私は中学3年生の時、吉行淳之介の『不作法のすすめ』を読み、その中に、「紳士というのは、思い出したら首がきゅっとすくむことがあるはずだ」といったことが書かれているのを見て、非常に共感したことを憶えている。
私は、「そうか、私は中学生にして紳士なのか」と大誤解をしたのだが(笑)、そもそも、思い出して首がきゅっとすくむことがない人間などいまい。

首がきゅっとすくむというのは、恥ずかしい失敗や後悔によってだと思う。
そして、恥ずかしい失敗や後悔のない人間などいない。
だが、首がきゅっとすくむ程度なら良いが、これが深刻な後悔・・・悔恨になると問題だ。
宮本武蔵は、「吾、ことにおいて後悔せず」と、「俺には後悔なんてない」みたいなことを言っているが、本当にそうなら大したものだ。
「いや、武蔵は単に超鈍感なんじゃないか?」と思うかもしれないが、きっと武蔵は、後悔自体は沢山あるが、それを克服したのだ。
そして、我々も、後悔を克服すれば、せき止められていたエネルギーが解放され、能力は打ち上げ花火のごとく向上する。
そうなれば、我々も宮本武蔵になれるのだ。

ところで、首がきゅっとすくむ程度の後悔も克服すれば、それなりのエネルギーが解放され、強くなる。
「いや、恥ずかしいと思って後悔し続けている方が可愛いんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれないが、それは違う。
人間は進歩向上すれば、過去の失敗は悔やまないものである。
そして、後悔を解消すれば、本来の力を取り戻せるのである。

あなただって、「あのこと」を、もう後悔したくはあるまい。
そして、それは出来る。
宮本武蔵になりたまえ。
宮本武蔵は本物の剣士ではなかったという説もある。
それは本当かもしれないと思う。
しかし、だからこそ凄いのだ。
まともに剣の修行をした訳でもなく、我流であったにかかわらず、本格派の剣士と喧嘩して勝てたのは、やはり、心が強かったからだし、それは、後悔を解消してエネルギーを高めていたからだ。

やり方はこうだ。
武蔵は、実際は後悔はあったが、一切言い訳をせず、後悔に伴う苦痛の感情に耐え続けたのだ。
後悔だけでなく、怒り、恨み、屈辱などの負の感情は、胸の痛みとして現れる。
武蔵は、その胸の痛みに黙って耐えた。
この「黙って耐える」ことが肝心だ。
口だけでなく、心も沈黙して耐える・・・つまり、一切考えないのだ。
頭を一切働かせず・・・つまり、頭の中で一切のおしゃべりをせず、胸の痛みを痛むままにしておけば、それはやがて消える。
胸の痛みというものは、脳を経由してエネルギー補給しないと燃え尽きてしまうからだ。
痛みを大きくするエネルギーは、実は大きなもので、そのエネルギーをそんな無駄なことに使わず、自分のものにしなければならない。

後悔の思い出、屈辱の思い出、辛い思い出など、胸が痛む記憶1つ1つに対してそれ(黙って耐える)をやれば、エネルギーは自分のところに入り続け、無限に大きくなり、やがてあなたは無敵になる。
さらに超人に進歩したければ、辛い思い出だけでなく、快楽、歓喜、有頂天などの感情に対しても行うことだ。それらも、正体は後悔と変わらない。だが、それがなかなか分からない。だから超人は滅多にいない。
だが、人間としては、後悔を克服すれば合格なのである。













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