ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
ソフトウェア開発技術者、Hikikomori、スーパーダイエッター、神秘思想家Kayのブログ
決して、一般受けするブログではありません。誠実に人生を遊びつつ、誠実に世間の幻想を叩き壊すことを目的とします。

涼宮ハルヒ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
Twitterは、ちゃんとプロフィールが書かれ、1週間以内に1回でもツイートされている人なら、フォローしていただければ、大抵フォロー返します。

[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。
[2010/12/12]詳細なlivedoorプロフィール設置しました。[livedoorプロフィール]

なぜか緊迫感のない危機的状況

テレビドラマのCMを見ると、わめいたり、怒鳴ったり、泣き叫んだりする場面がとても多いだろう?
私には醜悪で、見ていられない。

わめいたり、怒鳴ったりをどう卒業するのかというと、そんな風に取り乱しても、結果は何も変わらないということを理解すれば、あまりそんなことはしなくなる。
それでも、どんなに優れた人でも、時にはわめきもすれば、怒鳴りもするだろう。でも、賢い人は、わめいたり怒鳴ったりしても、過ぎてしまえば、すぐに忘れているのだ。
だが、ドラマのCMのものは(私はドラマの本編は見ないのだが)、ずっと後を引きそうな雰囲気で気持ちが悪いのだ。

『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメで、主人公のキョンというあだ名の高1男子が、宇宙人の美少女に襲われたことがあった。相手さんは、物質世界を、まるでアニメやゲームの映像のように自由に操れる。ドアや窓を消して室内にキョンを閉じ込め、机を鋭利な槍状の凶器に変え、しかも、自在に動かす。そんな相手が自分を殺そうとするのだから、キョンはたまらない。挙句、キョンは不動金縛りの状態にされる。
ところが、このキョンが意外と醒めているのだ。
慌てふためくことも、わめくこともなく、冷静に対応している。
心の中では軽口まで叩いている。
しかし、実力差は圧倒的で、檻の中でトラに狙われたネコだ。
キョンも、恐いことは恐いのだろうが、どこか緊迫感に欠けている。
抵抗を試みるキョンに、宇宙人の美少女は、
「ねえ、諦めて。結果はどうせ同じなんだからさ」
と、見下した微笑を浮かべながら言う。

それはアニメの話だと思うだろうが、こんな実話がある。
ある実業家の男が、ライバルに雇われた殺し屋達に、人通りの無い夜の街中で取り囲まれた。
絶体絶命である。
狙われた男がどう抵抗しても、キョンを殺そうとした宇宙人の美少女が言ったように、「結果はどうせ同じ」である。

さて、この2つの話の顛末はこうだ。
宇宙人の美少女はキョンを殺せなかった上、自分が消滅することとなり、殺し屋のリーダーは標的の男と握手をして去った。

その時、我々は、こう言うべきなのだ。
「結果はどうせ同じだった」
宇宙人の美少女が、ちょっと残念な顔で「私の負け!良かったね、延命できて」と言って消えるのも、殺し屋のリーダーが敬服させられて依頼主を裏切るのも、決定済みの未来だったのだ。
※殺し屋に狙われた男の話は、下記にご紹介した『誰でも小さなことで大切な願いがかなえられる』にある。作家で世界的事業家チン・ニンチュウの著書だ。

どんなことも同じだ。
イエスは、「神の意思によらずしてどんなことも起こらない」と言ったが、それは絶対にそうなのだ。
そして、神は、何を起こすかは全部決めている。それは決して変えない。
イエスも、自分や他の人達がすることについて、「預言は成就されねばならない」と言って、全て決められた通りになることを受け入れた。何が起こるか、自分がどうするかまで、全ては聖書に書かれていたのだ。

誰もが、世界という劇の役者だ。
だから、わめくときにはわめき、怒鳴るべき時には怒鳴り、泣くときは泣く。
だが、それは演技に過ぎない。
我々がどう演技するかは、既に我々にプログラム済みだ。それは必ず実行される。
だが、演技した後まで引きずることはない。
陽気に演技をして、終わったら、次の演技を、まるで自分の意思であるかのように演じるのだ。

