引き寄せで願いを叶える際、達成期限を決めるべきだろうか?
「是非決めろ」と言う人もいるが、特に決めずに「3か月後に実現した」などと言う人もいる。

『THE SECRET』のDVDの中の実話にも、達成期限をはっきり決めていた場合と、明らかに自分では決めていなかった場合とがある。
「願いが叶うのは、3日後か10日後か30日後かは分からない」と、期限を決めないことを前提にしたことを言っている場面もある。

飛行機事故で重傷を負い、医者から「君は一生、まばたきしか出来ない植物人間だ」と宣言された男の場合は、「クリスマスまでに歩いて家に帰る」という期限付きの目標を立てた。
この場合は、それが非常に適切なことと思う。
一方、家に請求書ばかり届くので、「小切手が来るようになる」「銀行預金が増える」という目標を立てた投資家の男は、「やがて請求書より小切手の方が沢山来るようになった」と、期限を付けていなかったが、彼は、非常に感覚的な男に見えた。つまり、彼は期限に縛られるのを好まないタイプなのではと思うのだ。

8千ドルしか年収がなかった作家は、「年収10万ドル」の目標を立てたが、これは、1年という期限を設定したということだ。
1年で9万3000ドルほどの収入を達成した彼は(つまり、目標には少し足りなかったが十分だろう)、次に100万ドルを目標とし、こちらは、ジャストで達成する。
私は、駆け出しのセールスマンだった頃、入社と同時に「1か月後売上げ1千万円」の目標を立てた(達成すれば新人賞で賞金がもらえる)。
結果は、1千万3千円だった。しかも、最終日の夜9時に3百万円の契約をしたのだった。

会社でイジメを受け、コメディアンになるという夢がなかなか開けなかった男は、引き寄せを行い始めてから1ヵ月半で劇的に状況が変わったが、彼は、自分では期限を設定していなかったように思える。
また、これは実話ではない、例題的な話だったが、自転車が欲しくて引き寄せを行い始めた少年は、なかなか願いが叶わなくて、一度は落胆するが、彼もまた、期限は設定していなかった。

象徴的な話は、乳癌を引き寄せだけで完治させた女性の場合である。
彼女は、元々、乳癌になっていなかったように振舞い、毎日、「治してくれてありがとう」と言い続けた。
これは、イエス・キリストの教えに適合する。つまり、
「願いがあれば、すでに叶ったと思え。そうすれば叶う」
である。
私は、もう昔になるが、マイクロソフトの開発者のための最上位資格MCSDを取るという目標を立てた。そのために、いくつかの試験に合格しなければならなかったが、何度も落ちて落胆させられた。しかし、その度に、気を持ち直して勉強し、1年くらいかかって取得した。
この時の私は、期限は、皆目見当が付かなかったという理由で設定しなかったが、しても良かったかもしれない。
尚、その後、マイクロソフトのデータベース管理者の最上位資格MCDBAも取得したが、こちらは、大体だが、目標期限を設定していた。

さあ、期限を決めるのと、決めないのとでは、どちらが良いだろう?
それは、その人のタイプや、願う内容によって異なると思う。
しかし、一般的には、あった方が良いと思う。
ある世界的な成功プログラムでは、「サッカーでもタイムリミットがあるから、最後に集中力が発揮される」と、期限の効用を説いていた。
だが、あまり無茶と思える期限は設定せず、少し長めに感じる期限を設定した方が良いと思う。
しかし、それも一般論であり、好きなようにやるべきだろう。
大切なことは、自分がワクワクして楽しくなるということだ。