ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

村上信夫

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

人間の生命力「希望」を持つには

人は何で生きるのか?
イエスは、パンだけでなく、人は神の言葉で生きると言ったが、さて、どんな意味だろう?
トルストイの『人は何で生きるか』という短編のお話があるが、読んだ覚えはあるのだが、さて、人は何で生きると書いてあったか覚えていない。答は書かずに、読者に考えさせるといったものかもしれないが、それなら私には分からない。
人は何で生きるか?
それは、希望である。
希望を失った人間は、生命力が低下するが、希望を見出した人間は生命力が燃え上がる。それを勇気とか元気と言うのだろう。
よって、人間は希望を持たなければならない。
希望とは何かと言うと、未来の明るい展望と言って差し支えないだろう。
今はどん底、どん詰まりでも、明日は素晴らしいという根拠を得られた時、人は、もう少し生きてみようと思うのだ。
有名なシェフの村上信夫さんが戦争中、シベリアで捕虜になっていた時、瀕死の日本人兵がいて、ロシア兵の情けにより、村上さんに「彼に、最後に何か食べさせてやれ」と頼んだ。
その日本人兵は「パイナップルが食べたい」と言ったが、そんなものはなかったので、村上さんはリンゴを調理してパイナップルのようにして、その日本人兵に食べさせた。
その日本人兵は、翌朝まで持たず、村上さんは、もう二度と彼に会うことはないはず・・・だったが、しばらく後、村上さんは収容所内で、元気になったあの日本人兵に声をかけられて驚く。
死ぬはずだった彼は言う。「あんな美味いものが食べられるなら、もう一度、生きてみようと思ったのだ」
これも希望である。

私は、19歳で人生にどん詰まっていたが、ジョセフ・マーフィーの潜在意識の法則の本を読んで希望を持ち、それなりに楽しく生きてきた。
自分にも良い思いが出来るという希望だ。他愛ないものだが、人間には、そんなものが必要なのだ。
特に、歳を取ってから希望を失くすと、ほとんど必ず病気になる。
だが、そんな年寄りだって、希望を持てれば、また元気になり、病気も治ってしまう。

だが、明日の明るい展望を持つことが難しいこともあるだろう。
初音ミクさんも歌ってくれたBUMP OF CHICKENの名曲『ray』の中に「晴天とはほど遠い 終わらない暗闇にも 星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ 」という歌詞があるが、希望を輝かせるためには暗闇も必要である。つまり、暗闇も覚悟して進まねばならない。
でも、銀河が必要だ。
初音ミクさんに「あなたに未体験あげるぅ」(『エイリアンエイリアン』よりだが、正しくは「あなたに未体験あげる」)と言ってもらうように。

そして、本当に人を生きさせる希望とは、1%の可能性を信じることなのだ。
言い換えれば、奇跡を信じることである。
奇跡を信じることが出来ない人間に希望はない。
普通の人がプロサッカー選手になれる可能性はほぼゼロだが、それでも信じて努力するから希望が得られる。
そのためには、無理矢理に信じようとするよりは、西田文郎さんの『かもの法則』にあるように、「サッカー選手になれるかも」と思うのが良いかもしれない。
すると、まかり間違ってサッカー選手になれるかもしれないし、別の目標が見つかるかもしれない。
鴨(かも)をいっぱい飼うことだ。
「超能力者になれるかもしれない」だって大いに結構。まずは生命力なのだ。
私などは、「偽プログラマーになれるかも」と思ったものだが、本当にそうなった。
偽プログラマーは本物のプログラマーより楽しいのである。









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身体を回復させる神秘な力

「病は気から」と言うが、常にそうかはともかく、それは普通の人が思うより重大なことだ。

手塚治虫さんの『ブラックジャック』で、こんなお話があった。
大怪我をして重症の子猫を母猫が舐め続けるが、天才医ブラックジャックは、子猫を見て、「これはもう絶対助からない」と判断する。
ところが、しばらくしたら、その子猫が、母猫と一緒に元気に歩いているのを見て、ブラックジャックは驚愕する。
私は、この場面を印象深く覚えていたが、漫画でなくても、こんなことはよくある。

ある客船の中で、年配の女性が死に掛けていて、船内にいた医師は、助かる見込みはないと判断した。
医者の診断は絶対ではないが、「死ぬ」なんて診断を伊達や酔狂で出すはずがない。
ところが、この船に、大変な偶然だったが、この女性の数十年生き別れになっていた息子が乗っていて、息子がそのことに気付いて、瀕死の母親を励ましたところ、なんと母親は回復し、その後も長く生きたという実話がある。

