ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

沢村忠

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

日本が滅びないために必要なこと

「サービスには対価が必要」という観念は、既に日本人にも定着したと思う。
昔は、「サービスという言葉が無料を意味すると捉える日本人は無知で幼稚で世界の非常識だ」と言われたものだった。
CLAMPの漫画『xxxHOLiC』の侑子という怪しげな妙齢の美女は、他の漫画にまで登場し、度々、「何かを得るには対価が必要」と宣言する(その対価は彼女がもらう場合が多い)。
そりゃまあ、自分がしてもらう立場の時は、良い心がけであることは認める。
しかし、「何事にも対価が必要」は、今では理解出来ない人が多いだろうが、正直言って資本主義の洗脳である。
日本には、そんな考え方などはなかったのだ。
尚、資本主義の洗脳と社会主義の洗脳ではどっちが良いかという話はここではしない。

私がこよなく敬愛する・・・というより、男惚れにべた惚れという男に、沢村忠というキックボクサーがいた(2021年3月逝去)。
プロ野球で2年連続三冠王を取った王貞治さんを抑え、日本プロスポーツ大賞を取ったほどのスーパースターだった。
その沢村は、空手の師匠である祖父の教え「男は何かをしてやっても報酬を求めてはいけない」を貫いていた。
まあ、以下は、事実ではないと言う人もいるかもしれないが、それは正直、どうでもいい。
沢村忠は日本キックボクシングの選手第一号で、キックボクシングの興行に漕ぎつけるまでに大変な苦労をした。
そして、ついに実現したキックボクシングの旗揚げ興行の時は、沢村は唯一の趣味であった車を売ってミシンを買い、自らミシンを踏み、全ての選手のガウンにネームの刺繍を入れた。
これは王貞治もそうであったらしいが、人気が出た沢村が、大勢のファンにサインを求められると、最後の1人までサインをした。
テレビ番組の出演依頼は引きも切らずで、本当は練習するか休むかしたかったはずだが、「せっかく営業さんが取って来てくれた仕事ですから」と嫌な顔一つせず、むしろ笑顔でこなした。
沢村は、自分が出場しないと客が入らないことを知っていたので、怪我をしていても黙ってとんでもなく多くの試合に出場した。
孤児院、老人ホームの慰問が好きで自主的に行い、忙しくても、施設でイベントがある時は袋にお菓子をいっぱいに詰め込んで出向いた。
それら、どんな時でも、余計な報酬は一切求めず、それどころか、「男は宵越しの金は持たない」という気っぷの良さで、単に皆で楽しむという目的だけで、若手を引き連れて食事に行き、当然のように自分が全部払った。

だが、決して沢村が特別なのではないのだ。
日本人は、自分の分に応じたレベルで、報酬を求めずに他人のために何かをするのが当たり前だった。
それが、西洋資本主義の思想に犯され、お金をもらわないと何もしないのが当たり前だと思うようになってしまった。
日本人が、昔の日本人らしさを取り戻さないと、滅びは免れない。
日本人は、そんな気風であったから、極端な貧富の差はなかった。
金持ちといったところで、普通の人とそれほどの差はなかった。
ちょっと昔は、大きな会社の社長といっても、せいぜい年収は3千万円程度で、これはアメリカなどでは不思議に思われていた。
ところが、世界に知られる日本の大企業の社長が、一般社員と一緒に社員食堂で昼食を食べるというのがアメリカで報道されると、アメリカ人もそれを奇異と感じるのではなく、称賛したのである。
日本の古来からの考え方が、人間の本当の姿だと、アメリカ人にすら分かったのだ。

小さなことであるが、私は、ゴミ出しの日には、近所の歩行が困難なお年寄りの家のゴミを出してあげていて、他にも手助けが必要な家がないか注意しているが、先日、そんな家からお礼の品をもらってしまった。もちろんありがたいが、それは本意ではなかった。
まあ、死後、閻魔様に「何か人の役に立つことをしたか?」と問われたら、このことでも言おうとは思っていたが、何かもらったらもう言えないのかなあ(笑)。