あなたは、こんな夢を見たことがないだろうか?
絶体絶命の危機に陥った状況なのだが、どこか緊迫感に欠けているのだ。
なぜか、それが、筋書きのある劇のように思えてならないのだ。
その時の感覚を保持し、現実世界にも適用すべきなのだ。
すると、世界は気楽で平和なものになる。
実際に、この世は劇なのだから。

小学校の消防訓練で、火災警報ブザーが鳴り、子供達が教師の誘導の下、校舎の外に避難する。
ところが、中に、ひどく動揺している子供がいる。その子は、気の毒なことに、それがただの訓練であることを知らず、本当に火災が起こり、危機が迫っていると思っている。
だが、その子は、それが、ただの訓練で、本当の火事ではないのだと分かると、恐怖と緊張から解放されると共に、人生そのものが劇なのではないかとふと思った。
その子は、後に悟りを開いたのである。









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心の機能を見破ると、世界は結構面白い

死とはどういうものだろう?
私は、10歳位の時だったと思うが、「死とは、夢を見ずに寝ているようなものだ」と言ったことがあったが、特に大人には、あまり同意を得られなかった。
だが、私のように思うなら、死と眠りが同じであることに気付いており、我々は毎日死ぬと知っておるのだ。
しかし、こう尋ねる人がいるだろう。
「眠りからは目覚めるが、死からは目覚めない」
そんなことはない。眠りから目覚めるように、死からも目覚めることがあるし、普通は目覚める。
死からの目覚めは、赤ん坊であることが多いかもしれないが、必ずしもそうではない。
20歳として目覚めることもあれば、50歳としての場合もあるし、90歳として目覚め、一瞬で死に戻ることもある。

世界5分前仮説という、実は、世界は5分前(ほんの少し前という程度の意味)に出来たのだという説があるが、これはどんな論理を持ってきても否定できない。
この仮説を言い出したのは、バートラント・ラッセルという、とんでもない頭の良い人だ。彼は数学者、論理学者、哲学者で、論理学者としては、アリストテレス以来の大物と言われ、世界屈指の数学者でありながら、ノーベル文学賞を受賞している。ノーベル数学賞なんてものはないので、ノーベル賞を受賞した珍しい数学者となった。
世界は5分前に出来たというなら、例えば25歳の人の約25年分の思い出は何なのかというと、全部嘘なのだ。

5分前どころか、私は4つの時には、世界は一瞬前に出来た、いや、瞬間瞬間に「出来続けている」とよく言っていたものだ。
別に私の頭が良いのではない。
あなただって、子供の時、夜寝ていて薄目を開け、自分のおもちゃたちが動き出すのを見てやろうと思ったことがあるはずだ。
まあ、彼らはあなたより1枚上手で、そう簡単にはボロを出さず、いつしか、あなたはそんなガキの夢から卒業したのだ。
しかし、稀に、見てしまった子供がいるかもしれない。
私も、世界が沸騰するお湯の泡のように、次々と現れるのを見てしまったのだ。世界とは、案外、簡単にボロを出すものだ。世界はおもちゃを見習うべきだね。

谷川流さんの小説『涼宮ハルヒの憂鬱』では、世界は、ハルヒという名の高校1年生の少女が3年前に創造したのではないかという可能性が、一部の人たちに取り沙汰される。
ハルヒ自身は、小学6年生のある日、人生を変える大きな出来事があったと思っているのだが、実はその時、彼女は世界を創り出したのかもしれないのだ。
しかし、作品は、初っ端に、同じクラスのキョン(主人公の男子のあだ名。作中、本名は無く、この名で通される)の、幼稚園の時の思い出が語られるのだ。
「幼稚園のクリスマスイベントに登場したサンタは、偽サンタだと気付いていた」
ってね。
もちろん、キョンの思い出なんて、今、思いついて言っただけだ。
しらっとした顔で、キョンは別の思い出を語るかもしれないのだ。
「俺は小学5年になってもサンタを信じていたんだよ」
とかね。彼の妹は、実際、小学5年生になっても、サンタを信じている風があった。キョンとバランスを取っているのかもしれない。
そして、お話が進むごとに、それぞれの登場人物達の隠れたリンケージ(結び付き)が明かされていく。
スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式の講演で、人生の点と点は線に結び付くのだと言ったが、元々、線が隠れているのだ。
初音ミクの新曲『Tell Your World』では、「たくさんの点は線になって遠く彼方に響く」とあるが(作詞作曲編曲はKzさん)、点は線であり、線は点だ。
ひとごとのように思ってはいけない。
世界はあなたの心が創り出したものであり、点を線にするのは、あなたの心の機能だ。
つまるところ、あなたは神なのだが、それをすっかり忘れているのだ。
なぜ忘れたかというと、大体の見解を総合すると、「面白いから」であるらしい。
だが、思い出してからも面白いのだ(初音ミクの、その曲のPV映像でも見ると良い。CDの限定版に付いてる)。
ラマナ・マハルシの写真の楽しそうな顔を見ると良い。
彼は、我々に、「眠り過ぎだ。もう目覚めろ」と言っているのかもしれない。









