は、子供の時から、金儲けを意識していた。
彼は、スポーツ選手には運動神経が必要なように、商売には金儲け神経とでもいうべきものが必要と言っていたが、私(Kay)にはそれが欠けていると言う。
確かにそうだが、その理由は、私の家は金儲けに縁がなく、私は金儲けを意識せずに育ったからだろう。
それを、この金持ちと話していて痛感する。

以前、私が勤めていた職場に、「まるで駄目男」とでも言うべき、本当に駄目な男がいた。
その彼が、ある時、こんなことを言っていたのを思い出す。
「僕は大した給料はもらってないですけどね」
給料が高くないのは分かるが、いくら何でも月給10万円はもらっているだろう。
しかし、彼の仕事は10万円にも全く匹敵しない。
だが、本人にその自覚がないので、そんな言葉が出るのだろう。

私は、引きこもり相手にIT職を志すためのセミナーをすることがあるが、ほとんどの生徒が、いったん就労して務まらずに無職を続けている人達だ。
それで話していて感じるのが、上の「まるで駄目男」と同じ、経済観念の欠如であるが、それは、引きこもりでなくても、会社の中で、不満たらたらで働く人達も同じなのである。
つまり、簡単に言えばこうだ。
自分の労働に対する対価の自己見積もりが高過ぎるのである。
例えば、本人は、「自分がこれだけやれば10万円分だ」と思っているものは、実際は500円も怪しい・・・といった感じである。
昔、好況な時代は、サラリーマンは机を温めていれば給料がもらえるのを、当たり前だと感じていたし、企業にも、その余裕があった。
現代の駄目な社員や、就労出来ない引きこもりは、その時代のサラリーマンの感覚がある。
会社の中で不満だらけの社員というのは、自分の仕事に較べ、給料が安いと思っているのだが、それは、報酬の常識を知らないからだろう。

なぜ、そんなことが起こるのかというと、親の育て方の問題もあると思う。
子供にお小遣いをあげる時、労働報酬のように与える親であれば、子供はお金の観念を正しく持てる。
義務を果さなかったり、最低限の成果を上げられない時は、おこづかいをやらない、あるいは、減額するということを実際に行う親を持つ子は幸いだ。
しかし、日本では、大半の子供は、「お小遣いはもらえて当たり前」、「自分のお小遣いは少なくて不満」、「お小遣いに対する義務や労働はなくて当たり前」と思っている。
あるいは、自分が親に対してにっこりすれば、それが価値になると大誤解しているガキ(笑)も少なくないと思う。または、試験の成績が良ければ、それでお小遣いに匹敵すると思っているのかもしれない。実際、学歴が高い社員は不満が多い。
子供を馬鹿に育ててはいけない。
で、この私も、お小遣いはもらって当然と思っていた・・・大学生になってもだから、これは異常なのであり、最初のところで述べた金持ちが言った「金儲け神経」が発達しなかったのは当然である。

『まちカドまぞく』という漫画・アニメで、主人公、優子の母親が優子に言う。
「いままで、あなたのお小遣い、月120円のところを、なんと・・・500円に大幅アップです」
それを聞き、優子は、
「いいんですか!?そんなにいっぱい」
と仰天する。
優子は、15歳の高校1年生である。
それでいまどき月120円のお小遣いはありえないし、月500円でもそうだ。
しかし、考えれば、それで良いのだし、優子が極めて健全で心優しい理由も、そこらにあると思える。
優子はその後、バイトに励むが、アメリカでは、高校生にもなれば親は子供にお小遣いを与えず、バイトをするのが普通かもしれない。

私が社会人になって、最初にやった仕事がフルコミッション(完全歩合制)のセールスだったが、まあ、ブラック企業だった(笑)。
(そもそも、売らなければ最低賃金も払わないフルコミッションセールスは違法だ)
先輩セールスマンの中に、昔、1日10時間、休日なしで1ヶ月働き、コミッションである給料が5千円ということがあったらしい。
その先輩も、その時は年収1千万円を超えていた。
私も、そのようなブラック・セールスを2年やったので、隠し持つオカルト能力(笑)のおかげで、働かずにお金を引き寄せる不思議な能力が身についた。
どこかで、健全な経済観念を持つ必要がある。
そこで、私は、引きこもりに、アフィリエイトをさせようと思っている。
SNSに広告を貼り、報酬を得るという仕組みだ。
それで、月数百円しか、あるいは、それすら稼げないことで、自分の経済的価値を認識してもらうのも良いかと思う。













当ブログ著者、KayのAI書。
AIは計算が苦手。
AIは、ある数字が、素数か、偶数か奇数か分からない。
AIは、数学者も博士も一流大学も解らなかった難問「モンティ・ホール問題」を楽々解いてしまう(モンティ・ホール問題自体は単純です)。
AIは、経済学の難問「囚人のジレンマ」の最強の手を解明する?
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