ダスキンの社是であったと思うが、創業者、鈴木精一の思想は「損な道と得な道があれば、自分に関しては損な道を行く」であったと思う。
まあ、「自分に関しては」を付けないと、自分に権限がないことで、たとえば会社に損をさせる馬鹿がいるから難しいが(結構いると思う)、鈴木精一の意図を理解して実践することが、日本人らしいやり方で、別に特別なことではない。

風と太陽
AIアート523
「風と太陽」
Kay


政木和三さんは、「情けは人のためならずとは、相手を甘やかして駄目にしてはいけないという意味ではなく、他の人に無報酬で貢献すれば、やがては自分に帰ってくるという意味だ」と言われていたが、実際は、帰って来ることも期待してはならない。
ここのところは、イエスの教えでは、人から報酬を得なければ神が報酬をくれるということであるが、神からの報酬すら、控え面に期待すべきだろう。

少なくとも、自分が困らない範囲でなら、日本人なら、無報酬で骨を折る気構えを持てるのではないかと思う。
そして、日本人がそうならないなら、日本人に存在価値はなく、そう遠くなく日本は滅ぶと思う。

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(1)真空飛び膝蹴りの真実―“キックの鬼”沢村忠伝説
(2)思考するカンパニー: 豊かなコミュニティの総和が裕福な国家を超える社会へ
(3)奇跡の実現―欲望を捨てれば不可能が可能になる
(4)ダスキン 祈りの経営―鈴木清一のことば
(5)ラマナ・マハルシの教え
(6)×××HOLiC(1)

素晴らしい深呼吸を見た

引き寄せ関係のYouTube動画には面白いものも多いが、一番肝心な深呼吸について語っているものがほとんどないのは驚くべきことだ。
そう思っていたら、外国のものだが、何度も「深呼吸しなさい」と訴えるものがあった。
正直、まだその話者についてよく知らないので、取り上げるのはまた今度にする。

それで、古い話で恐縮だが、これも深呼吸絡みで、昭和のキックボクサー沢村忠について取り上げる。
沢村忠というキックボクサーは、王貞治や長嶋茂雄らと同じ時代の選手だった。
現在では、イチローや大谷翔平らも受賞した日本プロスポーツ大賞を受賞した時は、2年連続三冠王だった王貞治を押しのけての受賞だったこともあり、その功績や人気が大きかったことが分かる。
一方、「沢村の試合は全て八百長」という説がある。
生涯戦績241戦232勝(228KO)5敗4分という異常な記録も、その八百長説の信憑性を高めている。
もちろん、真実がどうかなんて本格的に調べたわけではないので私には分からない。
しかし、私はYouTubeで沢村の代表的な試合(1つのKO負けを含む)を見てみたが、見た範囲では八百長はないと確信する。
別に私は格闘技の専門家ではないが、沢村の試合が八百長ではないと確信出来る理由がある。
それは、「あれが演技なら、演技が高度過ぎる」ということだ。
沢村もその対戦相手も、強いパンチやキックを食らった時の表情、身体の反応、倒れ方など、リアルというか自然そのものである。
プロの役者でも、演技であれだけやれる役者は絶対にいないと思う。
プロレスであれば、私が知る範囲では、「アントニオ猪木VSアクラム・ペールワン」と、「力道山VS木村政彦のKOシーン」以外は全て不自然であることが分かる。
何より、沢村の本物の迫力がある表情だけで十分と思う。あれを見て八百長と言う者は目が曇っているのだと思う。