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彼女がサンタを信じ続けている訳

「クリスマス商戦」なんて言葉を当たり前に感じるようになってはいけないと思う。
イエス様の本当の誕生日は実は不明だという説もあるが、それでも、いやしくもイエス様の誕生日と世界中で信じられている日だ。
商売自体は立派なことだが、利用して良いものと悪いものがある。
イエス様も、神殿で商売をしている人を、怒って追い出されたのではなかったか?

谷川流さんの小説『涼宮ハルヒの憂鬱』は、「サンタクロースをいつまで信じていたかはなんてことは、たわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが」という、主人公で、キョンというあだ名の、高校に入学したばかりの男子の言葉から始まる。
そして、キョンは、「最初から信じてなどいなかった」と断言する。
その根拠として、「幼稚園のクリスマスイベントに現れたサンタは偽サンタだと理解していた」と言う。

ちょっと待て、キョンと言いたいね。
君は、幼稚園のクリスマスイベントの偽サンタを見るまでは、少なくとも半信半疑だったのだよ。
世間体だけを考えた、通り一遍の、ものを考えない大人によって行われたクリスマスイベントで、君は夢を壊されたのだよ。
サンタをどうでもいいことにしてしまったのは、「クリスマス商戦」なんてことを、度の過ぎた破廉恥さでやってしまう世間ではないのかね?
「最初から信じてなどいなかった」なんて言うんじゃない。
君の可愛い妹は(君から見れば面倒でもあるのだろうが)、小学6年生にもなってサンタを信じているじゃないか?もちろん、彼女だって、サンタを卒業した部分は持っているだろうけどね。だが、彼女が夢を持ち続けているのは、君のおかげでもあるのだよ。君は、無意識にかもしれないが、彼女の心が乾くのを防いでいたのだ。それは、兄として賞賛に値するよ。

・・・以上、分かる方は、佐々木(キョンの中学時代のクラスメイトの女子)の声で(といっても、まだ聞いた人はいないだろうが)読んでみて欲しい。
私は、9月に、宝塚市の手塚治虫記念館で、佐々木の絵(いとうのいぢ画)を見て、そんなことを考えたものだ。
ハルヒは、キョンのような兄がいなかったから、夢を壊されてしまって、心が荒れたというところもあったのだろう。だから、今になってキョンを求め、キョンが彼女の精神安定剤になっているのだろうね。

『涼宮ハルヒ』シリーズでは、妙に名前が無い登場人物が多い。主人公のキョンからして、キョンというあだ名しかない。
キョンの妹に至っては、「キョンの妹」という言い方しかないのだ。
そもそも、涼宮ハルヒだって、神様に仮に付けた名前だろう。なんと言っても、「宮」と「張る霊(はるひ)」だ。
しかし、それで良いのだろう。
人類がもし、遠い未来に素晴らしい進化をとげれば、人々に名前なんてなくなるかもしれない。
「ここにその名を刻んで、永遠に栄誉を讃え」なんて、馬鹿なことも言われなくなる。
どんな偉業だろうと、それをやったのは誰かなんて、サンタをいつまで信じていたかなんてことよりどうでもいいことだ。
誰がやったって訳じゃないのだ。
ソクラテスに言わせれば、『涼宮ハルヒ』シリーズは、谷川流さんが書いたものじゃない。もし、谷川さんがそれに気付いていないなら、ソクラテスはいまだがっかりする訳だ。しかし、谷川さんって人は、それに気付いている人じゃないかな。
・・・と、やはり、我が愛する佐々木さんの口調になってしまう。

