石川啄木のこんな短歌があるのをご存じの方も多いと思う。
はたらけど
はたらけど猶(なお)
わが生活(くらし)
楽にならざり
ぢっと手を見る
意味は説明するまでもあるまい。
ただ、最後の「ぢっと手を見る」が、取って付けたようだ。
別の言い方をすれば、「ぢっと手を見る」は取り換え可能だ。
短歌としての評価を考えなければ、「ぢっと手を見る」のところは、「頭かかえる」でも「椅子蹴っ飛ばす」でも「床に寝転ぶ」でも良い。
誰も言ってないと思うが、この短歌のカラクリはこうだ。
石川啄木は、手をじっと(ぢっと)見ている時に魂とつながり、この短歌が浮かんだのだ。
手をじっと見ている時、手に集中し、思考が消え、過去も未来も消え、手を見ている「今」だけになった。
つまり、彼は、今、この瞬間に生きていた。
その時、人は、神にも天才にもなるのである。
私は4歳の時、自分がいる部屋のドアのドアノブをじっと見ている時、世界がたった今生まれたことに気付いた(言葉では表現出来なかったが)。
だが、別に珍しいことではなく、そんな人はそこそこはいるのではと思う。
だが、啄木は忙しくて、普段、じっと何かを見ることがなかったし、私も、他の子供同様、大人達から、「あれをしろ、これをしろ」と言われて、何かをじっと見ることがなかった。
それで啄木も私も魔法使いになり損ねた。
とはいえ、啄木も私も、稀には魔法使いになって、啄木は天才的な歌を詠み、私はおかしな奇跡を起こした。
AIアート612
「かくれんぼ」
Kay
今、五感に感じていること・・・見えているもの、聴こえている音、触っている感触、嗅いでいる匂い、味わっている味・・・何でもいいから、それに意識を集中することだ。
すると、世界がたった今生まれたことが、頭ではなく感覚で分かる。
その時、あなたは魂とつながっている。
そんなことが多くなるほど、神に近付き、当然ながら全能の力を発揮出来るようになるのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)雲は天才である(石川啄木)
(2)大きく考えるための小さな本(フレッド・アラン・ウルフ)
(3)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
(4)正法眼蔵(ひろさちや)
(5)禅と脳 大脳生理学と宇宙物理学から「さとり」を科学する(中山正和)
(6)トーチェ氏の心の法則
はたらけど
はたらけど猶(なお)
わが生活(くらし)
楽にならざり
ぢっと手を見る
意味は説明するまでもあるまい。
ただ、最後の「ぢっと手を見る」が、取って付けたようだ。
別の言い方をすれば、「ぢっと手を見る」は取り換え可能だ。
短歌としての評価を考えなければ、「ぢっと手を見る」のところは、「頭かかえる」でも「椅子蹴っ飛ばす」でも「床に寝転ぶ」でも良い。
誰も言ってないと思うが、この短歌のカラクリはこうだ。
石川啄木は、手をじっと(ぢっと)見ている時に魂とつながり、この短歌が浮かんだのだ。
手をじっと見ている時、手に集中し、思考が消え、過去も未来も消え、手を見ている「今」だけになった。
つまり、彼は、今、この瞬間に生きていた。
その時、人は、神にも天才にもなるのである。
私は4歳の時、自分がいる部屋のドアのドアノブをじっと見ている時、世界がたった今生まれたことに気付いた(言葉では表現出来なかったが)。
だが、別に珍しいことではなく、そんな人はそこそこはいるのではと思う。
だが、啄木は忙しくて、普段、じっと何かを見ることがなかったし、私も、他の子供同様、大人達から、「あれをしろ、これをしろ」と言われて、何かをじっと見ることがなかった。
それで啄木も私も魔法使いになり損ねた。
とはいえ、啄木も私も、稀には魔法使いになって、啄木は天才的な歌を詠み、私はおかしな奇跡を起こした。
AIアート612
「かくれんぼ」
Kay
今、五感に感じていること・・・見えているもの、聴こえている音、触っている感触、嗅いでいる匂い、味わっている味・・・何でもいいから、それに意識を集中することだ。
すると、世界がたった今生まれたことが、頭ではなく感覚で分かる。
その時、あなたは魂とつながっている。
そんなことが多くなるほど、神に近付き、当然ながら全能の力を発揮出来るようになるのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)雲は天才である(石川啄木)
(2)大きく考えるための小さな本(フレッド・アラン・ウルフ)
(3)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
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(5)禅と脳 大脳生理学と宇宙物理学から「さとり」を科学する(中山正和)
(6)トーチェ氏の心の法則