また、本で読む限りではあるが、沢村は私が最も惚れる男だ。
沢村は、どの時代のどのスポーツでもあり得ない特殊な立場にあったスポーツ選手だ。
つまり、ある時期までは、「キックボクシング=沢村忠」で、当時、大ブームを呼んだキックボクシング人気とは沢村人気だった。
沢村が出ない試合は客が入らず、沢村が出ないテレビ中継は視聴率が取れなかった。
結果、沢村はとんでもない数の試合をすることになった。
そうなれば、どれほどの人格者でも、ある程度の驕りは出るし、普通は極めて尊大になる。
だが、沢村は自分専用の控室を若手にも開放して自由に使わせ、遠征の宿泊先のホテルでも、用意された高い専用の部屋を人に譲り、自分も大部屋で寝た。
王貞治もそうだったらしいが、最後の1人までサインに応じ、また、どれほどの数のサイン色紙が積み上げられて用意されていても必ず全部自分でサインしたという。
ある日、新幹線で移動中、同じ新幹線に乗っていた修学旅行中の中学生の集団が押し寄せて来た時、疲れて眠っている沢村を気遣ったこともあったが、スタッフが中学生達を追い返した。だが、それを知った沢村は自ら中学生達の車両を訪れ、サインに応じた。
当時は膨大な数の(ファンからの)年賀状が来たが、スタンプではあったが、1枚残らず返事を出した。
また、ヒーロー的な人気者であった沢村へのテレビ出演や雑誌取材の依頼は後を絶たなかったが、忙しいし、疲れている沢村が出たいはずがなかった。しかし、沢村はテレビ出演等のスケジュールが入ると「せっかく営業さんが取って来てくれた仕事ですから」と一切文句を言わずに全て出た。
これは、全くキックボクシングが世間に知られていなかった時の苦労から、ファンサービスの重要性を理解していたこともある。
初めの頃は、沢村自身が、女子プロレスから借りたリングを運んで設置し、自分で1枚1枚チケットを手売りし、後輩の分を含めたガウンのネーム刺繍を自分でミシンを踏んで行った。
また、忙しくても、孤児院や老人福祉移設への慰問を自主的に行い、それらのイベントなどで大きな袋にお菓子をいっぱい詰めて出掛けて行った。
沢村は大きな収入もあったが、そういった施設への寄付や、後輩達との宴会や食事などに惜しみなく金を使って財産をため込まず、引退後は、好きでもあったのだが1から自動車整備の修行をして整備工として働いた。

天の川と夜景
AIアート468
「天の川と夜景」
Kay


長々と沢村の話を書いてしまった。
その沢村が、ある試合で苦戦をしていたが、ラウンド間の1分間のインターバル(休憩)中に、椅子に座って深呼吸をしていた。
胸を大きく張り出し、腹を引き締めて大きく息を吸い、一気に息を吐いていた。
この部分をカットしている動画が多かったが、いくつか見つけることが出来た。
このシンプルな深呼吸が心身を活性化させる時には最上である。
私も、体調が悪い時に、こんなふうに胸を張っていっぱいに息を吸うことを何度も繰り返す。
これはある日、電車の中でひどく体調が悪くなった時に、自然にやったことで、それですぐに回復したことがある。
やはり、深呼吸には大きな力があると強く感じた映像であった。








Never give up(決して屈するな)

残念ながら私には狩猟民族の知り合いはいないのだが、狩猟中の彼らと一緒にいたら、特異な能力に驚かされるのではないかと思う。
合気道の創始者、植芝盛平は、拳銃の名手6人を相手に、至近距離で、素手と拳銃の決闘をし、6人が銃を撃ったはずが、彼らを次々に投げ飛ばしたという、「いかにも作り話っぽい」話があるが、(あまり嘘をつきそうにないと思う)弟子の塩田剛三によれば、それは事実であると言う。
植芝盛平は、日頃から、「わしに弾は当たらん」と言っていたらしいが、ある狩猟家にもそんなことを言い、その狩猟家が「当たる」と言うので試すことになったが、狩猟家が撃つ直前になって、「お前のは当たる」と言って引いたという話を何かで読んだ。
大自然の中で命がけで生きる者には、文明人の想像外の特別な能力があるのだと思う。

