ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

積極的考え方の力

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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神の力の求め方

ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』は、1960年代に、アメリカで大ベストセラーになり、世界中に翻訳され、日本でも今も版を重ねている。
ピール自身を尊敬していたドナルド・トランプ大統領も愛読していると言われている。
ところで、この『積極的考え方の力』は、こう締めくくられている。
「なぜもっと神の力を求めないのか?」
素晴らしいアドバイスであるが、残念なことに、本書を通じてそのやり方を簡単に分かるように書いていない。
いや、もちろん、書いてはいるのだけれど、ピールは牧師だから当然だが、宗教的で単純さに欠け、実践ということになると曖昧模糊としているのだ。
つまり、「じゃあ、どうすれば神の力を得ることが出来るのか?」と言われたら、「本書を実践せよ」ということになり、こんな長い本の何を実践して良いのか戸惑い、結局、ほとんどの者が救われなかったと思う。

白百合の花言葉
AIアート106
「白百合の花言葉」
Kay


では、シンプルに神の力を求めるにはどうすれば良いのかと言うと、
「思考を消せば良い」
である。
だが、いきなり恒久的、あるいは、長時間、思考を消そうなどとしてはならない。
そんなことは無理だから。
人によっては、「まず1分間、思考を止めなさい」などと言うが、そんな人は、「ほれ、出来ないだろう?」と言いたいだけだ。
そんな無理なことを言う意味などない。
1秒だ。
1秒で良く、それなら出来る。
そして、1秒思考を止めるだけでも、神の力はちゃんと得られ、幸運に恵まれ、問題は解決する。
無論、いきなり多くを求めてはならないが、わずかとはいえ、神の力である。それは素晴らしいものだ。
そして、1秒の思考停止を積み重ねていけば、思考を消すことに慣れ、どんどん容易く思考を止められるようになり、どんどん人生は向上するのである。
そして、最も簡単に思考を消す方法は、いつも言う通り「私は誰か?」と自分に問うことであるが、こんな簡単なことを、ほとんど誰も知らないし、知っていても、やとうとしないのである。








万能の力を使えるのは当たり前(個人的に永久保存版)

アメリカで3年間、ベストセラーの最上位を保ったと言われる、ノーマン・ヴィンセント・ピールの著書『積極的考え方の力』の最初の章は、破滅寸前のような状況の40歳の男が、ピールに個人相談をする話で始まる。
困難に直面し、すっかり自信を失っている男に、ピールは、聖書の言葉を1つ教え、出来るだけ多く、この言葉を唱えるよう指示した。
その言葉は、「私を強くして下さる方によって、私はどんなことも出来る」であった。

※ちなみに、その言葉は、1964年にダイヤモンド社から出版された翻訳では、「我を強くし給ふ者によりて凡ての事をなし得るなり」という重厚な訳になっていた。最新の翻訳では、「わたしを強めてくださる方のお蔭で、わたしにはすべてが可能です」となっている。

それを実際に行うことで、この男はうまくいった。
この言葉は、特にキリスト教徒でなくても有効であるが、「私を強くして下さる方」は、神を指すと思われるので、無神論とは言わないまでも、普段、あまり神のことを考えない人は、やや違和感があるかもしれない。
ピールより11日だけ早く生まれたジョセフ・マーフィーは、ピールと同じ牧師であるが、聖書の価値を認めつつ、宗教に優劣をつけず、神というものは、それぞれの心の中にいるものとし、簡単に、潜在意識と神を同一視した。無論、厳密な意味でではないが、それが分かり易くて便利だからである。
人間の意識には、表に現れた思考する意識である顕在意識(けんざいいしき)と、意識は出来ないが巨大な存在である潜在意識の2つがある。
全意識の少なくとも9割は潜在意識であると言われ、この潜在意識の中に、神に匹敵する万能の力がある。
ある意味、潜在意識が神そのものである。
そして、潜在意識の力を使うことは当然の権利であり、本来、誰でも自由に使える。
だから、上記の「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」は、「潜在意識の力により、私はどんなことでも出来る」と言い換えられる。

