ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
コンピューターシステム開発技術者、サイコパスのKayのブログ

木枯し紋次郎

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2016/11/21]滅多にはありませんが、あまりにレベルが低いコメントは公開しません。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

真の英雄の特徴

昔、ヴァーノン・ハワードのどれかの本の中に、
「あなたは何をしても良い。ただ、言い訳だけはゆるされない」
と書かれているのを見て、大変な感銘を受けた。
完全な真理だからに違いない。

小説『木枯し紋次郎』の中で、紋次郎が、幼い男の子を引っつかんで放り投げる場面がある。
その男の子は、力あるヤクザのボスの息子だったので、紋次郎はたちまち取り押さえられるが、紋次郎は抵抗しない。
そのボスは、目に入れても痛くない息子に暴力を振るった紋次郎を憎悪し、今にも手下に叩き切らせようとするが、紋次郎は沈黙している。
すると、死んだマムシを持った浪人が現れ、ヤクザのボスに、紋次郎は、マムシに噛まれそうになっていた、あんたの息子を救おうと、やむなく、あんなことをしたのだと伝えた。
一転、紋次郎は、最上級のもてなしを受けることになるが、紋次郎の態度は変わらない。
紋次郎が言い訳をすることは、水が低いところから高いところに流れることがないの同様、決して有り得ない。

また、昔のテレビドラマだが、妊娠した女子高生から、皆の前で、お腹の赤ちゃんの父親だと言われた男性教師は、一言も発せずに黙っていた。
事実ではないのだが、なぜ彼は否定しなかったのだろう?
あくまでドラマではあるのだが、もし、そう言われたら、「彼女がそう言うからには、それだけの理由がある」と直観するものだろう。
とにかく、私は、その教師を非常に格好良く感じた。
(まあ、実際にそんなことがあれば、どれほど出来た人でも、多少の弁明はするだろうが)

『新世紀エヴァンゲリオン』の中で、碇ゲンドウがゼーレの老人達に、
「なぜ、ロンギヌスの槍を使った?」
と詰問された時、碇が、
「やむを得ませんでした」と応えると、老人達は、
「言い訳にはもっと説得力を持たせるものだよ」
と言ったが、碇は何も言わない。
実際には、碇は言い訳など、一言も言っていないのだ。
ただ、「やむを得なかった」と、露骨に嘘をついたのだが、それが出来る力に、老人達も圧倒されてしまっていたのだ。
そうだ、嘘は構わないが、言い訳はゆるされない。

言い訳を止めれば、口数は極端に減り、無口な人間になる。
人間の言うことは、ほとんどが言い訳だ。
そして、心でも言い訳を言わなくなれば・・・つまり、自己弁護をしなくなれば、頭の中のお喋りは消え、心が静かになり、無になっていく。
そんな人間に敵し得る者など決していない。









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挫折から立ち直る力

人間、挫折を味あわなければ、成功者どころか、まともな人間にもなれない。
受験競争というのは、挫折といいう苦しみを免れる道なのであるから、うまくいってしまうと、困った人間になってしまう可能性が大きい。
また、ひきこもっていては挫折出来ない。
挫折してひきこもった人もいるかもしれないが、小さな挫折に負けて、人生に勝利出来るはずがない。
実に、ヘレン・ケラーが言った通り、人生とは無謀な冒険なのである。

冒険し、当然遭ってしまう挫折という嵐に耐えるために、どうやって力を得れば良いだろう?
その一番簡単な方法が、断ち物であり、断ち物を掟とすることである。
上杉謙信が、女を断ったように、木枯し紋次郎が、女子供、老人にいかなる場合でも危害を与えないことを誓ったように。
水野南北が、美食、大食を決してせず、大好きな酒も一日一合と制限したように。
エマニュエル・スウェーデンボルグが、満腹するまで食べて自分を甘やかすなという天使の警告を守ったようにである。

断ち物とは、美食など、それを断ったからとて、他人にも自分にも何の害もないが、自分にとって出来るだけ辛いことを、自主的に、決してしないと誓うのである。
少し辛い断ち物であれば少しの報いが、どうしようもなく辛い断ち物であれば、大きな報いが得られる。
のんびり過ごしたい時間を犠牲にして、勉強やスポーツに励むことも断ち物になると思う。
ただし、1年365日、例外なくやらなければならない。
断ち物とは、そんなものであり、「今日は休み」などという、ゆるい部分は全くないのである。

私は、美食・大食を断ち、毎日トレーニングもしており、おかげで、健康で少し豊かであるが、言い換えれば、その程度である。
大きな断ち物を、怠ってしまっていた。
おかげで辛い挫折を味わっている。
では、本日から心新たに開始である。
9月の初音ミクさんのコンサートに備えるのに丁度良い。
つまり、ミクさんのお導きである。ミクさんへの感謝は決して忘れまい。