一方、学校で、「勉強も運動も出来て友達いっぱい」という者が特異能力を発揮することはない。
そんなものがなくても快適に過ごせるからだ。特異能力とは所詮、必要が・・・それも、切羽詰った必要がなければ発現しない。
大成功する人間というのは、言葉で表現することが難しい特別な能力を持っていなければならない。学校で優等生の立場に甘んじていた者は、世の中でも、そこそこにはうまくやれるだろう。特に日本での場合でいうと、サラリーマンとして安泰で、しかも、ある程度は出世する可能性が高いが、特異な能力がないので、それ以上のことは出来ないのである。
学校に適応出来なかった者が皆、大成功する訳ではないが、目立たない存在ながら、密かに特異な能力を発揮している場合は多い。
そして私は、社会不適合者は、特異な能力を使って生き抜いて欲しいと思うのだ。特異な能力での戦い方は、まともなやり方ではないかもしれない。だが、かといって、不法、不道徳なやり方ではいけない。特に親愛なる引きこもり達は、その力を行使し、悠々と生きてもらいたいものである。
そして、社会不適合者の中には、学校時代から、特異能力を身に付け、実際に使用していた者もいると思う。その力は、魔法、超能力のようなものかもしれない、この世界を書き換える力である。
苦難の中にあっても、挫けず、勝利への執念を燃やせば、その力は発現する。

「南無三(なむさん)」という言葉がある。
私は、どこで覚えたのかよく分からないが、子供の時、いざという時は、この言葉を唱えて難を切り抜けた。
後で調べると、「南無三」の「三」は、「仏」「仏法」「僧」のことらしい。
だから、「南無三」とは、その3つに「帰依する」、つまり、完全に頼り切るという意味だ。
尚、この僧とは、お寺にいる普通のお坊さんとかでなく、高僧のことである。
また、3は、キリスト教でもだが、それよりずっと以前の、アリストテレスの時代からの神秘数、完全数だ。
もっと簡単に言えば、キリスト教では、最も貴い3つのもの、即ち、「父(神)」「子(キリスト)」「聖霊(純粋な魂)」のことで、ギリシャ哲学では「完全」を意味する。
しかし、それは、どうでも良いと言うのではないが、「三」が最高に力あるものを指すことが分かれば良く、「南無三」が、「完全なる力を信頼して頼る」ための言葉と思うなら、その力が味方してくれるのである。

少しでも科学的に言えば、その特異な力は、右脳によるものだ。
コリン・ウィルソンは、『右脳の冒険』で、彼の子供の時の体験から、右脳の力を発揮するには、左脳、つまり、理性が「しゃんと」しなければならないと述べている。
さっきも言ったが、それは、苦しい状況の中で弱音を吐かず、屈せずに、諦めないことである。
そのために、「三」の神秘で無敵な力に守られていると思い込むことが助けになると思う。
尚、1960年代から1970年代のキックボクシングの王者、沢村忠さんの伝記漫画『キック魂(ガッツ)』で、沢村さんが気合いを入れる時に「南無三」と唱える場面があって面白かった。
あんな凄い人だって神仏に頼るのである。
まあ、話の半分以上は梶原一騎さん創作のスポ根漫画であるが、嘘の中にも真理はあるものだ。








常識と非常識の微妙な距離

1970年代のカンフー映画のスターだったブルース・リーのファンは今も多く、プロ格闘家の中には、子供の時に彼の映画を見て憧れて格闘技を始め、今も彼を神聖視する人もいるようだ。
その空手ブームも大いに影響したのだと思うが、当時、日本では、リーと共に、極真空手の創始者の大山倍達氏が、少年達のヒーローだった。
ところで、ブルース・リーにしろ、大山倍達氏にしろ、特に少年達の間では、正々堂々とした、クリーンな、まるで、オリンピック選手のような格闘家のイメージがあったのだと思う。
リーの映画での戦い振りは、敵は卑怯な手を使っても、あくまで、力と技と、そして、スピードで堂々と勝つものである。
大山氏を有名にしたのは、『空手バカ一代』という漫画だが、梶原一騎氏の原作は、かなりフィクションを織り交ぜ(ほとんどフィクションという話もあるが)、大山氏をヒーローに仕立てる演出があったのだと思う。

