世界は、3つのレベルで構成されていると考えると便利と思う。
そうすれば、願いは叶い易いし、病気は治り易い。
3つのレベルとは、
・心と物資
・潜在意識
・霊
である。
宗教というものが、便利であると同時に問題を起こすのは、心と潜在意識と霊を一緒に扱うからだ。
例えば、物質である神仏の像を霊であるとしたり、心で直接、潜在意識や霊とコンタクトしようとしたりである。
非常に素朴な人間の場合は、それがゆるく出来るし、宗教の目的は素朴で単純な人間を作ることだ。
しかし、物質文明が発達し、物質への欲望が渦巻くこの世界では、従来の宗教では不都合が多いのだと思う。

◆心と物質
思考したり、感情を感じたり、働いたり、作ったり、遊んだり、旅行したりする世界だ。
この世界でうまくやる心構えは、肉体の欲望や感情に支配されず、ほどほどにやること。穏やかでいることだ。
熱く生きる、情熱的に行うのだって、やり過ぎはいけないのである。
◆潜在意識
無意識とも言われ、心で意識出来ない心の深い層で、心と物質の世界を支配する。
心と潜在意識の通路の鍵は呼吸だ。
心から潜在意識に願いを伝える際は呼吸を止める。
具体的に言うと、息を吸って止め、願いを表明する。
願いの表明の仕方は、「結果」をイメージするか言葉で伝える。
言葉について述べると、病気を治したければ、心で穏やかに「治った」と言い、お金が欲しければ「豊かだ」と言い、大金が欲しければ「富」と言い、仕事で成功したければ「成功」と言う。
呼吸を止めていると、余計な感情が起こらないので、イメージや言葉がスムーズに潜在意識に伝わる。
◆霊
潜在意識に伝えても、願いが叶わないことがある。
霊的な宿命がある場合だ。
分かり易い例で言えば、前世で人を苦しませていると、マイナスの宿命を背負い、願いが叶わないことがある。これは、我々が思うより多いのではないかと思う。
また、特殊な使命を宿命として背負う場合もある。
前世の罪で宿命を背負った場合は、苦しみに耐えるしかない。
だが、霊的存在の助けを願うことも出来る。
必ず助けられるとは限らないが、全く助けられないこともないと思う。
そのためには、修行を行うが、修行の方法は様々だ。
お勧めするのは、真言、念仏、神仏の名、祝詞、祓詞、お経、般若心経の呪文といったものを唱えることだ(縁のあるものをやれば良い)。
どんな修行も、無心に淡々と、しかし、丁寧に行うのが良い。
真面目に修行する姿を神霊が認めれば手を貸してくれると思うが、神霊は本質では優しい。