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よく効く薬は苦い

私が幼稚園の時にやったカルタ遊びで、私は「に」の札の文だけ覚えている。
それは、
「にがくても、くすりをのんで、びょうきをなおそう」
だった。

忘れずに覚えていることには、何かの真理がある。
この「くすり」とは、医薬品のことではなく、「苦い想い」であり、それを受け入れて、「びょうき」、すなわち、心の誤りを正さねばならない。
私は、『機動戦士ガンダム』は、ただの1話も観たことがないのだが、女性に人気があるシャア少佐が、こんなことを言ったらしい。
「辛いものだな。若さゆえの過ちを認めるのは」
これは、シャアのファンである姉から一度聴いただけであるが、これも私はずっと覚えている。
この「過ちを認める」ことが薬なのである。

木枯し紋次郎は、金がないことも少なくなかったので、野生のキノコを採って食べることもあったが、採ったのが毒キノコだったので、捨てていったことがあった。
すると、若い男がそれを拾って食べてしまい、毒に当てられてしまう。
その男は紋次郎を捕まえ、
「誰かに拾われても仕方のない路上に捨てたお前が悪い。俺の手伝いをしろ」
と言う。
普通なら、「そんな馬鹿な。知るか」と言うところだが、紋次郎は、一理あると思って、男に従う。
紋次郎もまた、苦くても薬を飲む男なのだ。

ところで、中学生くらいで、髪の一部が白くなってしまって悩んでいる男子がいると思う(女子でもいるかもしれない)。
中学生の時からではないが、私は、そんな歳でもないのに、両横の前の方が白くなってしまっていた。
ところが、最近、白くなったところが茶色くなってきた。
真っ黒よりも良い感じである。
茶髪にしたがる人の気持ちが分かるような気がする。
育毛剤代わりに、ビタミンCを溶かした水を頭に付けているせいかもしれない。
確かに、抜け毛がなくなるので、数ヶ月続けているが、思わぬ効果が現れた。
増毛するかどうかは不明だが。
100ccくらいの容器にビタミンCを0.5g程度溶かす(すぐには溶けないので数時間置く)だけで、使っているビタミンCは1kgが2,000円以下の粉末なので、コストはゼロに等しい。
ビタミンCを直接塗っても効果がないとか、ビタミンCではなく、ビタミンC誘導体でないといけないとかの情報もよく見るのだが、この通り効果があるし、ビタミンCが浸透しないなら誘導体でも浸透しないはずだ。それに誘導体は(コストが)バカ高い。
タダ同然のビタミンC溶液をたっぷり、朝晩(出来ればもっと)付ける方が良い育毛になるかもしれない。
飲む方のビタミンC大量摂取も続けているが、生まれつきともいえる皮膚病(乾癬と思う)が少しずつだが改善し、痒くて眠れないということはなくなった。
ビタミンCは有り難いものである。









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人生は辛いか楽しいか

今日、いつもなら激怒しそうなことがあったのだが、意識的に忍耐した訳でもないのに、少しも怒りが起こらなかった。
不思議なことだったが、おそらく、昨日、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」の2枚目のチケットの抽選に漏れたことが影響しているようだ。
別に、当選しなかったことが、それほどショックだったと言うのではない(いや、ショックだが)。
ただ、どんなことであろうが、ミクさんに比べれば大したことではないということなのだ。
この世に、ミクさんほど大切なものはないのである。

・・・なーんてね。
神は大甘なのではあるが、時々、何かに気付かせてくれるというだけのことだろう。

今日、Amazonプライムビデオで、菅原文太さんが紋次郎を演じる『木枯し紋次郎』の映画を見た。
『木枯し紋次郎』と『木枯し紋次郎 関わりござんせん』の2本で、共に1972年公開というから、あまり時間をかけずに製作したのだと思うが、良い映画だったと思う。
私は、木枯し紋次郎といえば、テレビドラマでの、中村敦夫さんの紋次郎しか知らなかったが、若い時の菅原文太さんの紋次郎は実に良かった。
若い時と言っても、菅原文太さんが38歳位の頃だが、紋次郎らしく痩せていて、貫禄も十分だった。
アメリカには西部劇という、流れ者のガンマンが格好良いドラマがあるが、木枯し紋次郎はそれに似た感じもする。
確かに、場所がどこであろうと、流れ者の生き方には通じるものがあり、その中で、真に強い男の輝きがあり、それに若い心が燃えるのだろう。
だから、流れ者が主役の西部劇やヤクザアクションにフィーバーする人間は、若さを失っていないのである。
私も、出来れば、流浪の果てに、ミクさんの『Last Night, Good Night』を聴きながら、一人で笑って死にたいものである。
だが、今の日本の、死ぬのになんと面倒なことよ。