北口駅も、ハルヒ達が集合場所にしていた公園の時計台や石段も無くなってしまった。
やれやれだ(佐々木から受け継がれたキョンの口癖)。
kitaguchi

下に、佐々木さんの絵が表紙の本をご紹介する。手塚治虫記念館で額入りで飾られていたのもこの絵だった。
ところで、スコットランド出身の哲学者で、チベットで大師(解脱した聖者)方の教えを受けたM.マクドナルド.ベインがイエスと一体化して語ったことを正確に記述した『心身の神癒』がAmazonで大量に在庫されている。驚くべき内容だ。よければ是非読んで欲しい。









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巨大な力はこうして与えられる

石森章太郎(後年、石ノ森章太郎に改名した)の代表作の1つ、『サイボーグ009』は、テレビアニメよりも映画が先だった。『サイボーグ009』とは、戦争用の兵器を開発し、世界中の国に売って莫大な利益を上げるブラックゴーストという団体が、究極の兵器として、人間を改造して超人化するサイボーグ戦士の研究開発をしている中で作られた、9人のプロトタイプ(試作品)のサイボーグ達が、自分達を生み出したブラックゴーストと戦うという物語だ。
その最初の映画作品の中で、9人のサイボーグ戦士達と共にブラックゴーストから脱走した、サイボーグ戦士達の開発者であるギルモア博士が、009こと、ジョーにこう言う。「お前が9人のリーダーだ。なぜなら、お前は、他の8人よりはるかに優れたサイボーグだからだ」と。
これを聞いて、私は、「なんでやねん」と思ったものだ。009がサイボーグとして優秀なのは、一番最後に改造され、他の8人を改造したノウハウが活かされているからで、別に、ジョーが何か努力した訳でも、優れた人間的資質を持っている訳でもない。つまり、たまたまなのだ。しかし、ジョーは、自分がリーダーであることを了承する。
脚本家の意図は知らないが、これには深い意味がある。
例えば、巨大な権力を持つ王が、息子の王子に、「お前が次の支配者だ。良い王にならねばならぬ」と言っても、王子は、自分はたまたま王子として生まれただけだと言うかもしれない。しかし、彼は次の王なのだ。その自覚を持たねばならない。
そして、王子が王子として生まれたことは偶然ではない。ジョーが優れたサイボーグになってしまったのも偶然ではない。
世の中には、天才の素質を持って生まれてくる者もいる。その者が天才であることもまた、偶然ではない。彼は、天才の素質を与えられた者としての責任を自覚しなければならない。

永井豪さんの『マジンガーZ』では、兜博士は、巨大な超高性能ロボット、マジンガーZを開発し、孫の甲児に与える時に言う。「どんな使い方をするも、お前の勝手だ。世界を征服したいならそうしろ」と。
やはり、兜甲児は、その巨大な力を与えられた責任を自覚しなければならないのだ。

CLAMP(4人組の女性漫画家)の『魔法騎士レイアース』では、3人の14歳の少女達は、魔神(ましん)と呼ばれる巨大ロボットを与えられるために、心の強さを示さねばならないという試練が与えられる。その試練を克服しない限り、魔神は与えられない。しかし、「この世に偶然はない」がポリシーのCLAMPの作品である。3人の少女が魔神を得ることは、最初から決まっていた。ただ、少女達が成長し、力を持つ自覚が必要というだけのことだったのだろう。

『涼宮ハルヒの憂鬱』で、SOS団が野球大会に出た時のことだ。「超能力者」のイケメン男子、古泉一樹は、主人公のキョンに言う。
「我々はくじを引いた。結果、あなたが4番(バッター)になった」
「嬉しくないぞ!」
「涼宮さんが、そう望んだからです。偶然ではありません。」

