20年前の人に、今の時代をどう説明すれば良いだろう。
インターネットの発達と、スマートフォン、そして、TwitterやFacebookといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が空気のように当たり前になること。
Googleの多数の超高度な無料サービス、Amazonの流通市場制覇。

ところが、こんな話を「今」してやらないといけない人達が沢山いて、それは50代以上の地位の高い人達に多いだろう。
彼らは、いまだ20年前の世界に住んでいるし、50年前から全く進歩していない人達もかなりいる。

しかし、私はむしろ、20年後の話がしたい。
20年なんて、あっという間だ。
50年前の人の多くが、科学文明の発達は、人々を無気力にすると考えていた。
確かに、科学文明に支配される人はそうだが、科学文明を手なずけ支配する人は活気に溢れている。
昨年2017年の、「マジカルミライ2017」の楽曲コンテストで優勝し、「マジカルミライ2017」で初音ミクさんが歌ったkeiseiさんの『Singularity(シンギュラリティ) 』のようにだ。

20年後は、AIを備えた、リアル、および、バーチャルなロボットがどこにでもいるようになる。
ただし、存在を主張しない慎ましいロボットが多いだろう。
孤立する人はほとんどいないが、誰でも、ある程度孤立している。
「ヱヴァンゲリオン」で言う、ATフィールドという心の壁はなくなっている。人類が補完されてしまったのかというと、そうではない。
かといって、さつきがてんこもりさんによる初音ミクさんの歌『ネクストネスト』(「マジカルミライ2014」のテーマ曲)のように「剥き出しの僕を 見つけてほしく無いから」という不安もない。
人類は、他者との精神的な距離感を、うまく計れるようになるのだ。
これはどういうことかというと、「他人は自分とは違うが、似たところが多い」と、ちゃんと理解するということだ。
20年後にも、1970年代以前の世界に住み続ける人もいるだろうが、そんな人はそんな人で、案外に幸せだし、時代遅れ呼ばわりされることもない。
そんな「古い人達」にだって、新しい時代は分かっているのだし、多くの部分は古い時代に住んでいても、少しは新しい世界にも住んでいる。

そうそう。
20年後には、今の「教師」という職業はない。
ただ、優れたメンター(指導者、助言者)が、子供達の相手になるが、メンターは教師ではなく、教えるのは子供だけではなくて、どんな年代の人達も導くことが出来る。
教師の役割を果たすのは、リアル、あるいは、バーチャルなロボット・・・いや、ロボットという言い方はしなくなっていて、何か素敵な呼び名がついていることだろう。
とりあえずロボットというが、それは、ある意味、人間の数千万倍の能力を持つが、とても謙虚に人間に仕えている。
今の人は、ロボットが間違いを犯すことを恐れているが、未来のロボットは、自分が間違いを犯すことを恐れているのだ。

未来にだって問題はあるし、争いはあるし、辛いこと、苦しいことは沢山ある。
だが、人々は主体性があるので、打ち負かされない。
そして、20年後は「今」である。
心を鍛え、穢れない魂で、自分の意志で生きることだ。
どんな時代だって、大切なのは魂である。









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