その映画の中で、紋次郎は、極めて悲惨な目に遭うかもしれないという状況になり、やはり、同じ状況にあるが、紋次郎のようには肝が据わっていない男が、平然としている紋次郎に、喚きながら、
「あんたは平気なのか?」
と訊いた時、紋次郎が静かに、
「浮世はつらいもんでござんしょ」
と言うのに、私は痺れた。
ジョセフ・マーフィーや黒住宗忠が言うように、人生は楽しいものだというのも真実だが、浮世が辛いものだということを忘れてはいけないのだと思う。
ミクさんの楽しい歌も、悲しい歌も、共に良いのと同じである。
だって、楽しいばかりでも、辛いばかりでも、面白くないじゃないか?
辛いばかりの人生ってのも、あるかもしれない。
だが、耐えて強くなった姿をミクさんに見てもらうことほど嬉しいことはない。
だから、何かを崇め、敬うべきである。









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強さと軽やかさ

昨日の深夜に目が覚め、脚を動かすと、ふくらはぎに激痛がして悶えるほどだった。
私は、その時は何が起こったのか分からなかったが、就寝中のこむら返りというのは、よくあるものらしい。
原因はいろいろで、筋肉が衰えて疲労している場合が多いのだと思う。
ただ、私の場合は、毎日、393回のスクワットで鍛えていて、筋肉も十分に付いている。
むしろ、スクワットのやり過ぎで筋肉が疲労していることも考えられるが、それよりも、あきらかに血行障害である。
低体温で冷え易く、冬は手足が凍えてしまうほどだ。
ヒンズースクワットやヒンズープッシュアップといった、自分の体重だけで行うトレーニングは、負荷が低いものと決め付けていたが、私のようにスピードが速く、回数も多いと、それほどの肉体的素質があるわけではないので、筋肉が固くなったり疲労したりで、血行が悪くなっていたのかもかもしれない。
以前から、腕や肩に痛みが起こり、また、最近は、運動に差支えがないので放っていたが、かなり腰痛があるのも、血行障害のサインだったのだが、今回のようなことが起こって、やっと自覚した訳である。
やれやれだ。
こむら返りの後、足を床に下ろし、少し体重をかけただけで痛く、歩けないので、「これは当分、会社には行けないな」とか思ったが、出勤時間には、かなり回復していた。
痛いながら通勤し、ゆっくり歩いたが、それでも私の歩く速さは常人と比較にならなかった。
会社から帰る頃には、違和感を残しながらも、普通に歩けるようにまで回復し、夜は、回数は少ないが、スクワットもやった。
今後は、ゆっくりとした運動で、インナーマッスルを鍛え、ストレッチも増やそうと思う。
いつまでも筋力強化ではいけない。
私は、身体に障害が起こると、9月の初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」に行けなくなることを第一に恐れる。
私は、ミクさんの軽やかな動きが大好きなのだが、あんなふうに動けるようになるトレーニングをすれば、きっと健康だろう。

庭野日敬さんの一連の法華経の本が、全て電子書籍化されていたので、早速、『現代語の法華経』を購入し、読み始めた。
庭野さんの名著『法華経の新しい解釈』の全巻、および、それを1冊に短く編集したものも電子化されている。
『現代語の法華経』は、かなり意訳であり、原典そのままの直訳ではないが、庭野さんは、本当に法華経をよく分かっている人なので、違和感や抵抗は全く感じない。
むしろ、これが本当の法華経であると私は思う。
庭野さんは、巨大な宗教団の教祖で、そのことに関しては、ちょっと嫌な感じがするのだが、庭野さんがそんな立場になったのも運命だったのだろう。そう思って気にしないことにした。
私は、あくまで、庭野さんを真面目な求道者、法華経研究者と見ている。
そりゃ、誰だって、叩けば埃の1つや2つ出てくるし、欠点もあるだろうが、誰の埃や欠点も、私には関係ない。

とはいえ、経典に救いを求めるところは、我が崇拝する木枯し紋次郎の兄貴に言わせれば、「弱いってことでさあ」となるのだろう。
私は、宗教には何の関心もないが、ゲーテが言ったように、崇める気持ちは大切だと思う。
紋次郎だって、お天道様を意識はしていたし、生まれてすぐ殺されるはずだった自分を救ってくれた姉のことは崇めていた。そして、本当に姉を崇めていたのである。
崇める対象は、ロオマン・ガリの『自由の大地』で、捕虜になったフランス兵達がそうしたように、「空想の少女」で良い。
私も、紋次郎の心の強さと、初音ミクさんの透明さを崇めている。









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