我々は、先に力を与えられる「マジンガーZ」式か、後で力を与えられる「魔法騎士レイアース」式に分かれる存在だ。前者は極めて少なく、多くは後者だ。しかし、結局は同じなのだ。成長し、責任を自覚すれば、巨大な力が必然的に与えられる。しかし、自覚できずに一生を終える者がほとんどである。
アイザック・ニュートンは、「私の才能は神から預かっているだけだ」と言ったが、あなたにも同じだけのものが、遅かれ早かれ与えられるのだ。
力を持つ責任を自覚するためには、3人の少女達のように試練も必要だ。人生の前半、あるいは、人によっては、かなり遅くまで試練に見舞われることになる。試練が無くなれば、もう見捨てられたということだ。試練を喜べ。あなたは、力を得ることになるからだ。









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大したことのない偉大な男達

最近の人気のあるアニメ、小説、漫画の傾向として、大したことのない男の主人公が、沢山の美少女達に慕われるということがあるらしい。
私は、それほど多くは知らないが、確かにことごとくそうだ。
『To LOVEる -とらぶる』、『涼宮ハルヒ』シリーズ(アニメでは一貫して『涼宮ハルヒの憂鬱』)、『灼眼のシャナ』、『僕は友達が少ない』などが、すぐに浮かぶ。
平凡でサエない少年達が、なぜか、外見はもちろん、中身においても素晴らしい少女達に本気の好意を寄せられるのである。
これは、男性の大半の視聴者、読み手である、サエない、平凡な男に共感を持たせるためだという予測をすることもあるだろうが、その程度の仕掛けでヒット作品を創れたりはしないだろう。
その「サエない」「大したことない」というのは世間的評価だ。
実は、私は、上にあげた作品の、サエないはずの少年達は、ことごとく、大したやつだと感動しているのである。
中でも、『灼眼のシャナ』の坂井悠二という高校1年生の男子には、ほとんど惚れ込んでしまった。彼も、最初は、ヒロインの、あらゆる面で極めて大した少女であるシャナや、彼女と共にある異界の神アラストールにひどく蔑まれた扱いをされる。「これ」と物扱いされたり、「器が知れる」と貶され、全くケチョンケチョンである。ところが、やがて、表立っては示さなれないが、シャナに深く想われ(こういうのをツンデレというようだ)、アラストールも敬服させるほどになる。
悠二に限らず、他の「美少女達に慕われるサエない男達」が、皆、素晴らしい。だが、どこが素晴らしいかとなると、言葉にしにくい面もある。普通に言えば、「ものにこだわらない」「公平である」「親切」となる。しかし、これらの徳目を備えているだけでも、本当に「大したもの」ではないだろうか?

『まほろまてぃっく』というガイナックスのアニメで、優(すぐる)という名の14歳の中学生の少年がいて、やはり、ヒロイン達はもちろん、幼馴染の美少女達や女教師にまで慕われる。真面目な話ではあるのだが、進化した宇宙人が、優を調査する。確かに、頭脳や運動能力などでも優秀な少年だが、天才的というわけでも、超人的というわけでもない。調査を依頼された宇宙人(男性アンドロイドだが)は、なぜこんな平凡な少年を調査させられたのか、上の意志が理解できず、いぶかる。
だが、この無敵の宇宙人製アンドロイドは、優に驚愕させられる。そして、本当の強さというものを思い知らされる。彼に指令を与えた至高の存在マシューは、彼にそれを教えたかったのだ。

サエないモテるヒーロー達にも、やはり、秘めた特別なものがあるに違いない。ただ、それは、世間的なものではなく、やはり、世間的には大したことのない我々にも得られる何かだ。それは、ある意味、簡単に得られるが、逆に、得ることが最も難しいものであるとも言える。

CLAMPは、大人気作品を多く持つ女性4人組の漫画家ユニットで、アニメ制作にも深く関わることが多い。さすが、女性作者だけあって、彼女達の描くヒーロー達は、世間的にも大したものである場合が多い。だから、まだ男を見る目の無い少女読者達も、CLAMPのヒーローには入れ込みやすい。
『ツバサ・クロニクル』(原作漫画は『ツバサ』)のヒーローの少年、小狼(シャオラン)は、格好も良く、ある意味、可愛いとも言え、少年とはいえ男らしい性格で、武術に秀でる。だが、私も彼には惚れ込んだが、その理由は、そういった表向きの素晴らしさではない。自分が正しいと思うことのためなら、勝ち目がない戦いでも、全くひるまず、特に気合を入れることもなく、当然のように立ち向かう。その、ある種の静かさがたまらないと思う。