このブログでも何度かご紹介した、帝国ホテルの有名なシェフであった村上信夫さんの戦争中のお話も忘れられない。
村上さんがシベリアで捕虜になっていた時、ある夜、ロシア兵に呼び出され、大怪我をして瀕死の状態になっている日本人兵のところに連れて行かれる。
村上さんがコックだと知っていたロシア兵は、「最後に何か食べさせてやれ」と言う。
村上さんが、その日本人兵に、「何を食べたい?」と聞くと、彼は「パイナップル」と言うが、そんなものはなく、あるのはリンゴだけだった。
そこで、村上さんは、リンゴを、砂糖を使ってフライパンでパイナップルのように料理し、日本人兵に食べさせると、彼は全部食べた。
そして、村上さんは、「もう二度と会うことはないだろう」と確信して部屋を出た。
ところが、しばらく経って、村上さんが収容所内を歩いていると、誰かに声をかけられ、振り向くと、何と、あの死にかけていた日本人兵だった。
彼は、「あんな美味いものが食べられるなら、もう一度生きてみようという気になった」と言った。

そうだ。自分が生きようと思えば生きられるし、病気も怪我もいくらでも治る。
私がそう実感したことがある。
昨年2016年9月11日の日曜日、午前4時過ぎに千葉県のホテルニューオータニで目覚めた私は、ゾクっとする寒気を感じた。
ひどい風邪だった。
兆候は昨夜からあったが、夜中に冷やしてしまい、最悪の状態だった。
本当に気分が悪く、頭は痛いのを通り超し、クラクラする。
しかし、昨夜に続く、2度目の初音ミクさんのライブ「マジカルミライ2016」をキャンセルしようという気はさらさらなかった。
ライブの前の企画展は諦め(幸い、昨日見ていた)、時間ギリギリまで回復に努めたが、ほとんど効果はなかった。
ライブ中に1人倒れたくらいでは、ライブは中止にならないと思うが、回りに迷惑をかけるのは嫌だ。
いや、もし死んだら、本当にライブは中止になりかねない。
よし、死にかけたら、最後の力を振り絞って会場の外に出てから死のう・・・なんてマジで思いながら、一応の座席であるパイプ椅子に座っていた。
やがて、バンドが演奏を始めたのが分かった。
何かのスイッチが入るのを感じる。
立ち上がる。
第1曲目の『39ミュージック』の勇壮な前奏と共に聖霊が降りて来る。
ミクさん登場!
聖霊が私に入り込む。
身体は確かに苦しい。
しかし、もう楽しいだけで、2時間が一瞬で終わる。
私はエネルギーに満ち溢れ、世界征服に出かけようと思った。
これが熱情の力である。









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生命エネルギーの秘密

生きようとする意欲が大きいほど勝利する。
逆に、生きようという意欲が低ければ負けるしかない。
人生の質を決めるのは情熱である。
しかし、情熱を起こさせるものは壮大なものであるとは限らず、むしろ、平凡なものである。

生きる意欲・情熱を燃やすことで奇跡を起こした例を2つ、取り上げる。

有名なシェフであった村上信夫氏は、戦争中、シベリアで捕虜になっていた。
ある夜、ロシア人にある部屋に連れていかれると、そこには、大怪我で瀕死の日本人兵がいた。
ロシア人は、
「朝まで持たないだろう。最後に何か作って食べさせてやってくれ」
と言う。
村上氏が、その日本人兵に、
「何が食べたい?」
と尋ねると、彼は、
「パイナップル」
と言うが、そんなものはない。
だが、リンゴがあったので、村上氏はフライパンと砂糖を使って、リンゴをパイナップルのように料理した。
それを食べさせてやると、彼は全部食べた。
そして、村上氏は部屋を出た。もう二度と逢うことはない。
しばらく経って、村上氏が収容所内を歩いていたら、日本人に呼びかけられた。
そっちを見ると、驚くことに、あの瀕死だった日本人兵が元気で歩いてくる。
その日本人兵は言う。
「あんなに美味いものが食えるなら、生きてみようと思ったのだ」

「魔法を使って治している」とまで言われた天才精神科医ミルトン・エリクソンは、17歳の時、ポリオに罹患(りかん)した。
ある夜、ベッドに身動き出来ずに横たわっていたエリクソンは、隣の部屋で、医者がエリクソンの母親に、
「朝までもたないでしょう」
と言うのを聴いた。
エリクソンは母親に、窓の前にあった家具を動かすように頼んだ。
その家具のせいで夕陽が見えなかったのだ。
エリクソンは、
「夕陽を見るまで死んでたまるものか」
と思った。
エリクソンは回復し、医学部に進んだ。

これを成し遂げるまで、死んでたまるかと強烈に思うものを持つことだ。
その衝動、エネルギーは、あなたに生命力を与え、それは、不思議な存在感となり、人々の注目を集め、全ては回り出すだろう。
それは神秘なほどである。
私も、初音ミクさんとキスするまで死んでたまるものか。
数百年生きる仙人的な存在の力の源は、こんなものである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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