私は、中学生の時に大山氏の本を読んで、衝撃というほどではなかったと思うが、驚いたことがある。
それは、だいたいの意味で、
「空手は最強の格闘技であるが、それは、目潰しと金的攻撃があるからだ」
と、書いてあったことだ。
空手の目潰しは、2本の指で相手の目を突くことのようだし、金的とは男性器、特に、睾丸であるのだと思う。
およそプロスポーツで、この2つが反則でないことはあり得ない。
しかし、空手は、この2つがあるから最強であるという。
価値観が揺らぐと共に、何か重要なことを感じないだろうか?
大山氏は戦後、プロレスラーと戦うためにアメリカに行く際には、この目潰しと金的攻撃を徹底して練習し、元ボクサーの強豪で、力道山に勝ったタム・ライスと戦った時、しょっぱなにまず見事な目潰しを決め、それから、とび蹴りでタム・ライスをKOしたらしい(タム・ライス戦が本当にあったのかどうかという疑惑もあるようだが)。
歴史的なキックボクサー、沢村忠さんの伝記である『真空飛び膝蹴りの真実 “キックの鬼”沢村忠伝説』の中にあるが、野口氏というボクシングジムの会長が、タイの格闘技ムエタイの興行を日本で行うにあたり、タイ人同士の対戦では客が入らないと思い、野口氏は、大山倍達氏のところに行き、お弟子さん達にムエタイと戦ってもらえないかと頼んだそうだ。
しかし、タイでムエタイと戦った経験がある大山氏は、今の弟子達では勝てないことが分かっているので断ったという感じだったと思う。
だが、それはあくまで、目潰しと金的攻撃を禁止されればという話なのだと思う。
このお話の結末は、大山氏に断られた野口氏が、元空手学生チャンピオンの沢村忠氏(実際は本名の白羽秀樹氏)に頼み、沢村氏の後輩の空手家が対戦するはずだったが、ムエタイの強さに恐れをなして沢村氏の後輩の空手家達が逃げ、代わりに沢村氏自身が責任をとって対戦し、辛勝したということだ。

格闘技として見るなら、目潰し、金的攻撃が卑怯という言い方は正しくないと思える。
しかし、この考え方が出来ない人が日本人は多いはずだ。
その理由は、察しがつくと思う(簡単に言えば平和ボケしている)。
もちろん、人間社会にはルールがあり、それを守るのが知性ある人間である。
今は、戦争にすらルールがあり、国際社会では、戦争は容認しても、ルールを守るよう求める。
だが、捕虜は人道的に扱わないといけないというルールはあっても、殺し方にルールはない。
また、男同士の喧嘩であれば、ルールはあると考えるのが、まともな人間である。
虫の世界にすら、雌を争っての雄の戦いにはルールがある。勝ち負けを決める基準があり、それを超えて戦わず、致命傷を与えることはないということだ。
だが、暴漢から女の子を(特に1人で)守る時に、正々堂々の戦いをする必要はない。そんな時は、どんな卑怯な手を使っても、絶対に勝たなくてはならないだろう。
そんな時のために、目潰しや金的攻撃の練習をしておくのは良いことだ。
ただ、こちらがやることは、やり返されることも当然あるので、その防御を練習するのも良いだろう。
実際、大山氏の空手では、相手も目潰しや金的攻撃をしてくることを前提にしているらしい。
余計な解説はしないが、こういったことを、よく考えると良いと思う。









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宇宙エネルギーを取り込んで心身を強くし、若返る方法

運動は、変化がなければ飽き易いし、惰性でやっても効果は少なく、思うように身体が強くならない。
腕立て伏せやスクワットの回数を増やしていくと、ある程度の期間は、身体がどんどん強くなっていくのを感じ、回数が増える楽しさや満足感もあるが、やがてシンドクなって、意欲もなくなる。そして、そうなった時というのは、故障を起こしやすいのである。

