ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

社会不適合者

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

コミュ障、社会不適合者が逆転するには

病院、空港、レストランなどに行くと、妙に緊張し、落ち着かない様子の者がいるものだ。
そんな人は、まして、パーティーや、社交的な会合・集会などでは、不審者のように様子がおかしくなる。
もちろん、どんな人も、場慣れしていない所では、多少は硬くなるものだが、それどころではない状態になる者がいる。
それは、たとえれば、天使のふりをして天国に来た悪魔のように、全くの場違い感を感じているのである。
学校や塾や習い事だって、そういった違和感のために、勉強や練習以前の段階でつまづいてしまう者がいる。

例えば、2人の人間がいて、片方は、さして優秀ではないのに、どこに行っても、立ち居振る舞いが堂々として落ち着いているが、もう一方は、本当は優秀なのに、多くの場所でうまく対応出来ず、場に入って行くことが出来ない。

人間というのは、社会的な生き物なのに、他者とうまくコミュニケーションを取る能力に著しく欠ける者がいる。
「ディスコミュニケーション」という「相互不理解」という意味の和製英語があるが、ディスコミュニケーションというのは、普通、片方に問題があるだけである。その問題がある者が、上に述べたように、社会的な場所でうまくやれないのである。
そんな問題がある者のことを、今は、「コミュニケーション障害」、略して「コミュ障」とか言うこともあるし、深刻な場合には「社会不適合者」とまで言われる。

コミュ障や社会不適合者は、幼い時に、親に、他人との交わり方を教えてもらえなかったのである。
人間同士のコミュニケーションのルールには、お決まりの部分や微妙な部分などがあるが、総合的に一定レベルのスキルがなければ、うまくコミュニケーションが出来ない。
今でも、日本では、日本人の中だけで通用するコミュニケーションを教えてもらう者が多く、日本人同士ではうまくやれるが、外国人相手だと駄目な者が多い。しかし、昔から、上流階級では、主に、アメリカ人ともうまくコミュニケーションが出来るように教えてもらった者が多い。実を言えば、アメリカ人のコミュニケーション方法は、大雑把で簡単なのである。
なぜなら、アメリカは他民族国家で、いろんな人がおり、優雅さや繊細さより、単純で分かり易いことが要求されるからだ。
それで、アメリカ人との対話の仕方を覚えるのは難しくはないが、やはり、日本式とは違うのである。
むしろ、日本人やイギリス人は、外国の人にとって、コミュニケーションが難しい種族である。
映画『007は二度死ぬ』で、日本に来た007ことジェームズ・ボンドは、丹波哲郎演じる諜報員タイガー田中から、様々なことでの日本式流儀を教えられるが、ここでの「日本式」の捉え方が極めて単純というか乱暴で、違和感を感じるかもしれない。しかし、そんなことを細かくやっていたら、時間がいくらあっても足りない。
例えば、田中はボンドに「日本では何でも男が先だ」と自信満々の笑顔で言い、ボンドが「それは羨ましいね」と言うが、日本人の視聴者は「そんなアホな」と思うかもしれない。しかし、超大筋では、そんなものかもしれない。

幼い頃に、他者とのコミュニケーションのコツを教わらなかった者が、社会でうまくやっていくことは難しい。
自分がなぜ、他人とうまくやれないのか、あるいは、社会でうまく振る舞えないのかが分からないのだ。
そんな者は、能力やエネルギーが高いほど、自分勝手とか独断的と言われ、希にワンマン社長のようになって成功することもあるが、そんな者は部下には嫌われている場合が多い。

初音ミクさんの歌を聴いていると、そういったコミュ障や社会不適合者の歌が多いことに気付くが、ボカロPだけでなく、初音ミクさんのファンそのものに、そういった欠陥のある人間が多いのだと思う。初音ミクさんは、気を使わなくていい、理想の少女だから、安らぎを感じるのである。
そもそも、初音ミクさんを、さん付けで呼ぶ時点で、そういった種族なのだと分かる(笑)。