では、どうすれば、潜在意識の力を使えるのかが問題と思うかもしれないが、そんなことは考えない方が良い。
丁度、どうすれば歩けるかとか、どうすれば喋れるかなど、考えなくても良いのと同じだ。
なぜ歩けるのかというと、歩けると知っているからに他ならない。
もっと正確に言えば、歩けないことを知らないからである。
それはどういう意味だろう?
例えば、あなたは、もし、脚を折ったら、歩くことが出来ない。
脚が折れたら歩けないことを知っているからだ。
ところが、トーチェ夫妻の著書『トーチェ氏の心の法則』には、ある未開の地域の人々は、脚が折れても元気に走り回るのだそうだ。彼らは、脚が折れたら走れないことを知らないからである。

あなたは単に、万能の潜在意識の力を自由に使えることを知っていれば良いのである。
あるいは、万能の潜在意識の力を使えないことを知らずにいることだ。
そのために、何かする必要はない。
せいぜい、当たり前のように、静かに、「潜在意識の力により、私はどんなことでも出来る」とか「私は潜在意識の万能の力を自在に使える」と、たまに言ってみれば良いだけである。
それらの言葉を、顔を真っ赤にして、力んで唱えるようなことはしてはならない。逆効果になるから。
それは、「地球は丸い」とか「水は低い方に流れる」というのと同じくらい、当たり前のことなのだから、穏やかに、静かに言うしかない。
誰がいまどき、顔を真っ赤にして、必死に「地球は丸いんだ」と言うだろうか?
例えば、「私は初音ミクが好きで、私は潜在意識の万能の力を自由に使える」というふうに「当たり前のこと」を並べて言えば、前者と同じくらい後者も当たり前になる。








母原病

昔の、あるとても印象深い話を思い出した。
私の知人に、ある世界的な能力開発プログラムのセールスマンがいる。
そのセールスマン氏は、ある年のセールスコンテストでは、世界中に拠点のある、そのセールス組織の一部門で世界一になったほどの人だった。
そのセールスマン氏が、ある男性T氏に、その能力開発プログラムのセールスをする様子を私は見ていた。
実は、T氏は、やや強引に、その場所である喫茶店に呼び出されたのであり、最初から不快感丸出しの不機嫌で険悪な表情をしていた。そんなT氏に、セールスマン氏がセールスをするのである。
セールスマン氏は、商品である能力開発プログラムに関する説明はほとんどせず、人間というもの、人間の能力というものについて分かり易い話をし、私は、とても面白く聞いていた。
しかし、T氏は、最後まで険悪な表情を全く止めないまま終わってしまった。
セールスは失敗し、セールスマン氏はT氏に「今日はお話を聞いていただき、ありがとうございます」と挨拶をし、T氏、T氏の友人、セールスマン氏、そして、私は喫茶店を出た。
ところが、別れ際、T氏は不意に短い話をした。
T氏はセールスマン氏に、
「私は、あなたの話には、ほとんど納得出来る部分がなかった。しかし、ただ1つ、あなたの話で、母親が幼い子供に『お前は駄目な子だ。大した者になどならない』と言うことが、子供の一生に大きな悪い影響を与えるというところにだけは共感した」
と述べ、セールスマン氏は、「そうですか。ありがとうございます」と礼を言って、我々は別れた。
母親が無思慮に、子供にネガティブな言葉を言えば、子供に悪い影響があるということは、私には常識だったが、そのことをあまり認識していない人も多いのだと思った。
そして、私は気付いたのだ。
T氏がまさに、幼い時、思慮に欠ける母親に、ネガティブな言葉を沢山浴びせられて育ったに違いない。
T氏が深い悩みごとを抱えているらしいことは、私はT氏の友人から聞いていた。
おそらく、T氏は、その時だけでなく、ずっと悩みを抱えているのだ。
幼い時に、母親に、母親が子供に言ってはならない破壊的な言葉を、おそらく、日常的に言われ続けていた時からね。