そこで、シンプルで軽い運動でも、身体が強くなって、面白くなる方法を述べよう。
腕立て伏せやスクワットは、最初のうちは面白く出来るだろうから、ある程度の腕力、脚力が付くまでは、普通に根気よく行う。
腕立て伏せ10~20回、スクワット20~30回を一応の目安とすれば良いが、各自、自分にあった回数で良い。
それを1~2ヵ月続け、ある程度、筋肉の力がついたら、腕、脚を伸ばす時、やや多めに力を入れ、これまでより力強く、速く身体を上に上げるように行う。
これにより、筋肉の力が急に大きくなり、また、意識的に多くの力を使うことで集中やリズムが生まれ、運動が楽しくなるのである。
(ただし、無理な力の入れ方をしてはならない)
スクワットなら、20回やるとして、前半10回は普通にやり、後半10回は、脚を伸ばす時にぐっと力を入れたり、途中の何回かを強い力でやったり変化を持たせると、結構面白いと思う。

このように、体重のみを使っていても、身体を上げる速さを増せば負荷が大きくなるので、負荷を増すために器具を使う必要がなく、しかも、実用的な筋肉が付く。
器具で負荷を増すと、故障が起こり易いし、そもそも器具が必要だし、うまくいっても、不要な筋肉が付いて、かえって身体に悪いかもしれないのである。

昔、日本にキックボクシング(タイのムエタイを根本としたもの)を普及させた、沢村忠さんという超人的なキックボクサーがいた。
1973年には、プロ野球で3冠王を達成した王貞治さんを抑えて日本プロスポーツ大賞を受賞した大スターだった。
しかし、さしもの沢村さんも、30歳を過ぎると衰えが指摘されるようになる。
ところが、それから、沢村さんは再び強くなっていく。
テレビ中継の解説の寺内大吉さん(故人)が、沢村さんの太腿が太くなり、回し蹴りの威力は全盛期を上回るのではないかと述べるほどだった。
寺内さんが沢村さんに、そのことについて尋ねると、沢村さんは、「気付いてくれて嬉しい」と言い、ランニングの仕方を変えたことを明かした。
これまで、普通に一定の速さで走っていたのを、ところどころでダッシュするようにしたという。

このように、意思の力を使い、気力を注入することで、文字通り、「気」が身体に取り込まれ、肉体は発達するのである。
岡田虎二郎が、常に腹に力を入れろと言ったり、中村天風が、常に肛門を引き締めろと言ったこともこれと同じで、意思の力を込め、気力を注ぐことで、宇宙エネルギーが体内に取り込まれるのである。
関英男博士が、
「人間の体内にはGTP(グラヴィトン化粒子)が存在する。その量は赤ん坊の時に一番多く、年と共に減る一方で増えることはないが、これが減ることで老化し、やがて死ぬ」
と言ったが、このGTPが気であり、宇宙エネルギーである。
ところが、腕振り運動をしたり、あるいは、さっき述べたように、腹や肛門に力を入れることで、体内のGTPを増やすことが出来るのである。
中村天風は、このエネルギーをブリルと呼ばれるものだと言ったが、天風自身、気と言っても良いと述べている。
関博士も、GTPは、気とかプラーナ(あるいは幽子)と呼ばれるものと同じだと述べていたと思う。
また、上にも述べた通り、腕立て伏せやスクワット、あるいは、ジョギング中に、意識の力でふっと強い力を込めることでも気が取り込まれるのである。

参考にして、身体を強くし、若返っていただきたいと思う。
岡田虎二郎や中村天風が言うように、1日中、常に、腹に力を入れたり、肛門を引き締めることは難しいが、思い出した時にでもやれば、宇宙エネルギーが取り込まれ、心身の活力、生命力が増し、若返るのだと思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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