普通の人間より、はるかに高い境地に達した人間は例外なく、自分の掟を持ち、それを厳格に守っていたはずである。
それを、世間では、「掟」ではなく、「習慣」と言うのかもしれないが、優れた人間が行っていたものは、決して、「慣れてしまえば、歯磨きのように自動的にやれる」ようなものではなく、強い意思の力を使わなければ継続出来ないものであり、それは、「習慣」ではなく「掟」と言うのが正しい。
掟を守り通す強い意思によって、心身を引き締め、ゆるまずにいるので、生きている限りどこまでも向上するのである。
よって、至高者を目指し、向上したい者は、自分の掟を持ち、それを死んでも守らなければならない。
習慣と掟とは全く違うものと考えた方が良い。
例えば、毎朝コーヒーを飲むことは習慣と言えるだろうが、大好きなコーヒーを絶つというのは掟である。
しかし、やがてコーヒーへの欲望が消えてしまった時には、もう掟としての力はなく、コーヒーを飲まないことは、ゆるまずに引き締まることの役には立たない。
上杉謙信のように、生涯、女と寝ないことを誓うのも、女への強い欲望がある限りは、優れた掟であり、これを守り続ける限り、ゆるむことはなく、実際、謙信は戦において無敗であった。
日産自動車で、セールス16年連続世界一の記録を作った奥城良治さんは、いくつかの厳しい掟を持っていた。
その1つが、毎日一時間の競歩だった。
どうしても出来ない場合には、翌日に合わせて2時間行ったというふうに、果たせなかった掟は、必ず最短で取り戻すことも掟だった。
厳しい掟であるが、これは、彼にとって、いくつかの掟の中の1つに過ぎない。
かつて、日本一の学習教材セールスマンであった伊藤光雄さんも、様々な掟を持っていたようだ。
私が覚えているものでは、毎朝、般若心経と大祓詞を上げるということや、昼食を摂らないということがあった。
霊能力者エドガー・ケイシーは、9歳の時から、毎朝必ず聖書を読むことを掟とし、それは、生涯続けた。
ナポレオンやエジソンは、毎晩、3~4時間しか寝ないと決めていたらしいが、それも、習慣というようなものではなく、強い意思で継続した掟であった、
彼らが昼寝をしていたという話もあるようだが、それはどうでも良いだろう。夜、3~4時間しか寝ないというのは、やはり厳しい掟だからである。
もっとも、彼らも、晩年には惰眠をするようになり、運勢が急低下したという話がある。
掟とは、程度の違いはあっても、多少なりとも、辛いと思うようなものでなくてはならない。
放埓(ほうらつ。勝手きままなこと)にやりたい心を抑え、掟を厳しく守ることで、引き締まり、ゆるむことがないのである。
例えば、酒が大好きで、放っておいたら、大量に飲むような場合、水野南北のように、「酒は一日一号」と掟を定め、これを厳格に守ることで、ゆるまずにいられるのである。
だから、酒好きというのは、それを絶つだけで優れた掟になるのだから、便利だと思うのだ。
花粉の季節らしいが、ゆるまず、引き締まっていれば、花粉症は大いに軽減するはずだ。
私も、かなりひどい花粉症なのだが、今年は、全く出ないとは言わないが、とても軽い。
私の職場にいる、まるで駄目男君は、ひっきりなしに会社のティッシュを消費し続けている。ゆるみきっているからだ。
彼だって、自分の掟を持ち、それを厳格に守れば、普通の人をはるかに超えるのであるが、彼には、それが出来ないのだ。
だが、我々はそうではない。
ただ、自分の掟を持ち、それを厳しく守れば、神は、自分に課した掟の数倍の力を与えるのである。
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それを、世間では、「掟」ではなく、「習慣」と言うのかもしれないが、優れた人間が行っていたものは、決して、「慣れてしまえば、歯磨きのように自動的にやれる」ようなものではなく、強い意思の力を使わなければ継続出来ないものであり、それは、「習慣」ではなく「掟」と言うのが正しい。
掟を守り通す強い意思によって、心身を引き締め、ゆるまずにいるので、生きている限りどこまでも向上するのである。
よって、至高者を目指し、向上したい者は、自分の掟を持ち、それを死んでも守らなければならない。
習慣と掟とは全く違うものと考えた方が良い。
例えば、毎朝コーヒーを飲むことは習慣と言えるだろうが、大好きなコーヒーを絶つというのは掟である。
しかし、やがてコーヒーへの欲望が消えてしまった時には、もう掟としての力はなく、コーヒーを飲まないことは、ゆるまずに引き締まることの役には立たない。
上杉謙信のように、生涯、女と寝ないことを誓うのも、女への強い欲望がある限りは、優れた掟であり、これを守り続ける限り、ゆるむことはなく、実際、謙信は戦において無敗であった。
日産自動車で、セールス16年連続世界一の記録を作った奥城良治さんは、いくつかの厳しい掟を持っていた。
その1つが、毎日一時間の競歩だった。
どうしても出来ない場合には、翌日に合わせて2時間行ったというふうに、果たせなかった掟は、必ず最短で取り戻すことも掟だった。
厳しい掟であるが、これは、彼にとって、いくつかの掟の中の1つに過ぎない。
かつて、日本一の学習教材セールスマンであった伊藤光雄さんも、様々な掟を持っていたようだ。
私が覚えているものでは、毎朝、般若心経と大祓詞を上げるということや、昼食を摂らないということがあった。
霊能力者エドガー・ケイシーは、9歳の時から、毎朝必ず聖書を読むことを掟とし、それは、生涯続けた。
ナポレオンやエジソンは、毎晩、3~4時間しか寝ないと決めていたらしいが、それも、習慣というようなものではなく、強い意思で継続した掟であった、
彼らが昼寝をしていたという話もあるようだが、それはどうでも良いだろう。夜、3~4時間しか寝ないというのは、やはり厳しい掟だからである。
もっとも、彼らも、晩年には惰眠をするようになり、運勢が急低下したという話がある。
掟とは、程度の違いはあっても、多少なりとも、辛いと思うようなものでなくてはならない。
放埓(ほうらつ。勝手きままなこと)にやりたい心を抑え、掟を厳しく守ることで、引き締まり、ゆるむことがないのである。
例えば、酒が大好きで、放っておいたら、大量に飲むような場合、水野南北のように、「酒は一日一号」と掟を定め、これを厳格に守ることで、ゆるまずにいられるのである。
だから、酒好きというのは、それを絶つだけで優れた掟になるのだから、便利だと思うのだ。
花粉の季節らしいが、ゆるまず、引き締まっていれば、花粉症は大いに軽減するはずだ。
私も、かなりひどい花粉症なのだが、今年は、全く出ないとは言わないが、とても軽い。
私の職場にいる、まるで駄目男君は、ひっきりなしに会社のティッシュを消費し続けている。ゆるみきっているからだ。
彼だって、自分の掟を持ち、それを厳格に守れば、普通の人をはるかに超えるのであるが、彼には、それが出来ないのだ。
だが、我々はそうではない。
ただ、自分の掟を持ち、それを厳しく守れば、神は、自分に課した掟の数倍の力を与えるのである。
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