ただ、大なり小なり、ほとんどの者が、母親、もしくは、幼い時に身近にいた大人から、自分jの能力や存在意義を否定される言葉を刷り込まれている。
そして、脳科学の研究によれば、そんな言葉が、頭の中で、1分間に何百回も再現されているのである。
だから、我々は、それを打ち消す言葉を自分にかけてあげないといけない。
その救いの言葉は、母親が言ったようなレベルのものではなく、もっと高貴な言葉である必要がある。
でないと、どうしても、母親の言葉の方が強いからだ。
いくら自分で「私は頭が良い」と自分に言い聞かせても、母親が幼い自分に「お前は頭が悪い馬鹿な子だよ」と言った言葉の威力の方が大きいのだ。
T氏がセールスしていた、その世界的能力開発プログラムでも、そのための優れたアファーメーション(肯定的断言)を教えていたが、次の聖書の言葉も、アファーメーションに採用されていた。
それは、「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」である。
この言葉は、世界的ベストセラー書『積極的考え方で成功する』で、著者ノーマン・ヴィンセント・ピールが、全てがうまくいかず、すっかり自信を失くして苦しんでいた中年の男に教え、その男を立ち直らせた言葉だった。この八方ふさがりの中年男もまた、幼い時、母親に、ネガティブな暗示をかけられていたのである。
あなたも、
「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」
「神が私の味方であるなら、誰が私に敵対出来ようか」
などを唱え、心に注がれた毒を消すべきかもしれない。








高品質アファーメーション(1/2)

本日は、特に高品質で、汎用的で、どんな人にも適応性が高いアファーメーション(肯定的確言)を、朝夕1つずつご紹介したい。
このいずれか、あるいは、両方を数多く唱えることで、決して小さくはない効果があるはずだ。

「私を強くして下さる方によって、私はどんなことでも出来る」
“I can do all things through Christ which strengtheneth me.”

トランプ大統領が、この上なく尊敬する牧師であるノーマン・ヴィンセント・ピールの世界的ベストセラー&ロングセラーである『積極的考え方の力』で、最初に紹介されているアファーメーションがこれである。
聖書に書かれた言葉の1つだ。
ある、自信を全く失くした中年の男が、人生の正念場に立たされて押しつぶされそうになってしまったことから、ピールの講演会に行き、ピールに個人面談を申し込み、それに応じたピールが、この男に教えた言葉がこれだった。
男は、この言葉をピールの前で唱えただけで何かが変わるのを感じた。
ピールは男に、何度もこの言葉を唱えるよう指示した。
ピールは、目前の問題に対し、それでうまくいくと保証したわけではない。
しかし、正しい態度で問題に取り組めるようなれるとは言った。
正しい態度・・・これほど重要なものはない。なぜなら、態度は事実より重要なのだからだ。

この言葉の中には、神という言葉は出て来ない。
だが、「私を強くして下さる方」は神であろう。
しかし、敢えて神と言わないことで、より純粋な神の概念を浮かび上がらせている。
仮に、宗教で言う神を信じない・・・とまでは言わなくても、抵抗や違和感を感じる者でも、身近にある万能の知恵と力について想いを巡らすことが出来るに違いない。
※原文ではChrist(キリスト)という神を示す言葉が使われているが、キリストの役割を示すことで、宗教的概念の神と区別する意図があると思われる。

多くの人は、自信がない・・・つまり、自分の能力に疑問を持っている。
そのために、大きな目標を掲げると、「自分には出来そうにない。自分にそんな力はない」と思ってしまう。
それは、ある意味では、謙虚な良い態度である。
自分は大したものではない(たとえ大成功していても)という認識は大切なことだ。
イエスだって言ったのだ。
「私には出来ない。だが、父(神のこと)に出来ないことはない」
自分の内にある、そして、宇宙全体にある霊妙な存在。ある時は、ジョセフ・マーフィーが「コズミック・エナージャイザー(宇宙の活力)」と呼んだ存在が、人を通して、あらゆることを行うのである。
それは科学的事実であり、そうであるなら、手に負えない難しい問題など、あるはずがない。
それを神と呼ぶなら、神に出来ないことはないし、神にとって難しい問題すらないのであるから。