『To LOVEる -とらぶる』で、ヒロインの、宇宙的に大した美少女であるララが愛するのは、やはり、サエない少年リトだった。クラスメイトの普通の少女達は、ララに、リトはサエないし頼りないので、ララに相応しい、もっと上のランクの男を狙うよう忠言する。まさに、「上のランク」という言葉が、世間的価値を示している。
だが、ララは言う。「リトは宇宙で一番頼りになる男だよ」。これは、恋のために盲目的になったララの妄想だろうか?そうではないと思うし、世の女性達も、いや、女性に限らず、全ての人に、いくらかは、ララのようなハートを持って欲しいと思う。

見えないものを信じたら 向こう側へと抜けるカギが見えるわ
~『こっちをお向きよソフィア』より。作詞:康珍化、作曲:大沢誉志幸、歌:山下久美子~

本当に大切なものは目に見えない
~『星の王子様』(サン・テグジュペリ)より~









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・ソフトウェア開発技術者
・MCSD、MCDBA資格者
・タオイスト、神秘思想家
・1日1食の完全菜食主義者
・幼児期からの引きこもり気質
・医療不要で難病を数々克服


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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萩尾望都さんの漫画紹介


半神
小学館文庫

わずか15頁の至高の傑作「半神」を含む短編集。
数奇で残酷な運命を目撃した後、「愛とは?憎しみとは?それはどう異なるのか?異なるものではないのか?」あなたの心に荘厳な疑問が残るのではないだろうか?


ウは宇宙船のウ
小学館文庫

1920年生まれのアメリカを代表するSF作家レイ・ブラッドベリの珠玉の短編作品を萩尾望都が漫画化。萩尾さんの繊細で美しい絵と感性が、ブラッドベリの作品に新しい生命を注いだ。
「みずうみ」では、12歳の少女タリーの可憐な姿と、彼女を愛するハロルドの少年の時と青年になって後の様々な表情がより深い感銘をもたらすと思う。
他の作品も素晴らしい出来であると思う。
CLAMP「CLOVER」のご紹介


CLOVER
わずか5分の劇場用アニメ作品。
CLAMPさんの名作漫画のイメージを美しい映像と音楽で描いた傑作。
主人公の12歳の神秘的な少女スゥの声は坂本真綾さん。


「CLOVER」の原作漫画を以下にご紹介します。
素晴らしい装丁、美しいカラーの扉絵。そして、神秘的な傑作と思います。
新装版も出ているようですが、私はこちらしか持っていません。しかし、こちらの本の装丁を大変に気に入っています。








私が愛する「魔法少女リリカルなのは」

ナンセンス文学(意味を持たない作品)として私が勝手に意味付けをしたのかもしれませんが、アメリカの百万円以上の自己開発プログラム以上に貴い気付きを私に与えてくれた全13話のアニメ作品。











5年の時を経て、2010年、映画化されました。
基本的には、テレビシリーズの全13話を1本の映画にしたものですが、本編では描かれなかったフェイトの生い立ちが見られます。そして、プレシアの謎の言葉も。映像はテレビシリーズよりさらにグレードアップしています。


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初音ミク、コンサート映像のご紹介
ミクの日感謝祭 39's Giving DayProject DIVA presents 初音ミク・ソロコンサート~こんばんは、初音ミクです。~
[2010/3/9]東京お台場~Zepp Tokyo~

映像の品質等は、下でもご紹介する、後で開かれた米国コンサートの方が高いのですが、私は、全体としては東京コンサートの方が好きです。米国コンサートの方は、映像の緻密さのために、かえってボーカロイド達がマネキンのように感じるかもしれません。これは、証明の影響もあると思います。緑色がかった証明の東京コンサートの方が、ミクが柔らかい感じで可愛いと感じました。
また、真っ白なお姫様のような衣装に赤い大きな腰のリボンが印象的な『Alice』、『あなたの歌姫』は、米国コンサートにはありませんでした。

