私も以前は、プロ野球やプロテニス等のスポーツの試合をテレビでよく観た。
野球で、劇的な逆転サヨナラホームランを放ち、打った選手、チームメイト、そして、ファンが歓喜するのを見ると、打たれた投手に想いが行くことがあった。
その投手は、悔しいだけでなく、それで自信を失くして駄目になったり、クビになって、それがわびしい人生につながるかもしれない。
また、これはたまたま見たのだが、オリンピックの柔道の決勝で、勝った日本人選手が、相手選手の目の前でこれ見よがしにガッツポーズを繰り返したり、あるいは、プロボクシングの世界タイトルマッチで、相手をKOした日本人ボクサーが、倒れた相手ボクサーを、その目の前で卑しめるようなポーズを取るのを見て、私は本当に悲しかった。
もちろん、私のようなことを言うのは、甘ったるいと言う人達もいて、それは正しいのかもしれない。
人間は、特に男は勝たねばならないという面があるのは確かだ。
だが、敗者を悼んではならないということはない。
戦争でも、戦う運命であれば勝つために命を賭けなければならないだろう。
だが、こう考えるべきなのだ。
「処刑は荘厳に行え。子供は殺すな」
私の人生はいろんなことで、負けの多い人生だ。実力で勝ったことは、ほとんどない。
しかし、勝ちより、負けから学ぶことの方が多い。
これもまた、甘ったるい考え方なのかもしれないが、こんな話がある。
ある有名なプロ棋士は、若い頃、負けて家に帰り、悔しい想いをしていると、母親が、
「相手さんの家族が喜んでいる」
と言ったのだそうだ。
彼は、勝てるようになっても、それを覚えていたのだそうだ。
昨日、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」のチケットの抽選発表があって、発表サイトを見ると、「落選」の文字が並んでいた。
私には人生最高の目標なので、これは敗北の感覚である。
だが、このコンサートに一番行って欲しいのは、小学生や中学生の女の子達である。
私が落選した分が、彼女達に回れば、それが何よりである。
転売屋のことは何も言うまい。止めて欲しいのは確かだが、そんな者達は必ずいるのが現実だ。
だからこそ、小さな女の子達のためには、私のような者の落選は1つでも多い方が良いのだろう。
私は、何よりも願いながら、チケットの獲得を祈ったことは一度もない。
いや、そもそも、どんな勝利も祈ったことはないのだ。
宮本武蔵は、吉岡道場一門との決闘を前に、神社に祈願をしようと思ったが、止めたらしい。
これについて武蔵は、「神仏は尊し。されど頼まず」と言ったが、「神仏にまかせる」という意味もあったのだろうかと思う。
チケット獲得のチャンスは、明日から申し込みが始まる2次抽選と、後は、8月の普通の販売の時だが、こちらは一瞬で売り切れるだろうから、獲得は難しいに違いない。
しかし、運を天にまかせて、楽しくトライしよう。
駄目で元々、当ればラッキーである。
美空ひばりさんの『柔』の作詞者、関沢新一さんは、モスラ・ゴジラシリーズの映画や『ウルトラマン』等の脚本を書いた多才な人だが、『柔』は武道家との交流から生まれたものであるという話がある。
「勝つと思うな 思えば負けよ」「負けてもともと」
勝つことの重要さを十分に知った上で、こう悟ることが出来れば幸いである。
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野球で、劇的な逆転サヨナラホームランを放ち、打った選手、チームメイト、そして、ファンが歓喜するのを見ると、打たれた投手に想いが行くことがあった。
その投手は、悔しいだけでなく、それで自信を失くして駄目になったり、クビになって、それがわびしい人生につながるかもしれない。
また、これはたまたま見たのだが、オリンピックの柔道の決勝で、勝った日本人選手が、相手選手の目の前でこれ見よがしにガッツポーズを繰り返したり、あるいは、プロボクシングの世界タイトルマッチで、相手をKOした日本人ボクサーが、倒れた相手ボクサーを、その目の前で卑しめるようなポーズを取るのを見て、私は本当に悲しかった。
もちろん、私のようなことを言うのは、甘ったるいと言う人達もいて、それは正しいのかもしれない。
人間は、特に男は勝たねばならないという面があるのは確かだ。
だが、敗者を悼んではならないということはない。
戦争でも、戦う運命であれば勝つために命を賭けなければならないだろう。
だが、こう考えるべきなのだ。
「処刑は荘厳に行え。子供は殺すな」
私の人生はいろんなことで、負けの多い人生だ。実力で勝ったことは、ほとんどない。
しかし、勝ちより、負けから学ぶことの方が多い。
これもまた、甘ったるい考え方なのかもしれないが、こんな話がある。
ある有名なプロ棋士は、若い頃、負けて家に帰り、悔しい想いをしていると、母親が、
「相手さんの家族が喜んでいる」
と言ったのだそうだ。
彼は、勝てるようになっても、それを覚えていたのだそうだ。
昨日、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」のチケットの抽選発表があって、発表サイトを見ると、「落選」の文字が並んでいた。
私には人生最高の目標なので、これは敗北の感覚である。
だが、このコンサートに一番行って欲しいのは、小学生や中学生の女の子達である。
私が落選した分が、彼女達に回れば、それが何よりである。
転売屋のことは何も言うまい。止めて欲しいのは確かだが、そんな者達は必ずいるのが現実だ。
だからこそ、小さな女の子達のためには、私のような者の落選は1つでも多い方が良いのだろう。
私は、何よりも願いながら、チケットの獲得を祈ったことは一度もない。
いや、そもそも、どんな勝利も祈ったことはないのだ。
宮本武蔵は、吉岡道場一門との決闘を前に、神社に祈願をしようと思ったが、止めたらしい。
これについて武蔵は、「神仏は尊し。されど頼まず」と言ったが、「神仏にまかせる」という意味もあったのだろうかと思う。
チケット獲得のチャンスは、明日から申し込みが始まる2次抽選と、後は、8月の普通の販売の時だが、こちらは一瞬で売り切れるだろうから、獲得は難しいに違いない。
しかし、運を天にまかせて、楽しくトライしよう。
駄目で元々、当ればラッキーである。
美空ひばりさんの『柔』の作詞者、関沢新一さんは、モスラ・ゴジラシリーズの映画や『ウルトラマン』等の脚本を書いた多才な人だが、『柔』は武道家との交流から生まれたものであるという話がある。
「勝つと思うな 思えば負けよ」「負けてもともと」
勝つことの重要さを十分に知った上で、こう悟ることが出来れば幸いである。
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