あらゆる重要な教え、聖典の中身が、この一言に凝縮されているのである。
ピールは、この言葉を声に出して(しかも大きな声で)唱えるよう指示したが、それでも良いが、私は、心で唱える方が良いと思う。
家やオフィスが広く、大きな言葉で話すことが習慣であるアメリカと、家が狭く、以心伝心を心得る日本では状況が違う。
そもそも、大きな声で、繰り返し、相手に呼びかけているわけでもない言葉を聞かせるのは迷惑である。
そして、心で、静かに、穏やかに唱えることは、大きな声で唱える百倍、千倍の効果がある。
無論、声に出して唱えることが好きな人もいるだろうから、その場合は、人様の迷惑にならないよう、声を出して唱えると良い。
とはいえ、普通は、心で唱える方が気楽であろう。
そして、大切なことは、声を出すか心で唱えるかではなく、数多く唱えることである。
いつでも、どこでも、なるべく多く唱えるのが良い。
しかし、決して、必死で切羽詰まった感じで唱えてはならない。
それで言えば、心の中で、ゆっくり、おだやかに唱えることが良いことが分かると思う。

この言葉には、奇跡的な効果がある。
万能の力があなたに味方し易くするのであるから、当然である。
良ければ活用を願う次第である。








厳選引き寄せ書の紹介(5/6)『積極的考え方の力』【Kayはマジカルミライ遠征中】

私は現在、初音ミクさんのライブコンサート&企画展「マジカルミライ2020」のため、千葉県に居る。
その間である、18、19、20日は、とっておきの引き寄せ書をご紹介する。お役に立てれば幸いと思う。

マジカルミライ中も、こちらでつぶやくと思う:◆KayのTwitter Home

5回目は、ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』(1952)を取り上げたい。
この本は、出版後、アメリカで3年間、ベストセラーの最上位を保ったと言われる。
この本が出版された当時、アメリカは戦後景気に沸き返り、アメリカ合衆国は世界の覇権を強固にしたが、その一方で、アメリカ国民は、何かがおかしくなっていて、多量の睡眠薬が消費されるようになってしまっていた。
つまり、目に見えるもののみを信じているうちに、本当の強さや自信を失っていたのだと思う。
そんな人々に、人間の中にある真に偉大な力を思い出させ、揺るぎない自信と心の平和を取り戻させたのが、本書であると思う。
それは、今の日本人にこそ必要なものと思う。







この本は、トランプ大統領の愛読書としても知られている。
トランプ大統領は、2016年に大統領に就任した時、決して順調ではなく、トランプを憎む左派勢力の攻撃に曝され続け、でっち上げの容疑(ロシアの介入で大統領選挙に勝った等)をかけられて執拗な捜査を受け、さらに、弾劾裁判すら起こされるという、強いプレッシャーを受けて続けた。
しかし、そんなものに決して屈しないばかりか、次々と公約を果たし、アメリカ経済を復活させ、全てが順調であるかのようなふてぶてしい笑顔を見せ続けた。
史上最も偉大なプロゴルファーと言われるジャック・ニクラスは、歴代のアメリカ大統領と親しかったが、彼は、トランプこそ最も偉大な大統領だと思うと発言すると同時に、トランプが過酷な攻撃を受けていたことも知っていて心を痛めていた。
そして、今回の大統領選挙では、海外の強大な社会主義勢力に支配された左翼勢力と主要メディアによるクーデターからアメリカを守るために戦うが、その過酷な状況の中ですら、力強く堂々と振る舞う精神力に、私は深く感動する。
それを可能にする神への信仰を彼に与えたのが、本書ではないかと思うのである。
ピールは、本書の最後で「なぜ神の力を求めないのか?」と読者に問う。
この本は、聖書の教えを基本とするが、必ずしもキリスト教徒であることを必要としない。
呼び名はいろいろあるかもしれないが、全ての人間の内に神の力があるからである。
この本に書かれたシンプルな方法で、トランプが出来たように、あなたもその力を引き出せるはずである。
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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