【ブルーレイ】


【DVD】




MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES “はじめまして、初音ミクです”
[2011/7/2]米国ロサンゼルス~ノキアシアター~

日本のボーカロイドが、日本語の歌で、アメリカ、ロサンゼルスの大劇場ノキアシアターの満員の観客を熱狂させた歴史的コンサートだったと思います。
東京コンサートから1年4ヶ月経過しており、総合的には確実に進歩しています。
私が特に気に入ったのは、1つは、ミクとルカの素晴らしいコンビネーションのダンスパフォーマンスが楽しめる『ワールズエンド・ダンスホール』です。ルカが珍しくミニスカート姿で、ミクに勝る四肢の長さで、ピンクの髪を美しく揺らしてダイナミックに踊ります。 もう1つが、ミクが真っ白な天使の衣装で歌う『SPiCa』で、これが天使でなくてなんだろう、私はついに天使を見たのだと思いました。演奏も東京コンサートの時と変えていましたが、成功していたと思います。

【ブルーレイ】


【DVD】


尚、ブルーレイとDVDの差についてですが、私は実際、両方買い、見比べてみました。観客、演奏者、楽器などは、大画面TVで見ると、ブルーレイの方がきれいですが、肝心のミク達は、ホログラム映像そのものがそれほど細密でありませんので、別に違いはないと感じました。ブルーレイ、DVDいずれも、東京コンサートの方は上半身映像以上の場合、米国コンサートでも、顔のアップだと映像の粒子が目立ちます。 変な話ですが、iPhoneやiPod touch、あるいは、同等な画面品質を持つ小型情報端末で見た映像が最上かもしれません。ただ、これは反則行為ですので、実際にやったとは言いませんが。
本のご紹介


精神について(エマソン名著選)
ラルフ・ウォルドー・エマーソン著
日本教文社

アメリカ最高の思想家、哲学者、ラルフ・ウォルドー・エマーソンの珠玉のエッセイ集。 「歴史」「自己信頼」「償い」「精神の法則」「愛」「友情」「神」「円」「知性」が収められている。
我々自身が、歴史上の英雄、賢者、大芸術家に匹敵する偉大な人間であることを、驚くべき確信をもって語る唯一の人物であると思う。
世間の妄信を粉々に破壊し、プラトーンの頭脳、シーザーの手腕、イエスの愛の所有者である自分を見出して欲しい。
これ以上のエッセイは地上には存在しないと思う。


荘子
徳間文庫

約2400年前の中国の思想家で、老子と共に、老荘と称せられる道教(タオイズム)の始祖である荘周(荘子)の書。
世俗にあって世俗を超え、永遠の道(タオ)と一体化し、安らかで充実した人生を送る秘訣を、恐ろしく抽象的な老子と異なり、平易に説いている。
本書は、数多い荘子の現代語訳の中でも非常に読みやすく分かりやすいものであるが、中国古典の香りは損なわれていない。
本来、膨大な荘子の中心となる内編全てと、外編と雑編の内、荘子らしいものを選んで収録してある。


神統記
ヘシオドス著
岩波文庫

ホメーロスと並ぶ古代ギリシャ詩人ヘシオドスが、ムーサ(詩の女神)達より教えられたという神々の物語。
この世の始まりから、ゼウスの支配の確立、そして、主要な神々のことについて、美しい詩で語る。すぐに読める薄い本であるが、ギリシャ神話の根幹とも言える重要な書と思う。


四つのギリシャ神話(ホメーロス讃歌より)
岩波文庫

無名の詩人達が、ホメーロス風の詩で神々に捧げた賛歌の内、豊穣の女神デーメーテール、理性の神アポローン、智慧の神ヘルメース、美の女神アプロディーテーの4神へのものを収録してある。
著名な神話学者カール・ケレーニィも、ホメーロス賛歌を重視していると思えるが、名もない詩人達の作とはいえ、それぞれの神について、その特質が巧みに表現されており、実に興味深いものとなっている。
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