そして、コミュ障や社会不適合者は、必ず高次の力の使い方を身に付けないと、生きていけないし、なんとかやっていけても、人生は辛いものになる。
幸いなことに、それ(高次の力の習得)は簡単であり、これまでコミュ障や社会不適合で辛い人生であったとしても、今後は気楽に心安らかにやっていける。
実を言えば、現在、自分をコミュ障や社会不適合と感じている人は増えている。
それは決して、引きこもりや変人でなくても、そんな人達は、世の中がおかしくなっているし、もっとおかしな方向に向かっていると感じているのである。
そんな人は、高次の力を持たないと、悲惨な状況になりかねない・・・というか、必ずなる。
世界の仕組みは、おかしいと言うより、恐ろしいものになりつつあるかもしれない。
やり方は、これまでも、かなり易しく書いてきたが、今後はさらに易しく書けるのではないかと思う。








社会不適合者の生きる道

全ての仕事は、実に、人付き合いだ。
社会不適合者というのも、貧乏人というのも、人付き合いが出来ない人だ。
人付き合いが上手い社会不適合者や貧乏人はいない。
世の中や人生が面白くないというのも、つまるところ、人付き合いが下手だというだけの話だ。

人付き合いが上手いというのは、よほど変な相手でない限りコミュニケーションが取れるということだ。
いかに人付き合いが苦手(あるいは嫌い)といったところで、特定の相手(家族や僅かな友人)とは付き合える場合が多い。
本当に誰とも付き合えないなら、生きていけず、社会にいられない・・・すなわち、精神病院や刑務所に入るしかないが、そんな場所も今は定員オーバーで、本当に生きていられない。

つまり、付き合える相手の範囲が広いほど、人付き合いが上手いということで、世の中を楽に渡っていけるし、付き合える相手の範囲が狭いほど、人付き合いが下手で、生きるのが辛いのである。

そして、人付き合いが下手な理由というのは、多くの場合、その者が幼い時、彼(彼女)の母親が、おかしな構い方をして、母親としか付き合えなくなってしまったことなのだ。
だから、極端に人付き合いが下手な者でも、ほとんどの場合、母親とだけはコミュニケーション出来るのである。
ただ、そのような母親は、おかしなところが多いので、その、人付き合いが出来ない子供が大人になると、憎まれるほど嫌われることが多いが、そうなると、その母親の子供は、本当に誰とも付き合えないという状況になる。
そのような愚かな母親を持った者は本当に不幸だが、その母親がそうなったのにも原因があり、母親だけを責める訳にもいかない。
母親がよほど極端な馬鹿でない限り、なんとか少しは人付き合いが出来るようになるが、そんな者は、やはり友達が少なく、彼氏や彼女を作ることは極端に難しい。

では、人付き合いが苦手な者が、それを克服するにはどうすれば良いかというと、人に喜ばれるような特技を持つしかない。
元々、美人美男で、本人は人付き合いが苦手なのに人が寄って来る場合、その本人は辛い場合が多いものだ。
しかし、自分の力で得た美点に寄って来る相手に対しては、それなりに付き合えるのである。
ただ、人付き合いが苦手な者が、自分の努力で大きな美点を得ると、傲慢になったり、人を見下すようになる場合が多い。なぜなら、ずっと人付き合いが苦手だったので、他人への接し方が解らないのだから。

で、どうしても上手くいかない人付き合いが苦手な、つまり、社会不適合者はどうすれば良いかというと、別にこれが結論ではないが、宮本武蔵のように、自分の特技をひたすら磨くしかない。
武蔵も、きっと人付き合いが苦手だったのだ。
そして、そんな者は、どれほど努力しているつもりでも、本物の一流にはなれない。
剣術だって、多くの相手とのコミュニケーションの中で磨くというのが本当だ。
だから、武蔵は、噂ほどには強くない。
つまり、吉川英治の『宮本武蔵』は作り話の偽物で、司馬遼太郎の『宮本武蔵』が事実に近いのだろう。

とはいえ、我々、人付き合いの上手くない者は、武蔵を目指すしかないのかもしれない。
やることがなければ、とりあえず、Excel VBAでもやればどうだろう。
もちろん、自分で他に好きなものを見つければ、それをやれば良い。
どんなおかしなことでも、本当に極めれば力になる。
例えば、占いとか、怪しげな心理学とか(心理学そのものが怪しいという心理学者もいる)。
がんばるしかないのである。生きるために。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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