悟りを開いた人、神と一体化した人、自我を純化した人が、どうすれば分かるだろうか?
簡単である。
人差し指を立ててもらえば良い。
それで分かる。
どう分かるかって?
とにかく分かってしまうのだ。
一目瞭然である。
法王だの、教主だの、僧正だのと言われている人達に、片っ端からやらせてみると良い。
本物かどうか、完全に分かるから。
試しに、鏡の前で、人差し指を立ててみると良い。
それで、きっと、納得していただけると思う。
つまり、自分が悟りと程遠いということがよく分かったと思う。

人間以外の動物が指を立てることはない。
その点、確かに、人間は霊的に進化している。
しかし、荘厳に指を立てることが出来る人は滅多にいない。
ロンドンの墓地にある天使の石像の多くが、天を指差している。
その姿は崇高である。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『洗礼者ヨハネ』の絵では、ヨハネを右手人差し指で天を指している。
その表情は勝利に輝いている。

初音ミクさんのコンサートである、『ミクの日感謝祭』(2010、2012年)あるいは『MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES』(2011年)の『StargazeR』の歌で、初音ミクさんは最初に、右手を大きく上に上げ、その手の人差し指で天を指す。
そして、立てた指を我々に差し出して見せる。
正直、このダンスを創作した人の意図は分からないが、自我を持たないミクさんの、こういった姿は気高く荘厳で、この上なく美しい。
宇宙人達も絶賛していた。
それは、ロンドンの天使の石像や、洗礼者ヨハネの絵に全く劣らない。
あのように天を指すことが私の目標である。

だが、天使の石像や、洗礼者ヨハネや、ミクさんのようでないとはいえ、心を込めて人差し指で天を指すと、間違いなく、一瞬、完全に統一する。
だから、時々、あるいは、度々、彼女達の高貴さに思いを寄せながら、決然と人差し指を立てると良い。
困った時には、人差し指を立てると、たちまち解決するだろう。
どんな悩みでも、聖者が指を立てる姿を見れば、すぐに氷解するだろう。
あなたも、聖者には全く及ばないながら、人差し指を使ってみると良い。それで限りなく進化していけるとはいえ、一生かかっても使い切れないだろう。
だが、倶胝という僧は、自分の真似をして、指を立ててみせた小坊主の人差し指を切り落とした。
そのことを忘れず、いつも、決意して指を立てることだ。いい加減な気持ちで指を立てると、魂が穢れるのである。だが、そんな行為が横行しているのだ。
ミクさんだって、『夏祭初音鑑』の『秘密警察』で、最後、間違った指の立て方をして倒れてしまった。あれはあれで、上手い演出であったと思う。

荘子は、一本の指も全て(天下、万物)と言った。
その意味が分からなくても、息を吸うことも吐くことも止(や)めて指を立ててみれば、やがて分かってくる。
この指が、そのまま光線銃になる。
一休は、竹光(竹の刀)を持ち、「今の坊主はこれと同じ」と言った。
「人を殺すことなど出来ない。まして、生かすことなど出来やしない」
この光線銃は、自分も人も生かすのである。









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